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貯金1000万円以下でも老後は乗り切れる!(all about あるじゃん編集部 2018/12/26)~1000万円では、厳しいリタイア生活が待っている。

2018年12月29日 | ネット・ニュースなど

貯金1000万円以下でも老後は乗り切れる!(all about あるじゃん編集部 2018/12/26)~1000万円では、厳しいリタイア生活が待っている。人には、娯楽、趣味が必要。娯楽、趣味には、資金がいる。人は、食べて、生きているだけで満足とならない。欲望がある。

 

 

 

老後の生活をコンパクトにすることで1000万円以下でも乗り切れる

“老後資金は、最低でも3000万円必要”――。そんな定説が語られていますが、必要な額は人によってさまざま。老後を考えるには、まず自分にとっての必要額をざっくり見積もることが大事です。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに、シンプルな見積もり方法から「老後破産」を防ぐスキルまで、老後の描き方を指南してもらいます。

 

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――著書『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』では、“老後の生活をコンパクトにすることで1000万円以下でも乗り切れる”と書かれていらっしゃいます。例えば、どのような方法が有効なのでしょうか?

畠中さん:1000万円以下の貯金で過ごすには、赤字額を年間で20~30万円くらいに収めることで目途が立てられます。とはいえ、単に目先の節約だけでは限界があるケースも少なくありません。その場合は、大きなところから変えることです。例えば、リタイアした時点で、現在の住まいを売ってコンパクトなところに住み替えることを検討する。それにより、固定資産税や光熱費なども下げられる可能性が出てきます。賃貸住まいなら、住宅コストの安いところに引っ越すことです。

――ただ、日本人は“持ち家信仰”も根強く、家を手放すことに抵抗感がある人が非常に多いですが……。

畠中さん:終の棲家と思って長年ローンを払ってきたという人は多いでしょうが、老後資金が少ないならそれなりの生活を考えなくてはいけません。そのためには、どれだけ「こだわりをなくせるか」が、ポイントです。一度買った家に一生ずっと住み続けることにこだわると、プランの自由度がなくなる。大きなところを変えるという柔軟性が大切です。車もコストの少ない軽自動車に乗り換えるとか、公共機関が発達している場所であれば思いきって車を手放す。最近では、カーシェアリングの展開もだいぶ広範囲に広がりました。家庭にとって大部分を占める家や車の使い方を変えることで、仮に年5万円ぐらいを減らせれば、それだけでも30年間で150万円の節約になります。

なかには間違った節約に走る方もいます。老後こそ健康な体作りが大事なのに、食生活を工夫せずに食費を削ろうとする。栄養価が高く、バランスのよい食生活をおくって健康寿命を延ばすことは、医療費を抑えることにもつながります。食材を無駄なく使いきれるようにストックや冷凍の技を取得するなど、健康につながるものは質を下げずに工夫で乗り切ること。家計簿の数字が減る=良い家計ではありません。

――逆に、“やってはいけないこと”はなんでしょうか?

畠中さん:老後資金が少ない50代以降の人が、焦ってアグレッシブな運用に走るケースがありますが、これはおススメしません。投資は自分の努力だけではままならないこともあり、時には大きな損失を被る可能性がありますが、50代以降になると失敗した時にリカバリーする時間が少ない。虎の子のお金を運用にあてては、老後が立ち行かなくなってしまいます。それよりもリスクをとらず、「家計改善で支出を減らす」+「働いて収入を増やす」ほうが安全ですし、小さな暮らしを考えるほうが現実的だと思いませんか?

また、生活コストが安く済みそうだと、いきなり田舎暮らしに突入する人もいますが、これも危険。きちんと調べたうえで何度も足を運び、確かめること。田舎暮らしは、地産の野菜などは安いけれど、生活用品やガソリン代は輸送コストがかかって高いケースも。病院も選べません。住み替えで小さな暮らしを考えるなら、ある程度交通網が発達していて、総合病院とスーパーがあるような県庁所在地が無難だと思います。

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教えてくれたのは……

畠中雅子さん

ファイナンシャル・プランナー。大学時代からフリーライターとして活動し、出産後にマネー分野を専門とするライターとなりFP資格を取得。新聞・雑誌・WEBなどに多数の連載やレギュラー執筆を持つとともに、セミナー講師、講演などを行う。「教育資金作り」「生活設計アドバイス」「住宅ローンの賢い借り方、返し方」「オトクな生命保険の入り方と見直し方」などのテーマを得意としている。近著に『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』『50歳からのハッピーリタイア準備』など