カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【広東中華】鳳城酒家(横浜中華街)

2008年12月14日 14時06分22秒 | 中華・ラーメン














久々に横浜中華街を散歩。
関内駅から横浜スタジアムを抜けて延平門からチャイナタウンへ。
関帝廟や色とりどりの牌楼を見たり、お茶を買ったりしながら各料理店を冷やかしながらそぞろ歩きを愉しみます。いつもながらに強い活気と非日常感溢れる混沌を感じさせてくれる街。経済不況に喘ぎ疲弊感強い昨今ですが、ここだけは常に元気です。

そうやって何十軒となく見て回って入ったのがここ『鳳城酒家』です。こじんまりとした店ですが、後から調べたところによると中華街で一番最初に飲茶を出した由緒あるお店なのだとか。しかしこの日は大好物であり最近凝っている担々麺のセットを頼むことに。相方はかた焼そば。これを焼売と杏仁豆腐がついたセットで頼み、さらにご飯ものがないと寂しいからと特選チャーハンも追加。

そうやってぬるめのお茶などを飲んでいると次々と料理が到着。まずお目当ての担々麺ですが、やや量が少なくスープの濃度もかなり薄め。さらにプ~ンと『サッポロ一番』特有の香りまでしてくる始末。<これは期待できないな……>と思って一口啜ってみると、これがビックリ、実に美味しいのです。麺にはしっかりコシがあり、一般的な担々麺より薄めのスープもこの麺とよくマッチしてて絶妙に絡んでくれます。四川料理のお店ではないので辛さは控えめですが、その分、オーセンティックな味でするすると食べられます。

さらに絶品なのが特選チャーハン。プリプリのエビやカニが惜しげもなく入った豪華版チャーハンで、そのパラパラ具合たるやまさに絶妙の一言。相方が頼んだかた焼そばも揚げれらた麺とシャッキリと炒め上げた餡の香りが香ばしく「うまい!」という声が自然と口を吐いてでてしまうほどでした。
そして最後にやってきた焼売。お肉たっぷりで下味もしっかりついているので醤油やカラシが必要ありません。追加注文したいくらい美味しかったです。そうやって無我夢中で食べまくり、気がつけば皿が空。

麺料理とチャーハンというありきたりなメニューですが、それでもこんな美味しい料理が当たり前に出てくるところにあらためて本場中華の底力を見せつけられました。非日常的な活気と熱気、そして煌びやかなネオンの光彩。なかなかに楽しく美味しい終末でした。

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