プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

未来を眺める(8)

2011-11-13 21:32:54 | Weblog
パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)とは、個人情報を管理・活用するための機器のこと。
携帯端末という意味では、携帯電話の高機能化や、スマートフォン、タブレットPCの普及により、PDAの範囲は曖昧になってきている。

PDAといえば日本ではシャープのザウルスシリーズがトップの座を守っていた。
「ザウルス」はアップルコンピュータと手書き認識の研究開発で協力し合い、アップルコンピュータがNewtonを開発。シャープは「ザウルス」を開発した。
また、ウィンドウズCE搭載のモバイル機器や、パームOS機器なども1990年代後半に登場し、PDA市場は活性化した。

エプソンの「ロカティオ」は、1999年に発表。GPS機能、デジカメ、PHSを内蔵している。インターネットへの接続もできるので、Webブラウジングや電子メールもできる。



つまりは、PDAの佇まいとしての、大きな画面やタッチ操作、ペン操作、高機能性といったものは既にこのころからあって、アップル・ニュートン以後、各社がそれぞれ、使い勝手やサイズなどの点においても様々な機器の開発を進めていたようである。

アップル社はPDAから手を引いていたが、2001年に登場した携帯音楽プレーヤーのiPodは、PDAでこそないが、ニュートン以来の事実上の携帯機器への参入である。また、その後のiPhone、iPadへと続く商品群の先鞭であり、iPod touchというものもある以上、ニュートンの末裔といえる。

さらに、iPodのOSで協力したPixo社は、アップルでニュートンの開発に携わっていた2人の技術者が作った会社といわれる。

Pixo社は携帯電話事業者向けのソフトウェアを手掛けていた会社で、2003年に米Sun社に買収されたものの、Pixo社が開発したソフトウェアは、iPodのユーザー・インタフェースの実装に利用されたという。


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