Yahoo!知恵袋より
『地球温暖化の原因は二酸化炭素ということになってますが、・・・』
地球温暖化についての話題は毎日のようにニュースになっているわけだが、どうも二酸化炭素ばかりが悪者にされていることに違和感を感じてしまう。それで、上のYahoo!知恵袋の質問と回答を見つけたわけだ。
さて石油の起源については、まだ有機起源説の他に、無機起源説もあるわけだが、ウィキペディアによれば、有機起源説(生物由来説)のなかで、中生代(いわゆる恐竜時代)には二酸化炭素の濃度が今よりも高く、また気温も高く、植物の光合成は極めて活発で、そのときに出来た植物、藻などの有機物が海底に堆積し石油になったとある。
恐竜時代に堆積した有機物、つまりは炭素を主な成分とする物質を、現在、ひたすら燃やしているため、大気の二酸化炭素濃度が急激に上昇し、2100年には気温が今よりも5℃以上上昇するという予測がされている。いわゆる地球温暖化だ。
温暖化と生物多様性がよく関連付けされるが、地球が温暖化したほうが生物が繁栄しそうな感じもする。
つまりは、あと100年もすれば恐竜時代並みの気温になり、そのうち植物も繁茂し、動物も大型化するんじゃなかろうか。
ただし、今の文明がその時も続いているかどうかはわからないが。
何を言いたいのかというと、今さかんに言われている持続性(sustainable)という考え方は非常に素晴らしいのだが、生物の歴史とは、むしろ適応性(adaptable)の歴史なのだろう。
地球はかつて温暖化し、また寒冷化してきた。そのなかで生物は絶滅と繁栄を繰り返し、今に至っているわけだ。
だから我々が考えるべきことは、いかに持続性を得るか、ということよりも、変化にいかに適応していくか、ということじゃないだろうか。
地球が温暖化することがわかっていて、我々はそれを食い止めようとするだけでいいのだろうか。
気候の変動については、文明の寿命とも関連がありそうである。
かつての文明、黄河文明、インダス文明、エジプト文明、メソポタミア文明の舞台が、今は砂漠化していることが何を物語っているだろうか。
『2012年』という映画もつくられましたが、その前の、『デイアフタートゥモロー』という映画の、温暖化が地球の寒冷化を引き起こすという話が、この冬現実化しましたね。