プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

国会議員選挙の区割り見直しについて

2015-07-31 21:28:22 | Weblog
参議院議員の選挙について、いわゆる「一票の格差」の是正に向けて、このたび県との県の合区を含めた「10増10減」の公職選挙法改正案が、28日の衆議院本会議で可決された。
来夏に行われる次の参院選から適用される見通しだ。

国政選挙において、選挙区の区割りと有権者数、そして選出議員数に地理的な偏りが生じているために、一票の価値に差が生じてしまっていて、これが法の下の平等を示した憲法第14条について違憲状態にあるとの判決が各地の裁判所で下されていたところであった。

一票に格差が生じているのは確かにその通りであり、それは都市部に人口が密集していることのあらわれでもある。衆議院も含め、選挙制度の抜本的な改革が求められているが、それはできていない。
ただ今回の改正案では合区というものが現憲法下で初めて採用されていることが注目されている。

「一票の格差」について、何故問題になるかを考えれば、議員1人あたりに対する有権者の数に、地域的な偏りがあるからでる。
東京のような人口の密集している都市部では、議員1人に対する有権者の数は多く、一方で鳥取や島根のような人口の少ない県では、議員1人に対する有権者の数も少なくなる。
有権者はその一票を投じて国会議員を選び、そのことが参政権の行使につながっているわけだ。
一票の価値に格差が生じているとなれば、それは確かに問題だ。

ただ、ほんとにそうだろうか。
都市部の議員数を増やし、過疎地域の議員数を減らせば、格差は無くなるのだろうか。

一票の格差を無くせば無くすほど、地方の意見というのは国会の中で小さくなってしまうんではないだろうか。そんな不安もある。

そもそも、1人1票の投票権が確保されているわけで、そこに1票の価値の格差の議論をはさむ余地は無いのではなかろうか。1票は1票なのだから。
また、1票に格差が生じているとして、そのことで実際に不利益をこうむった人は果たしているのでしょうか。

国会議員を選出するということは、実質的には地域の代表者を選出するということだと思います。
県同士の合区が進めば、自分の県から代表者を選べないということも起こりうるんではないでしょうか。ですから合区というのも問題がありそうです。

ではどうしたらよいのか。
全国の候補者に投票できるようにしたらいいんです。
そうすれば一票の格差なんて生じないと思うんです。

新国立競技場の周辺

2015-07-19 21:30:56 | Weblog
ついにデザインの見直しが表明された新国立競技場。
これについては、遅きに失したと言うほかないだろう。
もちろん、誰が悪いというわけでも無い。

デザインしたザハ氏にも罪は無いし、コンペで選んだ側にも罪は無い。
ただ、大胆なデザインを現実に建てようとした時に、お金がかかるようになってしまった。それだけである。



オリンピックという、国の威信をかけた一大行事の、象徴ともなるべきメインスタジアムの話である。こんなごたごたが起きるのは、はっきりいって国の恥だ。開催地を一緒に競い合ったほかの候補地にも申し訳が立たない。

国内だけでなく国際問題にもなりかねない、様々な問題が重層的に存在するこの事案だが、個人的には、このザハ氏のデザインを最初に見たときは心躍ったものだ。

この未来的なデザインが本当に現実のものになるんだろうか。いや、日本の国力と技術をもってすれば、不可能ではないだろう。そう思ったものだ。

しかし、実際に設計段階で我々に提示された新国立競技場のイメージ図は、当初のザハ氏のコンセプト図からはかけ離れた、単なる現実的な、ただただ大きいだけの国立競技場の姿だった。




キールアーチという構造のため、建設費がはねあがってしまった。その言い分はわかる。
しかし3000億円もかけてできあがったものが、この程度のデザイン性のものであったなら、それこそ反対意見があがってもおかしくは無い。
当初のザハ氏の未来的なイメージコンセプトは消え失せ、カイガラムシのようなフォルムになってしまった建設計画に、もはや建設続行の価値は無い。

そもそも、神宮外苑という土地の場所性と、歴史を考えてほしい。
小石川後楽園の隣に東京ドームを建ててしまう過ちを、繰り返してほしくは無い。

個人的に言わせてもらえば、3000億円かかってもいいから、どうかザハ氏の当初のイメージ通りに作ってほしい。




MR4 再始動

2015-07-18 21:03:22 | Weblog
しばらく室内で保管(放置)していたGIANTのMR4(初期型)。
引っぱりだしてきて走らせたところ、とりあえず走るものの、タイヤがへたっていて、まっすぐ走らないときたもんだ。

最初についていたタイヤ(KENDA)は既につるつるになっていたから、前後とも交換することに。ついでにチューブとリムテープもamazonで注文。
問題はタイヤ選びだ。

この自転車はスポーツタイプでありながら、折りたたむことができるというシロモノ。タイヤは24インチである。タイヤサイズは24×1であって、これに合うタイヤというと、選択肢がとても狭いのである。

amazonで買えそうなのは、パナレーサーのパセラ(日本製)と、aki world(台湾製)、シュワルベのデュラノ(ドイツ?)くらいか。
aki worldってのはKENDAのOEM製品?らしいから、MR4のほぼ純正タイヤなんだろう。
シュワルベっていうのは値がはるので、ここはパナレーサーにするかな、と思ったら、レビューを見たらどうやらMR4のブレーキに干渉するという噂。

とりあえずaki worldとパナレーサーを一本ずつ注文。
aki worldのタイヤにはKENDAの文字。そしてパナレーサーにはMade in Japanの文字。
Made in Japanなんて今や珍しいな。

リムテープの装着にてこずりつつ、リヤタイヤにパナレーサーをはかせたところ、これがブレーキのパーツといくらかこすれるんだな。
フロントタイヤの方がクリアランスが広いので、パナレーサーをフロントにつけ、aki worldをリヤにもっていくことにする。これで解決。

走らせてみると、ちゃんと真っ直ぐ走り(当たり前か)、大丈夫だ。