プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

じゃがポックル

2007-05-12 09:20:29 | life
北海道限定の、カルビーじゃがポックル
じゃがいもの本来の味を出すというコンセプト的には、ジャガビーと同系統だが、こちらは原料にこだわっており、菓子としては秀逸の部類に入る。
ただいかんせん北海道という地域限定であり、さらに数量も限定されるので入手が難しく、まさにご当地もの、ということになるだろう。

吉野家の牛丼復活

2006-10-30 21:32:35 | life
吉野家:牛丼を12月1日からは毎日全店で扱う…時間限定-企業:MSN毎日インタラクティブ

さて、今月のはじめ、吉野家の牛丼を食べてきたわけだが。
日にち限定での発売ということもあって、時間前には店の前に行列が出来たりもするが、そんなに待たずに食べられる。
おそらくまだ、アメリカ産牛肉というものに警戒をしている人達がいる模様。

2年何ヶ月かぶりになるので、注文の仕方も忘れてしまった。(以前は「並」と「卵」と「みそ汁」を頼んでいた。)
しかし、「並」と言っただけで牛丼が運ばれてくる、この当たり前のことがとても新鮮に感じられる。(吉野家は今でも、「並」というと「豚丼」のことを指す。)

多くの人がブログなどで感想を述べているが、吉野家の牛丼の味が以前といくらか違う、ということが言われる。

まあ、2年以上も牛丼の販売が中止されていたわけだから、もう昔の味なんて忘れてしまっている、ということも言えるかも知れない。

自分に関して言えば、肉のジューシーさが足りないかな、といった感想。
まあ、吉野家の従業員も、久しぶりに牛丼をつくるので、慣れていない、という部分もあるのかと思う。
アメリカ産牛肉が潤沢に手に入ることになれば、吉野家の牛丼も昔の味を取り戻すのだろう。

バイオな話(3)

2006-03-02 21:50:15 | life
独立行政法人 農業生物資源研究所(つくば)では、昨年、組換えイネの第1種使用規定が承認されたことを受け、遺伝子組換えイネの圃場試験を行っています。

これにはスギ花粉症予防効果のあるイネの栽培実験も含まれています。
くらしとバイオニュース(くらしとバイオプラザ21)によれば、昨年6月に行われた「遺伝子組換えイネの田植え等に関する圃場見学会」では、見学者70名程度のうち「30数名は生活クラブ生協関係の方たちで、遺伝子組換え農作物の試験栽培そのものに反対」であり、「播種や田植えの作業を阻止したい」ということでした。

「播種、田植えを行ったそれぞれの圃場で横断幕がかかげられ、作業者が入れないようにスクラムを組んでのぼりを立て、説明する研究者に対して、栽培を中止するように3時間にわたり説得が続いた」ということです。

このように現場はかなり荒れた模様ですが、田植えは行われ、秋には収穫も行われたようです。

もちろん圃場試験に際しては、遺伝子組換え作物を用いた際に、生物多様性影響のおそれがないように、つまり周囲の同種作物との交雑が行われないように、また遺伝子組換え作物が周囲に拡散しないように、細心の注意がはらわれています。

ここでやはり考えなければいけないのは、遺伝子組換え作物の安全性です。
花粉症対策は国家的なプロジェクトである、ということに目をくらまされてはいけません。

日本における遺伝子組換え技術の導入の突破口として、花粉症というものが利用されている、とも考えることができます。


ネオテニー説について(2)

2006-03-01 20:08:20 | life
ネオテニー説の説明でよく引き合いに出されるのが、チンパンジーの子供と、ヒトがとてもよく似ている、ということです。

ヒトの頭蓋骨は、サルに比べて頭がまるく、ひたいがふくらんでいて、顎が小さく、犬歯の発達がなく、平坦な顔で、眼窩上隆起は発達していない。
これはそのまま、チンバンジーの胎児の頭蓋骨の特徴と重なります。

もっとも、大人のサルやゴリラによく似た人間もよく見かけますよね。

人の上に立つ人、リーダーシップを持つ人、人をひきつける人、政治家なんかには、サルに似た人が多いと思いませんか。

今のブッシュ大統領もよく引き合いにだされますね。

Bush or Chimp?

小泉首相はライオンですけどね。

バイオな話(2)

2006-02-28 23:00:47 | life
遺伝子組み換え作物における、遺伝子組み換え技術については、クローン技術と同様に、神の領域に踏み込んだものと言え、実際に消費者団体等からの批判にさらされています。

ただし、遺伝子組み換え技術によって、人間に有用な性質を持った作物が生まれていることは確かであります。

それでは、遺伝子組み換え技術に反対する人たちの、その理由は何なのでしょうか。
おそらく、遺伝子組み換え作物が生態系を乱してしまうのでは、という、「得たいの知れない不安感」があるのでしょう。
実際に、国内で遺伝子組み換えナタネが、道ばたで自生していることが確認されています。

そもそも、DNAの二重らせん構造が明らかとなったのはほんの50年前のことなのです。

人間に都合の良い部分だけを利用して、あとで自然からしっぺがえしをくらう。
これはまさにこれまでの歴史が繰り返してきたことでしょう。

バイオな話(1)

2006-02-27 22:49:44 | life
遺伝子組み換え作物が、安全かどうかなんてことは、私にはわかりません。

ただ、遺伝子組み換え技術というのは、人間に都合の良い、「夢のような」技術であることは確かです。

ただしこの、「夢のような」という言葉は、科学においては、ちょっと注意が必要なわけですね。

かつて、「夢のような化学物質」とよばれたものがありました。フロンガスです。

フロン類は、化学的性質が安定なため、さまざまな用途に用いられましたが、オゾン層を破壊するとして、製造・輸入が禁止されたのは周知のとおりです。

また、「夢の薬剤」とされたDDTについては、殺虫効果を発見した科学者がノーベル賞まで受賞していますが、その後、残留性が非常に高いことから問題視され、現在、日本国内においては製造・使用が禁止されています。

ネオテニー説について(1)

2006-02-26 22:38:14 | life
「進化」とはなんだろうか。

大辞林(三省堂)によれば、

「生物は不変のものではなく、長大な年月の間に次第に変化して現生の複雑で多様な生物が生じた、という考えに基づく歴史的変化の過程。種類の多様化と、環境への適応による形態・機能・行動などの変化がみられる。この変化は、必ずしも進歩とは限らない。」

とある。進化論と呼ばれるものはいくつもあるが、必ずしも一つの進化論で、すべてが説明できるとは限らない。

昆虫の擬態などは実に巧妙で、長い年月の末に獲得したものとはいえ、「自然選択説」や「突然変異説」などで語られるほど生やさしいものではないだろう。

では、「進化」の反対は何であろうか。

地球の生物が、長い年月の末に現在の多様な生態系に至ったとすれば、現在の我々もまた地球の歴史の一部である。

そしてまた、現在も我々は進化の過程にあるといえる。

「進化」の語義からすれば、「進化」は一方向にのみ進み、「退化」もまた「進化」の一部である。

進化の過程に退化が存在しうるからである。

その意味では、「進化」の反対は「退行」である。

例えば、サルからヒトへ進化したときに、尻尾は退化したとされる。

この「サルからヒトへ進化した」ということについて、サルの幼形がそのまま成熟してヒトになったというのがネオテニー説である。

ネオテニー説は、ヒトの脳の容積や、ヒトの体毛が無いことなど、ヒトの特徴について、発生生物学的に説明してくれる。

その意味では、少々ショッキングな言い方であるが、我々は、「未熟なサル」なのである。




カニはなぜうまいのか?(2)

2006-02-22 19:22:08 | life
ウニの可食部は生殖腺である。

日本人の我々にとってみれば、寿司ネタとしてなじみがあるが、動物の生殖巣を我々は好んで食べているわけで、考えてみれば残酷な話である。

しかも、ウニの体にはたくさんの棘があり、外観はグロテスクで、とても食用に向かない生き物に思える。

最初にウニを食べようと思った人は、とても好奇心の強い人か、とても飢えていた人かどっちかですね。

カニはなぜうまいのか?(1)

2006-02-21 22:03:50 | life
goo注目ワード ピックアップ・・・プリン丼 (goo注目ワード) - goo ニュース

カニやウニはなぜおいしいのだろう。
人間が育種したわけではないのに。

カニはもちろん、人間に食べられるために生まれてきたのではない。
にもかかわらず、カニの筋肉やカニ味噌は、なぜ人間に好まれる味になっているのか。

素朴な疑問だが、この疑問に関しては、
味の素のホームページ中の、アミノ酸大百科で説明がされています。




吉野家、牛丼へのこだわり(8)

2006-02-18 21:32:39 | life
狂牛病をはじめとする、伝達性スポンジ状脳症は、いわゆる「共食い」によって伝染する。

ヒトではクロイツフェルト・ヤコブ病が知られているが、類似した疾患に、「クールー病」というものがある。

 クールー病はニューギニア島東部のフォレ族という高地民の間に流行した病気で、クロイツフェルト・ヤコブ病とよく似た神経症状を示す。
興味深いのは、フォレ族が行っていた習俗である。フォレ族には、部族の中に死者が出ると、これを悼んで死者の体を食べる風習が続いていた。いわゆるカニバリズムである。クールー病は、ヤコブ病にかかった患者の脳を、残った者が口にしていたことで広まったと推測できる。

病原体がどんなものであれ、狂牛病は、「共食い」に対する神様の戒めに思える。