プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

BS~ジャパンハート

2011-04-30 21:56:25 | Weblog
未明のテレビ、BSだったろうか、被災地で診療をする医師の姿。ジャパンハート、聞いたことがある。

そうだ。情熱大陸でやっていた、あの医師だ。吉岡秀人医師だ。

ミャンマーなどで、ボランティアで医療活動を行っている。

国際医療ボランティア組織の名前が、ジャパンハート
基本理念は、「医療の届かないところに医療を届けること」。「それが海外であれ、国内であれ、人の心の中であれ、出来るだけ届けていきたい」。

その医療団が、被災地で活動を行っている。吉岡秀人医師も来ている。

ミャンマーなどで、物資や人材が不足する中、吉岡医師は戦ってきた。今、吉岡医師は、この日本、東北にいる。

ジャパンハートのホームページでの、代表者である吉岡医師のメッセージ
これはおそらく、震災前のものだろう。

吉岡医師は、海外を中心に活動しながら、日本のことを考えていた。

最後の部分だけ引用させてもらう。

「ジャパンハートは単なる慈善の団体ではない。
 世界の「医」と「救い」を求める人々と、自らの国の未来を共に豊かにする人々と、双方向性の活動を行う組織だ。

 今、日本の力を結集する。」


自分に何ができるのか。日本国中が、思いめぐらせているなかで、すぐさま行動にうつしている人がいる。


放射性物質とリスク(3)

2011-04-27 21:48:59 | Weblog
そもそも原発問題とは何なのか。
原発推進論者の言い分はどんなことだろうか。
原発反対を唱える人たちの根拠はなんだろうか。

ひとつは熱力学の法則であり、ひとつはマーフィーの法則である。

現在の原子力発電とは、簡単にいうと核分裂反応で発生する熱を使って水を沸騰させ、その蒸気でタービンを回すことで発電する仕組みの発電である。ここでは当然、熱力学の第一法則(エネルギー保存の法則)、熱力学第二法則(エントロピー増大則)があてはめられる。

原子力発電がクリーンなエネルギーだと言われることもあるが、原子力はCO2を排出しないものの、放射能を封じ込めておく必要があり、放射性廃棄物は数千年、数万年管理する必要がある。
そもそも核燃料を手に入れるまでにはやはり石油燃料を使う必要があるだろうから、はなからクリーンエネルギーとは言えない。

ひとたび今回のような不慮の事故によって、炉心の冷却機能が失われ、原子炉の制御がきかなくなり、炉心溶融、水素爆発、水蒸気爆発などの重大なトラブルに発展し、環境中に放射性物質を大量放出する危険がある。

発電量当りの単価が安いと言われているが、廃棄物の処理が大変なことや、廃炉にするためには莫大なコストがかかることから、他の発電方法に比べて、発電コストが低いとは必ずしも言えない。

そしてまた、原発が絶対に安全とは言い切れないということが、今回残念ながら証明されてしまった。

まさしくマーフィーの法則である。

「不都合を生じる可能性があるものは、いずれ必ず不都合を生じる」

「物事の行程が複数あって、そのうち破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する」


放射性物質とリスク(2)

2011-04-26 20:24:15 | Weblog
リスクとは何か。

リスクとは、辞書をひけば、「危険。危険度。また、結果を予測できる度合い。予想通りにいかない可能性。」とある。

では、危険を英語で表すとどうなるか。そうすると「danger」「hazard」「risk」などが出てくる。
これらをさらに日本語にすると、こういうことになる。

danger → 危険(にさらされること)、危険状態
hazard → 危険を引き起こす原因、危害要因
risk → (~の)危険、恐れ

すなわち、リスクとは危険性であり、損失や被害やその他望ましくない出来事の起こる可能性のことといえる。

そしてリスク・マネジメントは、リスクを組織的にマネジメントし、ハザード(危害の発生源・発生原因)、損失などを回避もしくはそれらの低減をはかるプロセスをいう。
すなわち、ハザード(危害要因)をはっきりさせ、それをコントロールするか、もしくはそれから遠ざかることによって、リスクを下げようとする手法である。

枝野官房長官が記者会見し、ベクレルだのシーベルトだの、ただちに人体に影響はないレベルだの、予備知識も無い無防備な我々にぶしつけな情報が提示され、正直、国民は右往左往した。

得体も知れない「放射線」「放射性物質」というものが、突然隣人のように現れ、それでいてその姿は実際には見ることができない。まさに不気味な存在というわけだ。

人々は知らずのうちにリスクから遠ざかろうとし、風評被害という形になって現れた。人々を襲った得体の知れない不安は、買いだめ、買占めなどの混乱を生んだ。

そもそも、放射線がもたらす危険など、人は普段意識などしていなかったわけだ。それでいて今回、食品の暫定基準値や水道の放射性物質基準値を超えるケースが報告され、人々は不安に包まれた。
実際のところ基準値自体が、安全度をとって設定されているので、一般人が過剰に反応する必要は無い。

ただ、放射性物質による影響、特に内部被曝による影響については、そのリスクを見積もることは一般人には難しく、かつそれをコントロールすることができない以上、そのリスクから遠ざかろうとしてしまうことは、当然の行いのようにも見える。すなわち、風評被害とは、裏を返せば、人々の一種のリスク・マネジメントの結果ともいえる。

(つづく)

放射性物質とリスク(1)

2011-04-25 22:35:37 | Weblog
リスク・マネジメントというものが言われて、それが色々な分野に適用できるということがわかってきた。

食品とリスクという話題については、いつかは書かなくてはと思っていたが、この事は現在進行形の部分もあり、情報が日々更新してゆくので、なかなか書けずにいた。

この未曾有の事態に、自分には一体何ができるのか、一体何が正しい振る舞いなのか、日本中にそういった思索が渦巻いている段階にある。
今まであった普通の生活と、突然目の前につきつけられた現実。
「思索」は、人間に与えられた賜物であり宿命である。「思考」をすることは無限に可能だが、同時に無限の責任がつきまとう。

我々が暗闇におびえるのは何故か。
我々がおびえているのは、暗闇そのものだ。されば、そのことを知ってしまえば、もはや暗闇を怖がる必要はないだろうか。
否、暗闇がそこにある限り、恐怖は取り除かれることはない。
むしろ、恐怖こそが、暗闇を暗闇たらしめているのだ。

話はそれたが、リスク・マネジメントとは、ある意味、「失敗学」である。

(つづく)

金田朋子、フリーに

2011-04-18 21:42:34 | Weblog
声優、金田朋子については、先日のブログに書いたが、去年「めちゃイケ」のオーディションに出たりして、テレビでブレイクか?とも思われたが、その後音沙汰が無く、今年に入ってからも仕事が激減しているような様相であった。(実のところ自分はアニメ業界については何も知らないわけだが。)

そしてフリーになったという風の噂があり、wikipediaで確かめたら確かにそういう記述があった。

はて、オフィシャルブログ 「金朋地獄~早起きは三文の“毒”」はどうなっているかなと思って見てみたら、ブログは生きていて、昨日の記事で、青ニプロダクションを「卒業」して、フリーとして活動するとの報告がしてあった。

ブログのコメント欄も読んでいないし、何があったのかも知りませんが、何があったんですかね?

この「卒業」という言葉。確かに季節を考えれば、それもあるかも知れない。しかし、大人の世界、芸能界の世界でいう「卒業」とは、色々な意味が込められていることがある。円満な卒業もあるし、何かわだかまりがあって、それをふっきる形での卒業もある。
まあ金田朋子の場合は子供扱いされるのがネタだったので、実際の卒業かも知れないが。

そんなことはどうでもいいんだが、今後の活動はどうなるんでしょうかね。





秋の日に

2011-04-09 22:06:12 | Weblog
今年の夏はまた猛暑となるだろうか。
電力が不足するなか、「暑い夏」を乗り切れるだろうか。

秋の頃には、福島原発は落ち着いているだろうか。
生活者の不安も解消しているだろうか。

MotoGP日本グランプリは無事開催できるだろうか。
東京モーターショーも開催になるだろうか。

日本は震災のインパクトから立ち直り、復興へ向かっているだろうか。
その時の政治を担っているのはどの党だろうか。

秋の日に我々はまた、日本の四季の良さを改めて感じることができるだろうか。

富津館山道路

2011-04-06 20:42:35 | Weblog
ルート検索では、マップファンをよく使う。
多分ヤフーなんかでもルート検索のサービスはあるし、グーグルマップでもできるのは知ってる。
まぁ各人、使い慣れているものを使ったらいいと思う。

実際の地図を眺めるのも好きだが、手元にあるマップルは何年も昔のものだ。
その後にも高速道路は着実に作られていて、圏央道などがいい例だが、だいぶ便利になっている。

館山道が伸びて、富津館山道路ができて、南房総へのアクセスも良くなった。
富里ICから富浦ICまで、111km、1時間30分。十分通勤圏だ。



成田太鼓祭

2011-04-05 22:17:04 | Weblog
成田山の4月の行事、太鼓祭り

地震以降、あらゆるイベント事が自粛で中止になったり、チャリティーといった形に変えて行われたりしています。
この太鼓祭りについても、開催か中止か、実行委員会の方の葛藤があったようですが、「祭り」の意味を考え、被災地に祈りを捧げ、支援する側に勇気を与える意味も含めて、今年も開催することとしたようです。

しかし、開催まで10日ほどとなるなかで、まだ演奏スケジュールが発表されていません。
成田太鼓祭公式ページ
出演者がまだ確定していないということもあるのかも知れません。

昨年の出演者の中には、岩手・気仙町の団体の名前も。

このような状況の中で、お祭りとは何だという、賛否両論もあるでしょう。

それでも、開催するというのは、お不動さまの御加護を祈ってのこと。

なんでもかんでも自粛していては、先がみえてきません。

ところで、今年は批魅鼓は出ないのかな?