ニッサン 新型マーチ

つづいて、日産　新型マーチ。
エクステリア・デザインについては、先代のような愛くるしさは薄らいだものの、素朴さがあって、これはこれで良い。
タイかどこかで作られるということで変な先入観があるので、この無国籍風の外観も妙に納得してしまう。
ただ、インテリア・デザインについては趣向も何もなく、チープさばかりが前面に出てしまっているので残念な部分だ。

インテリジェントキーなどの装備面では現代のクルマといえる。
走らせると、ＣＶＴではあるが、低速では３気筒エンジンの特性もあるのだろうか、少し振動が気になった。
また登り坂なんかではパワー不足を感じてしまう。この辺はホンダ・フィットの方に分があるだろう。

街中で走らせる分には不足は無いが、足回りの限界はあまり高くないかもしれない。

注目のアイドリングストップだが、自分が乗った感じでは、そんなに頻繁にはエンジンは止まらないようだ（オートモードとかいうやつ？）。

全体の評価としては、街乗りがメインだったら良いと思う。ただ、軽自動車も含めてライバルは多く、このクルマを選ぶ理由が「値段の安さ」というだけであれば、クルマとしてどうなんだろうか。

内装のビビり音もあったし、長く乗り続けるようなクルマでも無いかな、とも思った。

スズキ グラディウス400

今年も残すところあとわずか。簡単なクルマ・バイク関連のレビューをしようと思って、そのままだったので、ここでしておく。

まずはスズキ　グラディウス400。
手ごろなＶツインのバイクに興味があって、スズキから出た新型車、グラディウスに試乗したいと思っていた。
でも今年のモーターサイクルショーでは試乗できなかったので、街のスズキ・ワールドで試乗。
今気付いたが、グラディウスの６５０の方は海外向けであって、スズキのホームページにも載っていない。

そんなわけで、グラディウス４００の簡単なインプレッション。
まず、スタイリングは有機的なフォルムで、街中でも目立ち、他のどのバイクにも似ていないという点で良いと思う。
肝心のエンジンは、ＴＬ１０００のような荒々しさ、武骨さは無く、良く言えば洗練されている感じである。
つまりはＶツインのドコドコという鼓動感は抑えられていて、全体的にスムーズさが感じられるエンジンである。

下の回転ではあまりトルクが感じられず、上の方まで回すと、あれよという間にスピードが乗っている、といった具合だ。
おそらく６５０ｃｃと同じ車体であって、フレームがしっかりしているんだろう。

特筆すべきはブレーキである。常用域で、全く不安感が無い。効きが良くわかり、コントロールしやすいブレーキである。
おまけにＡＢＳが装備されているから、怖いものなしだ。

足つきは当然良い。ただ、ちょっと値段が高めなのがマイナスポイントだ。

新型ヴィッツ発売

トヨタが新型「ヴィッツ」発売、リッター当たり26.5キロ(トムソンロイター) - goo ニュース

新型のヴィッツが発売。トヨタのことなので、死角の無い商品づくりをしている、という感じです。
ただ、デザインについては、今までの目新しく洗練されたものから、最近のトヨタデザイン（無国籍風なデザイン）のテイストへとシフトしており、賛否が分かれるところだろう。
若者のクルマ離れということが言われているので、若々しいデザインにするよりも、広い世代に受け入れられるようなものにする、というのはあるのかも知れない。

このクルマも新型マーチと同様、アイドリングストップ機構があって、燃費も良いようである。とりあえず試乗してみないといけないな。

ところで今年はハイブリッドカーが良く売れた年だったと思う。乗用車ではおそらくハイブリッドカーの比率は５％ぐらいになっているんじゃないだろうか。

それに加えて、おとといの日産・電気自動車「リーフ」の発売もありました。
中国の台頭もあり、２０１０年という年は、自動車の歴史において一つの節目となる年だったのかも知れない。

テスラ・モーターズ

２４６号沿いだったかな。青山あたりを歩いていて、ビルから人に見送られて一台の車が出てきた。
最初は、ロータス・エヴォーラか何かだと思った。屋根はオープンだ。

そしてその車は、麗しいモーターの音を響かせて疾風のごとく去っていった。
そう、テスラ・ロードスターであり、そのビルはテスラモーターズ・ジャパンだったのだ。

いやー、なんていうのかな。新しい時代を感じずにはいられないな。

それにしても、テスラ・ロードスターは車体開発でロータスの協力を得ているというから、似ていて当然か。
ところでロータスのエンジンはトヨタ製というのは有名な話だ。
そしてまた、トヨタとテスラも、業務・資本提携をするという発表がされている。

ということはどういうことなのかな？