プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

キーボードなど

2011-06-09 19:52:48 | Weblog
目で見てわかる「iOS 5」の新機能徹底解説ムービー - GIGAZINE

よくピアノの練習を1日空けると、指がなまってしまうとか言う。だからわずかな時間でも、毎日楽器に触った方がいいとも。
でも自分の場合、何日かピアノを弾かなくても、それなりに指は動いてくれる。まぁ大して難しい曲を弾いているわけでもないが。
思うに、ピアノに触らなくても、パソコンのキーボードは毎日触っているわけである。
なので、パソコンを扱うことで、ピアノの指の練習にもつながっているんだと勝手に解釈している。

そこへ来て、iPadなどのタッチスクリーン式のUIを持つタブレットの流行である。

iPadのソフトウェアキーボードは、基本的にブラインドタッチがしにくい。




よく見るとホームポジションと呼ばれる「F」と「J」のところに印はついているが、当然のことながら凹凸は無い。
それゆえ、どうしても目で確認しながらタイピングをすることになる。

iOS 5の新機能解説ムービーを見ると、キーボードが左右に二つに割れるスプリットキーボードなる機能があって、これだと左右の手で操作しやすそうだ。それでもやはり、bluetoothで外付けのキーボードの方が入力はやりやすいだろう。


クラウド

2011-06-08 19:14:06 | Weblog
Appleの新サービス「iCloud」で一体何ができるようになるのか、ジョブズが完全解説 - GIGAZINE

職場のクラウド事業でたまたまiPadがあるわけだが、果たしてクラウドは仕事を、生活を変えてしまうようなものだろうか。

折りしも発表された「iCloud」。iPodだのiPhoneだのiPadだの、アップルの情報端末のラインナップにおいて、クラウドの考え方でさらにユーザーの使い勝手を良くするようなサービスのようだ。

ただクラウドとはまさに雲をつかむような話で、はたしてどれだけのユーザーがその全体像を把握して使いこなせるだろうか。

これまでの同期の仕方というのは、パソコンを介したり、アプリを介したり、googleのサービスを介したりして行われてきたと思う。

これからは「iCloud」で、色々できるようになるよ、という発表なのだと思う。

ちなみに、iPad初心者として、とりあえず利用しているのは「Evernote」と「Dropbox」。

iPadで文書をつくるということはとりあえずしない。iPadは基本的にはビュワーとしての使い方でよいと思う。
それと例えば、VGAアダプターを使えばパソコンのディスプレイやプロジェクターに画面を写すことができる。また、DigitalAVアダプターを使えば液晶テレビなどへ出力できる。

プレゼンテーションに使うにはどうしたらいいのか。
まずパソコンでパワーポイントなどで文書を作成。それをPDF化する。
「Dropbox」にファイルをつっこんで、iPadで開く。

iPad2ならVGAアダプターでそのままプロジェクターなどの画面に映すことができるらしいが、初代iPadだと認識してくれない。
それでは、「Keynote」を使わずにプレゼンをするにはどうしたらいいのか。
どうやら、「GoodReader」だと画面が映せるようだ。しかし、どうも横長の画面にならない。プロジェクターとの相性の問題だろうか。
「CloudReader」だとうまく画面を映せるようだ。拡大、縮小はできないみたいだが。



ハノン

2011-06-06 20:52:38 | Weblog
ドコモ通信障害、172万台影響か 関東甲信越の契約(朝日新聞) - goo ニュース

えーと、6日のドコモの通信障害。何らかの原因で回線が混み合った状態になっており、関東甲信越地域の一部の携帯電話がつながりにくい状態となっていた。徐々に回復してきたとはいえ、故障原因がはっきりしていないというのが不気味な話である。それでなくても震災などがあり、市民に不安が広がっているというのに。
自分はauだが、ドコモでこういうことが起こると、ちょっとびびってしまう。つながって当り前なので。NTTはやはり頼れる存在であってほしい。そういう思いからだ。
仮にソフトバンクで通信障害が起こったら、しょうがないなと思う。大目に見ているわけではない。個人的に見放している傾向がある。もともと自分が最初に携帯電話を持ったのは「J-PHONE」だった。それから「vodafone」に変わり、自分は「ソフトバンク」になる前にKDDIに変えた。
そうしたら、ソフトバンクでiPhoneだのiPadが使えるようになり、ソフトバンクの魅力は増した。
まぁそのへんはまたの機会に書こうと思うが。

今回のドコモの通信障害である。あまり普段、携帯電話に頼らない自分でさえ、携帯電話がつながらなくて困った位だから、これによる経済活動や市民生活への影響は計り知れないものだろう。
で、ドコモの公式サイトでは、この通信障害の原因について、「ドコモの通信設備の故障による輻輳」だという。
「輻輳(ふくそう)」。ずいぶん難しい言葉を使うものだ。
要するに、ものが一か所に集中して混雑している状態のことだ。通信分野では、俗に言う「回線がパンクする」状態に近いんだろう。
ただ、その「輻輳」の原因が何なのか。大地震が起きたり、正月のカウントダウンの時などに通信障害や通信制限が起きたりするが、今回の原因は何なのか、それがはっきりしていないというのが一般市民にとっては不気味なんだ。

まぁそんなことはおいといて、「ハノン」の話だ。

ハノンとは言わずと知れた、ピアノの練習曲だ。それも、退屈なことで有名な。 

「全訳ハノンピアノ教本」のまえがきにもあるとおり、この指の基礎訓練はピアノを学ぶ人が、ぜひやらなければいけないことであって、左右10本の指を自在に使えるようにすれば、難しい曲もたやすく弾けるようになる、という考えにもとずいています。

ただ、この無味乾燥な練習曲をまだピアノを習いたての子どもにやらせるのは酷なことで、そのせいでピアノ嫌い、あるいはピアノの練習嫌いになってしまうこともよくあることです。

一方で、この「ハノン」の練習による効果がわかるようになってくるとピアノも面白くなり、ピアニストとして1つ階段を登ることにもなります。
とにかくハノンは指の動きを徹底的に訓練します。特に、初心者の弱点となる薬指、小指の動きや、左手の動きを繰り返しの動きのなかで鍛えていきます。

曲集の1~38までは、同じような流れで進んでいきます。39番からは、スケールや半音階、アルペジオ、トリルなどの練習になります。

ここでいくつかの動画を紹介します。
     
virtuoso(ビルトゥオーソ)とはこういう人のことを言うのでしょう。
Lola Astanova plays Chopin's Fantasie Impromptu



たまに、ものすごく上手い演奏を見せる子供に驚嘆することがあるけれども、小林愛実ちゃんもその一人。
小林愛実「ショパン:エチュード作品10-4」



この人の動画にも、さりげなくハノンの教本が。
Chrono Trigger - Corridors of Time on Piano


さて、「ハノン」とはそもそもこの練習曲集をつくった「HANON先生」にちなむわけで、wikipediaで調べても、「ハノン」は出てこずにシャルル=ルイ・アノンがでてくるだけです。

そして、この「ハノン」という練習曲は、もともと「60の練習曲によるヴィルトゥオーソ・ピアニスト」なる名前のようです。

なるほど、これは確かに指の練習には最適の練習曲なのですが、そもそもピアニストの養成のための練習曲なのでしょう。そう考えれば、ピアノを習いたての子どもにやらせても、拒否反応を示されてしまうのは当然のような気もしてきます。

ただ、趣味程度にピアノをやってきて、ある種の壁にぶつかった時、このハノン先生の練習曲は絶大な効果をもたらします。

繰り返しますが、指の練習はピアニストとしての階段を登るためには、避けて通れません。
そのための練習曲が、「ハノン」なのです。
もちろん、普通の曲を練習しながらでも、指の練習にはなります。「ハノン」のすごいところは、指の動きを短時間で徹底的に、効果的に鍛えるところにあります。

ですから例えば、指の動きの基礎ができていれば、どのような曲にも対応できるようになりますし、そうすればピアノをもっと楽しめるようになります。「ハノン」はそのための、「退屈な」練習なのです。

言うなれば、リストや、ショパンや、ラヴェルなどの曲に挑戦するために、「ハノン」が存在します。
逆に、ピアニストになるつもりのない子どもに、「ハノン」をやらせてはいけません。