プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

チャットモンチー、高橋久美子が脱退

2011-07-30 07:33:20 | Weblog
チャットモンチー・高橋久美子が脱退 9月故郷・徳島でラストライブ (オリコン) - Yahoo!ニュース

まぁこんな日がいつかは来ると思っていた。バンド活動を同じ形で継続していくことは、多くの困難を伴うものだ。時には、誰かの妥協も必要になるかも知れない。ましてや女の子3人のロックバンドだ。

実際は「解散」という言葉もよぎったのだろう。ただ、音楽グループとして簡単には「はい、解散です」という風にはいかないのが大人の事情というやつだろう。

いくつかの法則もある。3人組グループで、諸事情により1人脱退というのは音楽業界ではよくある話だ。女子だけのバンドがいつかは解散の道をたどるのもうっすらわかっていることだ。

高橋の脱退の理由については一言で表すと「音楽に対する情熱が薄れてきた」ということだ。新作アルバム「YOU MORE」は全編セルフプロデュースに取り組んだという。
前作の「Awa Come」あたりまでは文句無しに良かった。しかし「YOU MORE」は、発表以後、ファンの間でも評価が分かれていたんだ。
「YOU MORE」は、それまでのチャットモンチーからしてみれば、どこか物足りない印象があるのだ。
えっちゃんのボーカルからは相変わらず意思の強さが感じられるし、ベースラインも際立っている。ただ、以前のような疾走感、ぎらついた感が薄らいでいるような気がしたのだ。

「ねごと」という4ピースのガールズバンドもでてきた。チャットモンチーと比較されることもあるが、それぞれの良さがあると思う。
ただ、「ねごと」の映像を見ていると、「あ、このドラム上手い」っていうのがある。

クミコンのドラムは、どっちかというと、「頑張ってるな」っていう印象がある。クミコンのチャットモンチーへの加入の経緯なんかからすると、「音楽に対する情熱が薄れてきた」というのもわかる気がする。いままでモチベーションを持続できたということの方がすごい。

ただ、3ピースのロックバンドからドラムが抜けて、これからチャットモンチーはどうしていくのか。果たして新生チャットモンチーは、どんな形になるんだろうか。