プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

6月のある日に

2009-06-10 07:23:47 | 日記・随想
おそらく
人生はロッククライミングのようなもので
いきなり高みには登れないし
努力した分だけ
空に近づけるんだろう

人は意識的にか
また無意識的にか
登る山を選んで
そして
登る

重力があるからこそ
登るという行為が生まれ
重力があるからこそ
落ちることは容易い

頭で考えているだけではダメで
やはり手と足を動かさなくてはいけないわけで
そのくせ
登っている山の全体像は
登っている者自身にはわからないものである

時として路頭に迷う
自分は果たして今、
登っているのか
下っているのか

それともまだ
登りはじめてもいないのか

山はただ、そこにあり
空はただ、そこにあり続けている

僕らは生まれついてのクライマーだ