かわいいコケ ブログ  I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、
ブログをはじめました。

苔好き、旅好き、山好き女子の
コケの記録帖です。

コケ関連の新刊・特集ラッシュです!

2019-06-20 16:35:06 | コケの本棚

   



「かつて『コケ』に関した出版物がこんなに一度に発行されたことあっただろうか!!」

というくらい、令和元年の初夏はコケ本・雑誌が出版ラッシュです。

10年ほど前、田中美穂さんの『苔とあるく』(WAVE出版)と秋山弘之さんの『苔の話』(中央公論新社)を何度も何度も読み返し、
自分にとっての〝コケの教科書〟として後生大事に持っていた、あの頃の私に教えてあげたい。こんな時代が来たことを!

すでにご存じの方も多いと思いますが、こちらでもオススメの本・雑誌を紹介させていただきます。

---------------

まずは福井県立大学の大石善隆さんによる、怒涛の3冊連続出版!




『じっくり観察 特徴がわかる コケ図鑑』(ナツメ社)

ナツメ社の〝見分け図鑑シリーズ〟からの1冊。最初はこのシリーズの枕言葉にならって「ぱっと見分け」だったそうなのだが、
担当編集者Yさんによると「コケを『ぱっと見分ける』なんてうたったらクレームが殺到しそう…」ということで、
「じっくり観察」になったのだそう。たしかに前者のままだったら、コケ関係者から物言いがあったかも…(笑)。

掲載種が506種ということで、この手のハンドブックのなかでは断トツの情報量の多さ。
さらに1ページごとに種の見分けに役立つポイントを顕微鏡画像と共に解説しているところも非常にありがたい。

コケというのはとにかく小さいので、見つけた際にルーペで観察しただけでは明確な同定ができないのが当たり前、という世界。
でも、おおよそのグループ(科・属)だけでも〝自分〟で〝その場〟で〝目途を立ててみる〟ということしておくだけで、
確実にコケを見る眼が養われていくのも、また事実なわけで。

そんな時に、やはり欠かせないのがカバンやリュックに携帯しやすいハンディ図鑑。
私もここ最近の観察会には、必ずこちらの本を携帯して参考にさせてもらっている。

ちなみに、できれば携帯する図鑑は1冊といわず、2~3冊持っておくと
各図鑑から違った情報を得られるのでおすすめである(一言一句同じ文言の図鑑はないので!)。

できましたら、拙著『知りたい 会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑』(家の光協会)も先月、おかげさまで8刷目となりました(わー、ぱちぱち!)。
こちらのほうも引き続きお引き立てのほど、どうかよろしくお願いいたします。m(__)m(←ただの宣伝ねじ込み。失礼しました(^^;))。





『苔登山 もののけの森で山歩き』(岩波書店)

大石さんの初著書でやはり同出版社から2015年に刊行された『苔三昧 モコモコ・うるうる・寺めぐり』をご存じだろうか。こちらはその兄弟本。
前著書が社寺のコケがテーマだったのに対し、今回は山のコケがテーマである。

ピークを目指す「山歩き」と相反する、10メートルを1時間くらいのペースで進み、たいがいは麓で満足の「コケ歩き」。この両者が果たして両立できるのか?! 
大変興味深いテーマながら、私はこれから読むところでありまして、どのような内容になっているのか、
このブログを書いている今日時点ではまだ明らかではない(すみません!)。

だが、ざざっとページをめくったところ、前半は北海道から鹿児島県までの全国のコケの山・森スポット14か所の紹介と、山で見られるコケ図鑑、
後半は山の環境別のコケの生態と、各環境でコケがどのように自然に影響を与えているか等がまとめられていて、
フィールドに携帯して歩きたいという人にも、家でじっくり読みたいという人にもぴったりな内容となっている。





『コケはなぜに美しい』(NHK出版)

最後に、こちらは今まさに熟読中。大変面白いです。

しっかりしたデータを挙げながら、環境ごとのコケの生態について解説されていて、勉強になるのはもちろんのこと、
同時に文章の随所から大石さんのあふれ出るコケへの愛情も感じ取れ、時に行き過ぎとも取れる表現には笑ってしまった。
これを読めば、初心者でもコケをより身近な存在に感じ、コケともっと仲良くなりたいと思ってしまうだろう。

とくに猫より犬派の私としては、大石さんが完全にコケの生物学とは無関係に〝個人的な趣味〟として追っているという
「苔狛犬」についての文章はとりわけニヤニヤしながら読んだ(「庭園の章」の小話3「神社のコケ」より)。

苔狛犬とは、その名のとおり表面にコケが生えている狛犬のことを指し、
犬の毛並さながら美しくコケが生えそろったものほどすばらしい苔狛犬なのだそう。
ある時、大石さんが以前飼われていた愛犬(マルチーズ)に似た狛犬を神社で見つけたのが、苔狛犬探しのきっかけとなったらしい。
ただでさえ愛しいコケに愛犬の姿が重ね合わさったとなれば、研究そっちのけでついつい苔狛犬を追ってしまう気持ちも、やはり犬好きの私は共感できる。

他にも、「苔米は売れるか?」「コケのつく地名」「コケの花ことば」など、コケ好きなら誰もが気になるトピックも、
じつにユーモラスなコラムでまとめていらっしゃって、読んでいて楽しい。



▲オールカラーでコケの写真満載。各種のアップの写真も丸枠でついているのも嬉しい



▲新書なので書店での平積み期間は短く、さらに美しい苔庭のカバーもおそらく限定部数だと思われる(苔庭カバーの下には新書シリーズの定番カバー)。
 購入するならばぜひお早めに!


これらの本はいずれも「コケは楽しい、面白い、もっと知りたい!」という気持ちを高めてくれること請け合いだ。
しかし、のちに大石さんご本人からのメールで知ったのだが、大石さんは読者に対してあるメッセージを込めて、これら3冊のご本を執筆されたという。

それは、コケの保全

せっかくなので、大石さんの思いを私だけでなく、このブログを読んでくださっている方とも共有したい。
大石さんのメールの一部を抜粋してご紹介する。

「私がコケを始めてから、だいぶコケの景観も変わりました。
 環境変動や過剰な利用や乱獲、理由はさまざまですが、コケが減ったところはあれど、増えているところは見たことがほとんどないです。
 この本にどのくらいの影響力はあるか分からないのですが・・・コケの保全に一石を投じることができたら、と思っています。」


3冊のどの本でもよいので読んでいただけたら、どなたにもきっとこの重要なメッセージを感じていただけると思う。
ぜひ、お手に取ってみてほしい。

-------






さて、本部門だけですっかり長文になってしまいましたが、続きましては雑誌の中のコケ特集。

『&Premium』(マガジンハウス)のほうは、現在発売中の京都特集号の付録として、
京都のコケ名所とその周辺を紹介したガイドブックがついているというもの。




もともとはJR東海「そうだ 京都、行こう。」とのタイアップ企画で、期間中にJR東海を利用して京都に行った人、
毎日先着200人にこのガイドブックが京都駅にて無料配布されるそうなのだが、全国書店やアマゾン等で同誌を購入しても同じ付録を手に入れることができる。
7月末までに京都へ行く用事がないという人は、書店にてぜひ。

ちなみに付録ではなく本誌のほうには、以前から気になっている京都の花屋 みたてさんの四季折々のコラムが30本近く掲載されていて、
そちらは写真を見ているだけでも眼福。いつかお店も訪れてみたいなぁ。



そして最後の1冊は『婦人之友』(婦人之友社)
こちらの最新号(2019.6.12発売)にも「梅雨も愉しい苔歩き」と題して7Pのコケ特集が組まれている。
執筆は自分のコケ友である芝生かおりさん。ご本人も登場されて、コケさんぽの魅力やノウハウを優しい語り口で紹介されている。




ちなみに。本と違って、雑誌の良いところは目的の記事以外にもさまざまな世界の情報が載っているため、
何もしないでいるとついつい狭まりがちになる自分の視野を思わぬ方向にぐんと広げてくれることだ。
なんでも本号冒頭の目玉特集によると7月は「プラスチックフリー月間」とのこと。全然知らなかった。

 

<2019.6.21追記>

コケの大先輩Mさんに情報提供いただき、もう1冊!

Mossligt-LEDさんの作品が『園芸JAPAN』の7月号、新テラリウムのコーナーで5ページに渡り紹介されています。テラリウムにご興味のある方は、こちらもぜひ!

 

 


---------------


さてさて。ここ最近、「お知らせ」続きで、すっかり情報発信のみのブログになってしまっているが、
今年は冬時期からほうぼうに出かけ、かなり充実したコケ活動を送らせてもらっている。

記憶をたどりながらにはなるが、もうそろそろブログにその一つひとつを記していかねば。
次回以降から少し季節はずれな話が続くかもしれませんがご容赦くださいませ。


●おまけ

最近の私。今年も東京都葛飾区の水元公園にて、初心者向けコケ観察会をさせてもらった。
今回で3回目だが、リピーターではなく初めて来られる方がほとんどで、
やはりコケがより多くの人の興味を惹いているのだと肌で感じることができた。
今回は5月開催だったが、いつも元気なコツボゴケが晴天続きでお疲れぎみ。やはり3月~4月初旬に行うのがベストだろう。


▲撮影:水元かわせみの里 水辺のふれあいルーム

コメント (4)

【お知らせ】久々の上京!5/17(金)18:30~コケトリップ茶話会@緑の本棚、5/18(土)10:00~「はじめてのコケ観察会」@水元かわせみの里

2019-05-11 13:28:04 | コケ情報

ゴールデンウィークも明け、外に出ると陽射しも、植物や虫たちも、もはや初夏の雰囲気。みんなめっぽう元気です。
一方、人間の私はというと、来月で1年も半分過ぎるのかと思い、月日の早さに遠い目です・・・(毎年このフレーズを言ってる気がするけれど)。

さて、今年の5月はどういうわけだかにわかに忙しいです。
神戸と愛知のコケ講座に挟まれる形で、5月中旬、東京でコケイベント&観察会を行います。

詳細は以下のとおり。
ご興味ありましたら、ぜひご参加くださいませ!


【その1】5/17(金)18:30~20:00  コケはともだち~コケトリップ茶話会~ @弥生坂 緑の本棚

   ※2019.5.14追記:おかげさまで満員御礼となりました。ありがとうございます。

東京・根津にある植物を中心とした自然科学系の本(古本・新刊あり)を扱う「緑の本棚」さんにて、
コケめぐりの旅(コケトリップ)のなかから、魅力的なコケスポットについてお話しします。
もちろん最近訪れた台湾のコケトリップについても!

台湾土産のお茶やお菓子を持参しますので、お茶を飲みながらゆるりとお話に耳を傾けて頂ければと思います。

※お申込みは、緑の本棚さんへ→


【その2】5/18(土)10:00~12:00  自然学習講座「はじめてのコケ観察会」 @水元かわせみの里 

今回で3回目になる、葛飾区・水元かわせみの里での恒例の春のコケ観察会です。荒天にならない限り、雨天決行です。
30分ほどの座学のあとに、公園の敷地内にある身近なコケを観察して回ります。

※お申込みは、水元かわせみの里 水辺のふれあいルームさんへ→


いずれもゴールデンウィーク前から告知していただいていたのですが、またもや出遅れました…。毎度のことながらすみません(^^;)
まだ定員まで数名ずつは空きがあるようですので、ご興味がありましたらぜひお早めにどうぞ!
ではでは、皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。



             
         ▲GWは夫の実家へ。畑にハタケゴケの仲間が数種、そしてアゼゴケやヒロクチゴケもいて、地面は賑やか。
          ここには写っていませんが、今回はイチョウウキゴケも見つけられたのが嬉しい発見だった。
          義父が「ここ15年は畑に農薬を使っていない」と言っていたので、ここ何年かひそかに探していたのだ!

         

コメント

【お知らせ】5/12(日)・6/2(日)NHK文化センター神戸教室で2回講座&5/26(日)愛知県春日井市の「海上の森」でコケセミナー

2019-04-16 13:57:14 | コケ情報

     

 

またまた久々の更新でご無沙汰ながら、まずは取り急ぎのお知らせです。
NHK文化センター神戸教室で、5月12日(日)と6月2日(日)に
コケの連続講座(全2回)をさせていただくことになりました。

☆お申し込みはこちらから→ 
 ※このブログでは申込み受付しておりませんのでご注意ください。

 

NHK文化センターの性質上、受講費用がお高くついて面目ない限りなのですが、
そのおかげか(^^;)、今日現在でまだまだ残席があるらしいです(というか私のネームバリューおよび実力が一番の問題かも…)。
そのぶんお申し込みくださった稀有な(?!)受講者の方のご希望にできる限り沿う形で、
手取り足取りコケについて私の知り得る限りをお教えできると思っています。

5月の第1回目は神戸教室にて座学、6月の第2回目は六甲山麓あたりでコケ観察を行う予定です。
このまま人数が少なければ、座学には顕微鏡も持っていこうかな。

コケのことをいろいろ知りたい、じっくり観察してみたいという方は、お申込みお待ちしております。
ルーペ下に広がるコケの森へ一緒に探検しに行きましょう。

 

-------------

 

 


そして!5月26日(日)には愛知県瀬戸市にある「海上(かいす)の森」で、
苔むす会主催のコケセミナーに招かれまして、こちらでも座学とコケ観察会をさせていただきます。

  ※2019.4.27追記:おかげさまで観察会は定員に達しました。

苔むす会」とは、2018年に愛知県在住の野田ふみさん(現・会代表)とそのお仲間の皆様が立ち上げられ、
海上の森を中心にコケを通じた自然環境や文化の理解、環境保全に関する取組の推進を目的に、
市民に向けて定期的な観察会や講演会等の活動されている。

私にとっては、愛知県へは2012年末に名古屋大学博物館で開催された「高木典雄とコケの世界」の展示を拝見しに訪れて以来のことで、
海上の森でどんなコケと出会えるか、今からとても楽しみです。

参加申込みは、同会へメールにてお願いします(詳細は同会HP内のブログで)。

 ※お申込みメールアドレス→ kokemusukai☆yahoo.co.jp (☆印を@に変えて使用して下さい) 

------------


いやはや、今年は2月の山梨県訪問に始まって、3月に京都、3月末~4月には台湾(!)とコケトリップが続いている。
どれも記憶が鮮明なうちにはやくブログに書き残さねば~!


▲台湾にて。色鮮やかなミズゴケの群落に感動!

 

コメント

【お知らせ】3/24(日)13:30~コケのお話し会&観察会@京都・法然院

2019-02-28 12:07:43 | コケ情報


▲法然院。茅葺屋根の山門と白砂壇(2018年4月撮影)


あっという間に今日で2月も終わり。今朝は早起きをして確定申告の準備に勤しんでおります。
おかげさまで2月11日の京都・ウサギノネドコさんと、2月17日の山梨・乙女高原ファンクラブフォーラムでのイベントは無事、盛会に終わることができました。

とくに山梨でのコケ講演は120人を超える方が話を聴きに来てくださったのだそう(なかには東京から来られた方も!)。
思わぬ出会いや気づきをいただけた、自分にとっても収穫の多いイベントだったなと思う。

この時の話は後日、必ずやレポートすることとして、今日は取り急ぎ、またも京都でのコケイベントのお知らせです。
昨年、法然院のご住職と知り合うご縁があり、なんとコケのお話と境内でのコケ観察会をしてほしいという嬉しいご依頼が舞い込んできました。



   



法然院といえば、苔むした茅葺屋根の山門を入ってすぐの白砂壇が印象的ですが、そこから境内を進むと御堂を囲むように広がる苔庭が私たちを出迎えてくれます。
さらによくよく見るといたるところが苔むしていて、コケ目線で眺めればどこを切り取ってもじつに風情があるのです。











なお、参加は予約制で、ただいま絶賛お申込み受付中です。
上記の画像に記載の電話番号・メールアドレスから、ご予約のほどよろしくお願いします。

  ※法然院のHP内「法然院サンガ」にも同じ連絡先が記載されています→  (スクロールして一番下に記載)

コケのことが気になる皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。


----------


●おまけ




山梨からの帰りに、伊豆の河津桜を家族と見に行った。
すると桜並木のそばに、とんでもなく広大なコケ群落が広がっている空き地を見つけてしまい、急きょ撮影大会に!
(もちろん私一人で。おかげで他の家族はしばらく暇を持て余すことに…)

見た感じではヤノウエノアカゴケかな?と推察するも、どうにも種類が気になるので少しだけ採取。早く顕微鏡をのぞかねば~(その前に確定申告っ!)。

コメント

【お知らせ】2月は京都へ、山梨へ。

2019-01-31 15:57:03 | コケ情報


▲月並みで恐縮ですが、亥年なのでイクビゴケ。たわわに蒴が実ったこの姿を撮ったのは、関西でたしか11月頃でした


1月も早くも月末。1~3月は「行く・逃げる・去る」と言いますが、今年ももれなく実感。
正月はのんびり始まったのもつかの間、中旬には(同じ町内ですが)自宅を引っ越し、
いまは本を詰めた段ボールがまだ10箱ほど残り、さらに細々したところもいつまでも片付かない日々です。

そんなわけで、新年のご挨拶がすーーっかり遅くなってしまいましたが、
皆さまにおかれましては、発見と喜びが多く、健康な2019年となりますようお祈りしています。



さてさて、早速ですがお知らせです。
タイトルのとおり2月にコケのイベントで京都と山梨へ参ります。
お近くの皆様、ぜひぜひ遊びに来てください。
とくにコケのことで山梨県へ行くのは初めてのこと。ちょっと緊張しております。
コケに少しでも興味のある方が気軽に聴きに来てくださると嬉しいです。


【京都 @ウサギノネドコ】
隠花植物展トークイベント「コケ入門!コケとともだちになる方法」

・日時:2019年2月11日(月・祝) 13:00〜14:30
・場所:ウサギノネドコの「ヤド」にて
・定員:24名(先着順)
・参加費: 2,500円(税込)
・申込み方法:ウサギノネドコのHPより。☆をクリックして出たページをスクロールし、最後尾にイベントの詳細と申込みの案内が出てきます→ 
 ※このブログでは申込み受付をしていませんのでご注意ください。

---------------

【山梨 @山梨市民会館】
第18回乙女高原フォーラム「コケの世界にようこそ」

・日時:2019年2月17日(日)13:00~15:30
・場所:山梨市民会館4階401
・参加費:無料
・申込み:不要
 ※詳しい案内は、乙女高原ファンクラブHPをご覧ください→ 

  


関西のみなさん、関東のみなさん、お会いできるのを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。m(__)m

コメント

【お知らせ】「隠花植物展」が開催中です!@京都・ウサギノネドコ/「苔暦2019」の店頭販売について

2018-12-26 11:40:53 | コケ情報

     


いよいよ年の瀬も押し詰まってまいりました。
下記の記事で告知しましたコケカレンダー「苔暦2019」は、おかげさまで今年も完売することができました。お求めくださった皆さま、誠にありがとうございました。
師走の忙しさと発送作業に追われ、「届くのを楽しみにしています」「届きましたよ」とメールくださった全員に返信ができておらず、申し訳ありません。
でも、1通1通ありがたく拝読しております。ありがとうございます。
また、年々「今年も苔暦を待ってました」という常連さんが増えているのも、とても嬉しいです。来年もまたよろしくお願いします。





なお、今年はなんとブログ通販以外にも東京と京都の2店でも店頭でお取り扱いしていただいています。うっかりお求め損なったという方はぜひ!
どちらも植物や自然科学系のことに興味があるという人たちの中では有名なお店です。

弥生坂 緑の本棚(東京)
ブログでもカレンダーのことを紹介してくださっています。
店舗へ行けない場合は発送もしてくださるとのこと!

ウサギノネドコ(京都)
下記に詳しく書きますが、11月末から同店で開催されている「隠花植物展」に出展させて頂いています。


----------------------------------------------------

<ただいま開催中!>「隠花植物展」

会期:2018年11月30日(金)~2019年2月27日(水)まで

場所:ウサギノネドコ京都店(京都市中京区西ノ京南原町37)

営業時間:ミセ11:00~18:30/カフェ11:30~20:00(ラストオーダー19:00)
      ※定休日:木曜日、年末年始の営業についてはこちらへ


:::ウサギノネドコHPより:::
「隠花植物」とは現在では使われることのない、古い生物分類用語です。
かつて、キノコや苔・シダや粘菌・藻類などの生物は、花の咲かない植物という意味で、ひとまとめに「隠花植物」という分類をされていました。
現在の隠花植物たちは、それぞれ菌や植物・原生生物という風に、細かく複雑に分類され、隠花植物という言葉が使われることはほぼありません。

馴染みが薄く日陰者に思われがちな生き物ですが、隠花植物はわたしたちのごく身近なところに存在しています。
そして知るほどに惹き込まれてしまう、不思議な魅力を放っているのです。

本展では隠花植物の標本や雑貨・書籍などを展示販売し、その美しさ・不思議さをご紹介します。
ぜひ本展をきっかけに森の中や町の中で、ひっそり力強く生き抜く彼らに目を向けてみてください。

:::::::::::::::::


ウサギノネドコさんといえば、植物、鉱物、動物など美しくも不思議な「自然の造形物を扱うお店」として、自然科学系に興味のある関西人ならご存知の方も多いはず。
伝統的な京町屋の店構えからは想像できないほど、店内は世界中から集められてきた山のものや海のものであふれており、そこはまるで小さな博物館のようです。
また、店舗に併設されているカフェでは〝鉱物スイーツ〟などここでしか出会えない好奇心をくすぐるお菓子・料理が提供され、
自然の造形美を食を通しても楽しむことができます。

これまで同店では、鉱物展やウニ展、ホネ展などが開催されてきましたが、じつは私、長年ひそかに思っていたのです。
「なんといっても店名がウサギノネドコ(シダ植物のヒカゲノカズラの別名)なのだからシダやコケの企画展もしてほしい!」と。
今回、ついにその順番が回ってきたうえに、出展のお声がけまでいただいて、飛び上がるほど嬉しくなりました。


企画展中は、キノコ、コケ、シダ、変形菌、地衣類、藻類などの研究者・クリエイター・作家たちの作品や書籍が店内を所狭しと並び、
さらに各ジャンルごとに楽しいイベント、ワークショップなどが目白押しです。 (画像提供:ウサギノネドコ)












▲拙著「コケはともだち」と「特徴がよくわかるコケ図鑑」、カレンダー「苔暦2019」、そして相方Mさんと共作のコケTシャツもお求めいただけます。
コケTシャツは2013年から1~2年ごとに新色を出していますが、今回は定番の半袖ホワイトと半袖グレーに加え、長袖ネイビーも取り扱っていただいています。
長袖ネイビーは冬の普段のファッションにも取り入れやすく、また、これを逃すとなかなか手に入る機会はないので、私のイチオシです。


そして、そして! 今回の企画展の一環で、お恥ずかしながら2月11日にウサギノネドコさんでトークイベントをさせていただくことになりました。
今回の企画展ではキノコや海藻など各ジャンルの専門家の方々がイベントを行っておられますが、私のトークショーはその一番最後ということでちょっとドキドキです。

トークイベント「コケ入門!コケとともだちになる方法」

・日時:2019年2月11日(月・祝) 13:00〜14:30
・場所:ウサギノネドコの「ヤド」にて
・定員:24名(先着順)
・参加費: 2,500円(税込)
・申込み方法:ウサギノネドコのHPより。☆をクリックして出たページをスクロールし、最後尾にイベントの詳細と申込みの案内が出てきます→ 
 ※このブログでは申込み受付をしていませんのでご注意ください。

なにげに楽しみにしているのが、今回の会場となる「ヤド」。
もう何年も前から一度は泊まりたいと思っていたのですが、こういう形で中に入ることができるとは予想もしていませんでした。
ヤドの風呂場についている丸窓からは苔庭が眺められます。どういう風景なのかしら。イベント当日にはまず風呂場に直行せねばです。
あとは、カフェの期間限定メニュー「ヒドネルム・ペッキィのベリーケーキ 」もぜひとも食べたいところ!

なお、トークイベントは基本的に座学なので、飽きないように本物のコケも持参できたらと思っています。
ぜひぜひお誘いあわせの上、お越しくださいませ。コケに興味のある皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。

コメント

【お知らせ】コケ好きのためのカレンダー「苔暦2019」ができました。ただ今、お申込み受付中です!

2018-11-10 11:47:05 | 文系女子のコケ目線
※2018年12月20日現在:おかげさまで「苔暦2019」は本日をもって完売となりました。ありがとうございました。

※2018年12月13日現在:自信を持って「在庫僅少」と言える部数になりました。なくなり次第終了となりますので、ぜひともお早めに!どうぞよろしくお願いします。
※2018年11月30日現在:おかげさまで、だんだん「在庫僅少」に近づいてまいりました。ご興味がある方はお早めに!どうぞよろしくお願いします。    


 
     ▲コケ好きのためのカレンダー「苔暦2019」。透かし紙の帯紙付き


たいへんお待たせしました! 
今年もコケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」を作りました。
このブログを見てくださっている方の中で、ご興味のある方がいらっしゃったらお分けいたします。 


制作を始めてから今回で6回目。ここ数年は毎回テーマを決めて制作していますが、
2019年版のテーマはすばり「Sanctuary of Moss(コケの聖地へ)」。

〝コケの三大聖地〟としてコケ好きさんならご存じの方も多い、
奥入瀬渓流(青森県)、北八ヶ岳(長野県)、屋久島(鹿児島県)を
これまで幾度となく訪れて撮影した中から、選りすぐりの写真を使用しました。

すでに三大聖地に行かれたことがある方には現地を懐かしんでいただけるような、
また、まだ訪れたことがない方にはいつか訪れる時を楽しみにしていただけるような、
そんなカレンダーになっていれば嬉しいです。



 「苔暦2019」  <壁かけ用、1部:1400円+送料 ※お申込み方法・送料についての詳細はこの記事の一番最後に記載>

今回の12か月はこちら!

  

  

  

  

  

  




▲仕様:210×148㎜(A5サイズ)/全4色カラー。祝祭日・振替休日の記載あり。吊り下げ用紐付き。
   ジェントルホワイトフェイス121.5K使用で、ややざらっとした手触りでマットな質感です




▲カレンダー上面に穴があいています。壁掛けカレンダーとしてどうぞ。



さらに!
今年はこんなおまけがつきますよ。



▲「日本の貴重なコケの森 奥入瀬、北八ヶ岳、屋久島」A4チラシ表面


このチラシはコケの三大聖地で長年ネイチャーガイドをされてきた、
NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会、北八ヶ岳苔の会、屋久島野外活動総合センター3者の協力により、
「コケむす森とそこに生きるさまざまな動植物の魅力をもっと広く知ってもらおう」という目的で、今年初めて作られたもの。
裏面には各地の詳しい紹介文と現地の代表的なコケの写真1種が載っています。

カレンダーと同封する都合上、2つ折りにしてお送りするのがもったいないのですが、そこはどうかご容赦を。
とにかくカッコいいチラシなので、ぜひお手元で見ていただきたいです。

  ※カレンダーと同じくこちらも数に限りがありますので、なくなり次第終了となります。


---------------↓では最後に、送料とお申込み方法のご案内です↓---------------

カレンダー代に加え、下記の通り別途送料がかかります。
それぞれ最安値の配送方法を選んでいますが、
ご希望の配送方法(宅急便など)がある場合はご注文の際にご相談ください。


【ご注文冊数による送料の違い】 ※カレンダーは1400円/冊です。

■1冊:送料140円(普通郵便)

■2~4冊:180円(スマートレター)

■5冊以上:送料無料 ←(一度にそんなにご購入くださるのは大変ありがたいので!)
 

購入希望の方は当ブログ左側のバーにある「プロフィール」の下、「メッセージを送る」にご連絡ください。
その際、下記の必要記入事項をご記載ください。

 ※iphone からこのブログを読まれている方だと「メッセージを送る」の欄が表示されないようです。
  ご注文は、bird0707◆mail.goo.ne.jp (◆を@に変えてください)のメールアドレスに送ってくださいませ。


こちらからご注文の確認とお振込先についてのお返事を差し上げます。


----メッセージへの必要記入事項-------------------


1.お客さま情報
  
・お名前:
・カレンダーの送付先:〒
・電話番号:
・メールアドレス:
  
2.必要部数   部  送料     円  ★合計金額  円

------------------------------------------------

●金額
 1部=1400円 (+送料:1冊140円。2~4冊は180円、5冊以上は無料)
 
●代金 
 ご注文メールをいただいた方、各々に振込先をお知らせします。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします(入金確認後の送付となります)。

●発送方法
 PP袋で個包装の上、「普通郵便」または「ゆうメール」で発送します。 

●ご注文期間:11月10日~1月いっぱい頃まで。
 ※品切れ次第終了いたします。

 ※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはにこちらから必ず確認メールを差し上げます。
  例年、「迷惑メール」等の設定によってなのかこちらからの返信が届かない方がいらっしゃいます。
 3日以上たっても確認メールが届かない場合には、お手数ですがご一報ください。お電話等で対応させていただきます。


 ※Amazonや巷の通販のような敏速な対応はできませんが、できるだけ早めに対応・発送いたします。


ではでは、皆さまのお申込みをお待ちしております!



▲ご自分用としてはもちろん、コケが気になるあの人へのクリスマスプレゼントにもおすすめですヨ!


コメント

【コケ情報】11月9日(金)~11日(日) 「苔・こけ・コケ展2018」開催 /「苔暦2019」を鋭意制作中です!

2018-10-29 12:07:55 | コケ情報

久々の更新です。すっかり秋めいてきましたが、皆さまお元気でしょうか。
さて、今年もこの季節がやってきました!


◆11/9(金)~11(日)「苔・こけ・コケ展2018」開催◆

  
▲フライヤー(表・裏)です。関西の植物園や博物館を中心に配布中


今年も3日間の会期中は午前も午後もイベントが満載です。
このフライヤーの画像では小さすぎてイベント内容が読めないと思うので、
京都府立植物園のホームページで案内されている「週刊植物園」より
該当部分を抜粋し、下記に紹介させていただきます。


◆会期とイベント内容◆




屋内での講習会(表の左枠)については、事前に往復はがきでの申し込みが必要とのこと。
先ほど(11/29現在)京都府立植物園で電話で確認したところ、まだどの講習会も〝申込み受付中〟ということなので、参加してみたいという方はぜひ!
イベントの詳細・ご不明点などは、京都府立植物園へ直接お問い合わせくださいませ。
  ※注)このブログでは質問を受け付けられませんのでご了承ください。

・京都府立植物園ホームページ→
・イベントスケジュール詳細→
  (スクロールしてページ中ほど「平成30年11月」のところをご覧ください)

------------------------------


【お知らせ】 コケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」の2019年版も販売予定です!

このカレンダーを作り始めて今回で早6回目。
すでにリピーターの方から「来年のコケカレンダーは作られますか?」
というお問い合わせを複数いただいておりますが、はい、ただいま鋭意制作中です!

11/9(金)~の「苔・こけ・コケ展」の物販コーナーに並べさせていただくほか、
11月初旬(11/4以降くらいからになると思います)からこのブログでも告知させていただく予定です。

「自分が欲しいから」という理由だけで作り始めたこのカレンダー、いまでは自分以外にも
楽しみにしてくださっている方が全国にいらっしゃるんだと思うと、嬉しくも身が引き締まる思いです。
ちなみに2019年版のテーマは「Sanctuary of Moss(コケの聖地へ)」です。こうご期待!



▲校正段階の苔暦。校了を経て、ただいま印刷中です


------------------------------

●おまけ

近年、専門書というよりは初心者向けに書かれたライトな書籍が増えている「粘菌」の世界。
コケを探して地面や倒木を這いつくばっていると粘菌ともしばしば出会うため、
こちらの世界にも少しずつじわじわと興味が湧いてきています。

そんな時に、ちょうどNHK文化センター神戸教室でこんな講座があるとの情報が!

「いますぐ始める粘菌生活」(←クリックするとNHK文化センター神戸教室のHPへ飛びます)

開催日:11/18(日)13:00~15:00
講師:きのこ写真家 新井 文彦氏

森で生きている、きのこや粘菌の、美しくかわいい姿を写真で紹介しつつ、生態などについても、簡単に説明します。
また、きのこや粘菌を観察するコツ、ひと味違った写真の撮影方法についてもレクチャーします。
生物が好きな方はもちろん、写真に興味を持っている方にもお楽しみいただけます。(以上、NHK文化センター神戸教室HPより抜粋)


新井文彦さんといえば、ほぼ日の「きのこの話。」でご存じの方も多いはず。
最近はキノコのみならず、粘菌の撮影やご本の執筆にも精力的でいらっしゃいます。

久々に新井さんに会いたくて、早速申し込んでしまいました。

コメント

【お知らせ】9月9日(日)14時~「五感で楽しむコケの魅力」トークイベント&サイン会 @あべのハルカス

2018-08-29 09:50:08 | コケ情報

7月、8月の猛暑がそのままに9月に入ろうとしています。

この暑さが身に堪えているのは人間ばかりではないようで、
わが家のベランダにこの春に仲間入りしたばかりの春・秋型の多肉たちは
この夏の1か月の間に見事全滅・・・(あれよあれよという間に葉が溶けてしまった)。

この状況に焦った私によって夏型多肉のサボテン類は、直射日光の当たらない棚に移されてなんとか秋を迎えられそうだけど、
今年のわが家のベランダ園芸のテーマだった〝彩り豊かな多肉植物を愛でるおしゃれベランダ〟はすでに夢破れた感あり。
私にとってコケ園芸の道のりは険しく、そして多肉園芸の道もまた険しいと思い知らされた夏なのでありました。


さてさて、開催まで2週間をきってしまいましたが、9/9(日)に大阪でこのようなイベントに参加させていただきます!


 ●「五感で楽しむコケの魅力」トークイベント&サイン会 @あべのハルカス





主役は前回のブログでご紹介した〝苔クリエイター〟の道草さん。
「部屋で楽しむ小さな苔の森」の出版を記念したトークイベントで、私は横から合いの手を入れます(笑)。

イベント概要は下記の通りです(道草さんのHPより抜粋)。

-------------------------------

コケを見て、触って、嗅いで、聴いて、味わう・・・・。五感をフルに活用する体験型トークイベントです。
著書制作にまつわるお話や、6月に出演した「NHK趣味の園芸」の撮影秘話、また苔テラリウムの魅力やこだわり、
今後の展開などを「特徴がよくわかる コケ図鑑」の著者・藤井 久子さんと生コケトーク!

【日時】2018年9月9日14:00~
【場所】あべのハルカス近鉄本店7階 街ステーション
【参加費】無料
【特典】ジュンク堂近鉄あべのハルカス店で著書購入の方に「サイン会参加券」「道草オリジナル苔缶バッチ」プレゼント!
◆当日は会場でも販売いたします。

--------------------------------

このとおり園芸不得手ではありますが、ド素人だからこそ切り込める質問もあると思うので、いまからどんなことをお話しできるか楽しみです。
道草さんならではの〝体験型〟な企画なので面白いこと間違いなしです。ご興味ありましたら、ぜひ遊びに来てください。お待ちしています!

コメント

暑中お見舞い申し上げます。

2018-07-26 11:34:06 | コケの本棚


▲コケカレンダー「苔暦2018」の中から。7月、オオホウキゴケ



またまたご無沙汰しております。
毎日、毎日、本当に暑い日の連続ですが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

今年のこの暑さ、たぶん私が生まれてきてから体感した中でいちばん暑いのではないかと思うほど。
「暑い」というよりも、「あづいーー」や「熱っつ」とつい書きたくなってしまう、この耐え難い暑さよ…。
とにかく今は、不要不急の外出は控え、昼間は外に出ないのがこの夏を乗りきる最善策と考えて、
コケ観察よりも読書や室内園芸、コケグッズの整理などに勤しんでいる毎日なのであります(本当はコケを見に行きたいけど…)。


さて、今日はすでにご存じの方も多いと思いますが、コケ関係の新刊のご紹介です。



▲「部屋で楽しむ 小さな苔の森」(著者:石河英作、発行元:家の光協会、2018年7月17日発行)


コケテラリウム作家で「道草」ブランドを立ち上げてらっしゃる石河英作さんの初著書です。
テラリウムに向くコケ・向かないコケの紹介、コケ別の作り方・育て方、生長スピードなども押さえた親切な内容に加え、
コケの楽しみ方として「五感」を取り上げ、味覚・聴覚についても書かれているのがじつに石河さんらしい。
誌面には、石河さんのライフワークである〝ジャゴケ食研究〟の成果としてジャゴケを使った「モス(moss)バーガー」が紹介されていたり、
さらには、コケの遺伝子配列を利用して制作された〝コケ音楽〟が聴けるバーコードも付いていて、書籍として斬新すぎる!





また、テラリウムの本としては珍しく、ゼニゴケ、ジャゴケ、ムチゴケなどの苔類もテラリウム素材として扱っているというのも特徴的。
これも日本でも指折りの「ゼニゴケ馬鹿・ジャゴケ馬鹿」であるじつに石河さんらしい、ブレてない内容だなぁと。
              ※↑注)れっきとした誉め言葉です(笑)







じつは拙著『コケはともだち』を読んで、ぐぐっとコケの世界に入り込むようになったという石河さん。
私が講師を務めさせてもらった観察会に参加してくださったのをきっかけにコケ友になって早6、7年が経つ。

まさか同じ出版社からお互いにコケの本を出すことになるなんて、出会った頃は想像もしなかったこと。
初著書の完成を心からお祝いするとともに、コケで繋がるご縁って本当に不思議だなぁとしみじみしてしまう。




▲カバーの袖の部分には「コケの本」シリーズとして拙著も。おかげさまで今年7月1日に6刷目となりました


ちなみに家の光協会では、古くは「原色コケ・シダ」(著:井上浩/1980年)という専門書も出されていて、なにげにコケ本充実の出版社さんなのです。




●おまけ

コケとはまったく関係ないけれど「この本を手に取れてとてもよかった」と久々に思えた本。



▲「知らなかった、ぼくらの戦争」(著者:アーサー・ビナード、発行元:小学館、2017年4月2日発行)


読書が趣味の叔母からのお勧めでなにげなく読み始めたのだが、とても有意義な読書時間を過ごさせてもらった。
第二次世界大戦という重いテーマながら23人の戦争体験者の話はコンパクトな1話完結型で読みやすく、
個人個人が経験してきた事実とその時の気持ち(辛い・悲しいだけでなく、驚き・疑い・ピンとこないなども)には親近感すら湧いてきて、
「戦争を知らない自分が、ここまで戦争を身近に感じることができるとは!」という驚きと共に、
悲惨な時代を生き抜いた体験者の知恵やたくましさに、むしろ勇気をもらえたような内容だった。

また、池袋の高層ビル「サンシャインシティ」がどうして〝サンシャイン〟と命名されたのか、「ピカ」と「ピカドン」はなにがちがうのか?
日本とアメリカの「戦後」の捉え方のちがい、日本語を巧みに利用した政府の国民に対する意識操作(という言葉が正しいのかな…)などにも触れられていて、
インタビュアーとしてのアーサー・ビナードさんの手腕と推考の深さにも唸らされるばかりだ。

なお、各話の冒頭には必ず、インタビューを受けた戦争体験者ご本人とアーサーさんの2ショット写真が載っているのだが、
この本が執筆・編集されている間に亡くなってしまった方が何人もいらっしゃる(写真のキャプションに「2015年(ないし2016年)○月○日永眠」と書かれている)。
アーサーさんは本当にギリギリのタイミングで日本各地やアメリカを駆け巡り、彼らの声を記録したのだと想像するとさらに感慨深いものがある。
23人の中には、今年4月に亡くなられたアニメーション監督の高畑勲さんも含まれている。

アマゾンでも高い評価を受けている本なので、こちらもご興味がある方はぜひ。

コメント