三丁目のひこうき雲

★べー坊ワールドへようこそ♪
楽しく面白く、ポエム&エッセイ風に落書きします。写真も大好き♪月1~2回程度更新中★

猫の海岸物語(江ノ島編)

2006-05-11 02:07:41 | 小説・物語・童話
蒼い海原の、水平線の向こうには、何があるんだろう?

「ずっとずっと、海が続くと思うよ」
「いや、滝のように、途中で途切れて、深い谷になっている気が」
「ううん、水平線の向こうは、猫の国があるんだよ」

江ノ島で、野良猫たちが集まって、たわいも無い話をしています。



「近々、『チャコ坊』が水平線の向こうに行くらしいよ!」
茶色の尻尾の白猫が言いました。
「チャコ坊、最近、船長さんのお宅に、よく入り浸っていたからなあ」
「その船長さんの船に、来週チャコ坊が乗るらしいよ」
黒まだらの猫が、寄って来ました。
夕暮れが近づいています。



に出るのかなあ…?」
「もう、帰ってこないのかなあ?」
心配そうに、黒まだら猫は遠くを見つめました。
『チャコ坊』は、今どこにいる?」
灯台のところで、ひとり海を眺めているのでは?」



草むらから白猫のメロリンが出てきました。
「あいつ、灯台のところで、彼女といたぜ!」
ミーシャちゃんと?」
「もう、逢えないかもしれないからなあ…」



駐車場に入ってきた車から、音楽が流れてきました。
「チャコの海岸物語」です。

「そろそろ、夕食の時間だよ」
「水平線の向こうには、魚がいっぱいいるらしいよ」
「『マタタビ』がたくさん生えている島があるらしい…」
『チャコ坊』帰ってくるかなあ…」



江ノ島の夕暮れ時、太陽が雲に隠れました。
お腹を空かした猫たちが、民家の路地に消えていきました。


★★ おしまい ★★


/(≡^x^)o_彡☆/(≡^x^)o_彡☆/(≡^x^)o_彡☆

これは、シリーズ「のら猫のブルース」第2弾!として書きました。
第1弾の「のら猫のブルース(浜離宮・編)」は、06年4月21日に記事にしました。⇒『のら猫のブルース(浜離宮・編)』
参照くださいね(^-^)

このシリーズは、今後も忘れた頃に?登場する予定です!

・・・・・・・・・・

【後記】
『江ノ島』の記事は、3回目(3連続)の今回でおしまいです。
前回、前々回の記事を読んでない方は、『5月5日』『5月8日』を見てね♪


一番上の「写真」は、僕と遊んだ猫とのツーショットです♪
僕の膝を『座蒲団』代わりに、寝床にするんだよ。
「野良猫」らしく、「爪」が鋭いから、蹴飛ばされる度に痛いって!(笑)

また今度、逢おうね!


★彡★彡★彡★彡★彡★彡★彡

【付録】おまけ!(つまらぬ付録ですが…)

♪海岸で若い二人が 恋をする物語
目を閉じて 胸を開いて ハダカで躍る ジルバ♪

「いいねえ!TUBEの歌は…」
「・・・・・?」

…こんなギャグ、昔は受けたんだけどなあ…(汗)チャン、チャン…
(もちろん、上の歌詞は『サザンオールスターズ』ですよ♪)
コメント (8)
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