脊髄内腫瘍でした! ただいま療養中です。

坐骨神経痛だと思ってたら、脊髄に腫瘍が出来ていました。
珍しい病気なのでブログ書いてみました。

健常者として入院して障害者として退院する。

2015-07-25 19:08:37 | 日記
あれ、身体がおかしいな、と思い病名がわかるまでどのくらいだっただろう。
小さなことから思い起こせばやっぱり年単位のことだったと思います。

接骨院に行っても、
マッサージに行っても、
鍼をうっても、
メンタルクリニックに行っても、

いつも身体のどこかにある不調は治りませんでした。

やっとやっと病名が確定した時にはどこかほっとしたのを覚えています。

そして、
手術をして悪いところを取ってもらって、リハビリを頑張れば元通りに歩いて帰れると思っていました。

そもそも間違っていたのがリハビリの意味。

手術で落ちた筋肉を鍛え直し、元通りの身体に戻していく、と思っていました。

実際は、まあ、ざっくり言うと、

この身体で出来ることを身につける、という感じでしょうか。

リハビリをしていて、私にあまり感情の起伏がなかったのはどこかでそのことに気づいたからだと思います。

そして、100万人に一人という珍しい病気のため、私に関わるほとんどの人が手探りでした。

そのために、リハビリするにおいて、信じられるものが一つもありませんでした。

ただ、ただ、退院してから家族に迷惑をかけたくないという思いで、お風呂とトイレの練習は頑張りました。
ゴールが何だかわからないままですが、一つの目安である入院期限が来たので退院します。

歩くことを諦めたら楽になるかも知れない。

でも、まだそこには気持ちが向かないのです。
完全に麻痺したわけじゃない下半身にまだ希望を捨てていません。
希望を捨てるのが怖いのかもしれません。

正解などないのかも知れませんが、今はそれでいいんだよ、と自分に言ってあげたいと思います。

リハビリ終わったー!!入院終わったー!!

2015-07-25 16:06:43 | リハビリ
入院中最後のリハビリは担当ではなく、女の主任さんがやってくれました。

なんだかあまりにもいつも通りすぎて実感が湧きません。

病気がわかった時も、手術の時も、今現在もイマイチ自分の状態に実感がないのは私の悪いところです。

結局何事も受け入れることから逃げているのでしょうね。

このまま私はどうなるのか、どう生きて行くのかとか、あまり考えられないのです。

ただ、私を待ってくれる両親と家族がいることがこの上ない幸せだという実感だけは今はあります。


最後の生活のリハビリ

2015-07-25 10:31:17 | リハビリ
明日は退院するだけなので今日が最後のリハビリです。

担当の作業療法士さんは明日がお休みなので今日が最後。

なんだか明日もまた普通にリハビリがある気がしてます。

まずは装具を着けて立位で洗濯物を干す。
外のスロープで車椅子の練習。
プッシュアップでお風呂場の段差を上がる練習。
床から車椅子へのトランス。
肩と腕のストレッチ。

ちゃんと普段の生活に活かせるかな。