ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

芦響とオヤジ

2024年06月08日 | 私事
第98回定期演奏会、終わりました。
約2年務めたコンサートマスターをこの演奏会をもって引退しました。

今から2年半前、当時のコンマスから次回定演メインのマーラーの交響曲第5番でコンマスをやってくれないかと打診された時に六十路のオヤジに今更・・・という思いと、折角のチャンスだからという思いの両方が駆け巡りました。

実はオヤジが芦響のコンサートマスターの役割を担うのは2度目です。
今から34年前のことです。古っ!
但し、その時はヴァイオリンパート内部にとある事情があってコンサートマスターでありながらセカンドヴァイオリンのトップを弾いていて、転勤でコンマス席に座ることなく1度目の退団をしました。

なのでコンマス席への未練が無いと言えば嘘になる・・・、自ら両方の思いを自ら汲んで2年を上限に次世代への繋ぎ役としてお引き受けしました。
あれから2年。
おかげ様で次世代への繋ぎ役を何とか果たせたかなと思ってます。

今回指揮をしていただいた松尾葉子先生は芦響にとっては長年、かつ一番お世話になっている指揮者です。
奇しくもオヤジの芦響デビューは松尾先生にとっても芦響定演デビューでした。
1989年6月、第32回です。またまた古っ!

そしてオヤジが芦響で初めてセカンドヴァイオリンのトップを務めたのが、翌1990年6月、第34回で松尾先生の指揮によるマーラーの交響曲第5番でした。
さてお気づきでしょう。
2度のコンマスを務めた最初の曲がファーストとセカンドとパートの違いはありこそすれ、奇しくも同じマーラーの第5番だったのです。
偶然とはいえ何かを感じずにはおれませんでした。

そして古巣の転勤生活の中で2度の入退団をして、2018年春に古巣を卒業してようやく西宮に戻って芦響に3度目の入団をしました。
その最初の演奏会がその年の11月、第90回で松尾先生の指揮でした。
そうそう2度目の退団時の最後の演奏会も2005年9月、第64回で松尾先生でした。

そんなわけでオヤジとしては芦響デビュー同期の松尾先生との御縁を勝手に感じていたので、第98回が松尾先生となった時点でここをコンマスの区切りにしてミッションを遂行しようと決めてました。

30年以上前の古くを知ってはいますが、3度の入退団があるので通算在団期間は15年ほどです。
それでもオヤジとしては最長在団期間でここが今やホームグランド。
これからも気楽に楽しく、次世代トップの足を引っ張らないよう体が動く限り弾き続けたいと思います。


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