ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

「老舗」の名が泣く

2024年08月05日 | 時事
(ヤフーニュース配信日テレNEWS2024年8月5日付「京急百貨店『伊勢定』うなぎ食べて集団食中毒 従業員調理前に手洗いせず 横浜市が発表」)
「伊勢定」は東京日本橋に本店を構え、昭和21年創業ですからまもなく創業80年を迎える老舗です。

同社のホームページのTOPには「お詫びとお知らせ」のリンクが貼ってありました。
・・・が、そこに書かれているのは何が起きたのかという事件の概要だけで、何故集団食中毒が起きたのかへの言及はなく、いきなり再発防止策という項目で保健所に協力して再発防止策を検討します・・・って・・・
おいおい。


事実を曖昧にしてもこうやってお粗末な事実がマスコミにすっぱ抜かれます。
歴史ある店が、盛り付けを素手でしたり、調理前に手洗いをしていない者がいたり、およそ食品に携わる者としての基本中の基本を怠っていた現実に愕然とします。
老舗としての誇りと責任感は何処にあるのでしょうか?

「一期一会を大切に、美味・喜び・繫りを一人一人のお客様へ届けられるよう日々精進しています。」
とHPに書かれた言葉が却って空しく響きます。
オヤジの感覚でも危機管理の視点からお粗末極まりありません。
老舗を信頼して土用の丑に同社のウナギ弁当を食した方が亡くなられたことはなんとも傷ましい限りです。

「老舗」が信頼の証しにならなくなるのはとても残念です。
愚直に真摯に取り組んでいる「老舗」に対してどれだけの迷惑をかけることになるのやら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする