道徳と正義を振りかざす危うさ

「法律よりも守らなければいけないのが道徳であり、正義であるということ。」

これ、この度の参議院選挙で初議席を獲得した某政党代表の言葉です。

こういう考え方の人を立法府に送り込んでしまった有権者の責任は重い。

何しろ道徳も正義も自分の都合で変貌します。

だからこそ自ら法律違反を認めながら、自らの道徳、正義に反すると自らの主張を正当化して受信料を踏み倒すのです。

自分の小説ネタがパクられたと思い込んで火を放った犯人と何が違うのでしょうか。

己の道徳、正義を法律より重んじて法に反する行動をとることを正当化することに関して本質な違いを感じません。

そんな人が国会内でワケありメンバーを集めています。

ＮＨＫ受信料だけのことであればまだ愛嬌で済むかもしれませんが、自らの道徳、正義が法律に優先する考え方を突き詰め、広めていくと何をもたらすか。

現行のＮＨＫの受信料制度に矛盾を感じ、納得がいかないのはオヤジも同じです。

でも自らの道徳や正義を優先して法律を蔑ろにする先にもたらされるものが、笑いごとで済まないことは確かです。