夢中になって電車で乗り過ごした本(「総理にされた男」中山七里・著)ですが、なんだかんだ通勤時だけの読書だったので今日までかかって、残っていた後半4分の1ほどを一気に読了しました。
最後の記者会見における演説はまさに小説のクライマックスで圧巻でした。
きっと真垣総理にされた加納慎策の口を借りて中山さんの思いが表現されたものでしょう。
いや、あくまでも創作の産物であって中山さんの思いはまた別のところにあるとしたら、それはそれで驚きの創作力です。
現実と照らし合わせて思わず肯くことが多々ありあました。
重いテーマでもあるのですが、一方で最後のエピローグがまた清々しい読了感を与えてくれました。
巻末の池上彰さんの解説も解り易かったです。
そもそも2015年に出版された小説でありながら、オヤジのように今読んでいる人間にとっても描かれている状況に違和感を感じないのは、それだけこの3年間で日本が「変わっていない」ことの証しです。
それを良しとするか問題だとするか、いずれにしても楽しみながら、考えさせられ、勉強させられた小説でした。
最後の記者会見における演説はまさに小説のクライマックスで圧巻でした。
きっと真垣総理にされた加納慎策の口を借りて中山さんの思いが表現されたものでしょう。
いや、あくまでも創作の産物であって中山さんの思いはまた別のところにあるとしたら、それはそれで驚きの創作力です。
現実と照らし合わせて思わず肯くことが多々ありあました。
重いテーマでもあるのですが、一方で最後のエピローグがまた清々しい読了感を与えてくれました。
巻末の池上彰さんの解説も解り易かったです。
そもそも2015年に出版された小説でありながら、オヤジのように今読んでいる人間にとっても描かれている状況に違和感を感じないのは、それだけこの3年間で日本が「変わっていない」ことの証しです。
それを良しとするか問題だとするか、いずれにしても楽しみながら、考えさせられ、勉強させられた小説でした。