ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

「労働者」

2014年03月21日 | 戯言
午前中に新幹線で移動中に車内の電光掲示板ニュースで知ってビックリ。
岡山県の労働委員会にどのような方々がいらっしゃるのかは存じませんが、フランチャイズビジネスでの加盟店オーナーが「労働者」とすると、その店の従業員は労働者に雇われる人・・・それって果たして「労働者」?

たとえば複数の店を経営するオーナーもこの理屈では「労働者」になります。
なかなか「労働者」の概念も複雑になってきました。(笑)

でもオヤジは、これはちょっと違うと感じてます。
そもそもコンビニ加盟については、オーナーが主体的に判断して契約しているはずです。
つまりコンビニ会社とオーナーの間のそのシステムの使用についての契約ごとであり、独立性の問題ではありません。

とはいえ、既にフランチャイズビジネスの限界を見据えて、システムをより機能させるために直営化を強力に進めているチェーンもあります。
オーナー自体が経営者としての主体的な意思決定を放棄してシステムの中で労働者化し、依存する者としての不満から行動しているとしたら、それはそれで大きな問題です。

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<セブン店主は「労働者」、団体交渉求める命令>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2014年3月21日

 岡山県労働委員会は20日、コンビニエンスストア最大手セブン―イレブン・ジャパンに対し、フランチャイズ(FC)加盟するコンビニ店主でつくる「コンビニ加盟店ユニオン」(本部・岡山市)との団体交渉などに応じるよう求める命令を出した。

 県労委などによると、経営者の店主を労働組合法上の労働者と認めた救済命令は全国初。

 命令書などによると、同ユニオンは各コンビニ各社のFC店主らが2009年8月に設立し、現在は約200人が参加。09年10~11月にセ社に団体交渉を申し入れて拒否され、10年3月、不当労働行為にあたるとして、県労委に救済を申し立てた。県労委は「店主は事業者とはいえ、セ社が運用・統括するチェーンに密接不可分に組み込まれており、店主の独立性は希薄」と判断した。

 セ社は「狭義な見解で下された判断で、主張が認められず遺憾。再審査の申し立てか、命令取り消しを求める行政訴訟を提起する」とのコメントを出した。
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