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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

アマチュアは音楽の本道

2005年05月07日 | 音楽
「これは事件です。」とわざわざ東京から来阪していただいたオーケストラ ニッポニカの方に過分なお褒めいただいた。
お孫さんとの大事な約束を反故にしても、ザ・シンフォニーホールのオルガンで初めて奏でられる「響」を聴きに故芥川先生の奥様も東京から駆けつけてくださった。
そして連休中で1000人いくかどうか心配された集客も、うれしい誤算。予想に反して1300人余、正面はほぼ満席のお客様で埋まった。
芦響の第63回定期演奏会は、まさに大成功で終わることができた。

ショスタコーヴィチと芥川也寸志。この組み合わせは極めて自然なはずなのに、今までこういったプログラムの演奏会にはお目にかからなかった。それもタコを前プロにして芥川作品がメイン。普通に考えれば(何が普通か?という議論もあるが・・・)逆でいくべきかもしれないが、芥川作品はオヤジ自身が演奏していてもいささかの遜色をも感じさせなかった。
日本人のクラシック音楽という分野における歴史は浅いが、演奏家ばかりでなく西洋と自国の融合を目指した作曲家についても、もっともっと関心をもつ必要性を感じた。決して邦人作品は特別なモノではないのだ。

芥川さんが芦響に残した「アマチュアは音楽の本道」。今回のメモリアルコンサートでオヤジも改めてこれを実感する良い機会をもった。
転勤族ながら赴任地で続けた音楽活動は、とにかく音楽が好き、演奏することが楽しい、そしてそこに仲間がいる、演奏が終わった瞬間の快感!全てそれがオヤジにとっての無上の報酬だ。これぞアマチュアの醍醐味なのだと思う。
創立者 故松島団長、そして音楽の基盤を作られた 故芥川音楽監督の蒔いた種をこれからの芦響がどう育てていくのか。多少なりとも関われる御縁に改めて感謝したい。