オヤジの家の近くを通る阪急甲陽線は夙川駅から甲陽園駅まで、途中にオヤジにとっての最寄り駅でもある苦楽園口駅という小さな行き違いができる駅があり、全線でもわずか2.2KMほどの単線の支線だ。
今年は開通80周年だそうだが、今でも3両編成の電車がどちらかというとノンビリと走っており、昼間は15分間隔、朝夕ラッシュ時で7~10分間隔である。
この苦楽園口駅と甲陽園駅の間に2本の都市計画道路があり、交通対策のために186億円をかけて甲陽線の地下化が計画されている。当然のごとく環境破壊、景観破壊を懸念する反対運動も起こっている。
オヤジもどちらかというと反対だ。
ここを仮に立体化して車の通行が円滑になっても、全体の交通量が多くなればネックとなるどこかの交差点で結局は渋滞が起きるだけのこと。また、ここ夙川沿いを走る電車と緑の景観は、かつての鴨川沿いを走る京阪を彷彿とさせる自然と人工物が調和する貴重な無形財産だとオヤジは思う。
いまだ日本の行政はこういうことに極めて鈍感で、残しながら活かすことより、安直に壊してコンクリートものを作りたがる。
京都の中心部であり、鉄道も道路も幹線で平面交差していた京阪の地下化立体交差はやむを得ない面もあるが、甲陽線は最初にもふれたように単線の支線である。ここに186億円もの税金をかけるのは土建業者を喜ばすだけだ。
さて、今日はこの一駅間を電車に乗って甲陽園に行き、「アンネのバラ」を散歩がてら見てきた。見事なバラだが、オヤジが花を見ていると嫌味なにわか雨。でも、雨に濡れたバラの色は一段と鮮やかを増していた。
今年は開通80周年だそうだが、今でも3両編成の電車がどちらかというとノンビリと走っており、昼間は15分間隔、朝夕ラッシュ時で7~10分間隔である。
この苦楽園口駅と甲陽園駅の間に2本の都市計画道路があり、交通対策のために186億円をかけて甲陽線の地下化が計画されている。当然のごとく環境破壊、景観破壊を懸念する反対運動も起こっている。
オヤジもどちらかというと反対だ。
ここを仮に立体化して車の通行が円滑になっても、全体の交通量が多くなればネックとなるどこかの交差点で結局は渋滞が起きるだけのこと。また、ここ夙川沿いを走る電車と緑の景観は、かつての鴨川沿いを走る京阪を彷彿とさせる自然と人工物が調和する貴重な無形財産だとオヤジは思う。
いまだ日本の行政はこういうことに極めて鈍感で、残しながら活かすことより、安直に壊してコンクリートものを作りたがる。
京都の中心部であり、鉄道も道路も幹線で平面交差していた京阪の地下化立体交差はやむを得ない面もあるが、甲陽線は最初にもふれたように単線の支線である。ここに186億円もの税金をかけるのは土建業者を喜ばすだけだ。
さて、今日はこの一駅間を電車に乗って甲陽園に行き、「アンネのバラ」を散歩がてら見てきた。見事なバラだが、オヤジが花を見ていると嫌味なにわか雨。でも、雨に濡れたバラの色は一段と鮮やかを増していた。