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学生と職域と…

2011-08-29 01:15:58 | SFCかるた部
応援&引率&偵察で、社会人になって初めて、両日顔出してきました。

学生は、なんか不思議な感覚でした。
大学四年の夏に中学生チームの監督をやった時の中学生達が、気付けば大学生になっていました。
S藤さん、K田さん、A川さん、詠みのJ保くん、県は違えどS乃さんも。
取っているみんなの後ろ姿は、「(物理的にも風格的にも)みんな大きくなったなぁ…」なんてベタな感想を抱く、感慨深いものがありました。
…と同時に、長短・濃淡はあれど一時的に僕の後輩だった彼らがここまで来るのに、少しでも自分が貢献できてたら良いなぁ…なんて思ってみたり。

キャラにも無く、そんなノスタルジーに浸る一日でした(笑)



そして日付変わって今日の職域。
今回はSFC史上初の、Dリーグでの挑戦でした。
エースS乃さんが卒業し、K介くんとF永さんのB二人、ブランクC級のPくん、
高2のたっきーとK松さん・中2のO田くん・中1のI井くんとY田くんがE級、
この現役勢にH松先生を加えたのが今のメンバーです。
…言ってしまえば3勝目が難しいチーム。客観的に見れば、職域のDで戦うには戦力不足が否めません。

僕自身は今年も相変わらずコーチに登録させて頂いていますが、今年はTAC優先で来たため、
7月まで一度も練習に顔を出せずにいました。
GWにやった親睦会でみんなにちょっと職域のことを伝え、時々K介くんから「先輩と相談したいです」って連絡が来て、
都度2人で一緒に飯食って情報収集しつつ伝えたいことは伝えてきたけれど、
やっぱり実際の試合を見たり取ったりしながら、伝えるべきことを伝えたいな…という悶々とした思いがあり。

で、残念ながら診断士が駄目だったっぽいので(笑)、
合宿に2時間だけ参加してミーティングをし、先週の夏休みは練習がある限り顔を出し、今に至ります。
B2人には「細かいこと気にしないで、とにかく気楽に行こう!」と伝え、
E級メンバーには「敵陣を攻めまくって相手の狙っていそうな札を送り、相手の暗記を崩そう」「格上相手で失うものは無いから、失敗を怖がらずに思い切り取ろう」
「格上に勝てたらマジでオイシイ。当日はそのチャンスが4回もあるからね!」…ってな感じで伝え。。
とにかくガツガツと、金星ゲットに執念を燃やせる(?)チームにできたら奇跡は起こるかな…という希望に賭けました。


結果的には勝ち点を上げられず、ストレートの陥落。
でも、想像以上に実りのある内容でした。

K介くんはA1人・B3人を倒して全勝賞。
F永さんは格下に当たった2試合はしっかり一抜け。加えてチーム随一の声掛けで高校生3人を引っ張る。
Pくんは最終戦でA級相手に6枚差まで喰らいつき、チーム…特に1年生の2人に「先輩すげぇ…」という感動と活気を与える。
O田くんは団体戦初起用に「俺、行けるところまで粘ればいいんですよね! よーし!」と残して試合へ。
結果は残念だったけれど試合後はちゃんと声掛けで仕事をこなす。

そして、今回は何と言っても高2コンビ。
神奈川団体と春の職域が流れたため、2人とも団体戦初体験。
でも、これからの団体戦を見据えた時に中軸になってほしい2人なので、思い切って全試合で起用。
たっきーはBCBB、K松さんはABAAというかなり苦しい当たりながら、教えを忠実に守って敵陣を攻めまくる。
相手陣がどんなに減っても果敢に飛び込み、「2人で1本」の札クロス陣形に持ち込もうとする…

たっきーは、結果的には勝てなかったけれど気迫充分。
2試合目の(敵陣を豪快に抜いて)「こっち追い付いた!」⇒(相手お手つき)⇒「こっち流れ来てる! SFC勝つぞ!!」 とか、マジで鳥肌もの。
応援に来てくれたO城さんが「たっきーがF田先輩みたい」とコメントしてくれたのが凄く嬉しかったり。(笑)
一方のK松さんも、結果的には要所のお手つきで自滅してしまい勝ち星は挙げられなかったけれど、終始一歩も退かず。
A級相手には全試合で15枚を切り、B級相手には束を切り…

負けたのに…何なんだろう、この爽快感...
試合後に僕が「来年の春職域でDに返り咲いて、夏はまたみんなで並んで取ろうね!」と言った後の
みんなの「はい!」にめちゃくちゃ力がこもってていて頼もしかったです。


そして帰り道、K松さんが「先輩、ありがとうございました。
合宿のミーティングで先輩に『攻めろ』って言われて実践したら翌日B級相手に粘れて… それで自信になって楽しくなったんです!
で、あと、私が強くなるために足りないものは何でしょうか」
なんて感謝と質問してくれて。
そしたらF永さんとたっきーも「私も、いま何が足りないか教えてください!」「俺ももっと活躍したいです。」って。
…なんでこんないい子達ばかりなんだろう。。

昨日の学生で思った「自分は後輩の成長の役に立っているか」の回答が正の方面で出たことの嬉しさもありつつ、
それ以上に「彼らに自信を付けてもらおうと思っていたのに、逆に自分が自信付けられちゃったな」…という不思議な感じでした。

さらに…先生の偉大さを今日も思い知りました。
大会後に「F田、僕はちょっと行かれなくて申し訳ないんだけど、今日もみんなをご飯に連れってもらっていいかな。
…というか僕が言わなくても、君のことだからそのつもりでしょ?(笑)
みんなの家には電話して『遅くなる』って伝えたから、そこは心配しなくて大丈夫!」
って、カンパもくださって。。


…なんて書いていたら今しがた、たっきーからメーリスへのメールで追い討ち。
全員への労いと、全勝のK介くんに「おめでとう!本当にカッコ良かった!」とのコメントと。
そして先生と僕宛に、結果出せなかったことへのお詫びと感謝の言葉と「これからも色々教えてください」って内容でした。
思っていても同期に「カッコよかった」ってなかなか言えるものじゃないし、
高校時代に先生への感謝ってなかなかできるものじゃないと思うし。。

リアルに泣きそうです。


…「職域で勝てるチーム」には間に合わなかったけれど、
「職域で最大級の成長のキッカケを得られるチーム」には間に合いました。

今日"奇跡"は起きなくても、今日が成長への"軌跡"になりますように...


今日の1曲:「太陽のサプライズ」(TUBE)

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