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Another story for SO2019 (SO Final) -Nothing Special-

2019-12-30 22:37:03 | スーパー近江予選
FacebookやTwitter、そして個人のLINEで既に散々書いてしまいましたが、お蔭様でスーパー近江予選は15年間の歴史に幕を閉じました。

2002年の神奈川総文祭で大敗した夜にメンバーを中心に結成した「気合かるた会」を軸に、県内の繋がりを増やし、永岡くんのアイディアが引き金となって2005年に第1回を開催。
当初は「大学卒業したら終わり」と思っていたので、言い出しっぺの2人とも抜けた時期があったけれど、数名の後輩たちの思いによって大会は繋がり、
ちはやふるブームで2010年くらいから参加者が急増すれば、(僕らの現役時代を知らない)多くの後輩たちが実行委員に立候補して僕達を支え続けてくれて…

何度か開催のピンチもありながら、必ずそこを誰かが助けてくれて、こうして15年間歩き続けることができました。
本当に、これまで関わってくれた方々への感謝しかありません。


最終回のテーマは「Nothing Special」にしました。
日本語にすると、「日常」とか「普段」です。
1年以上前、永岡くんにSO終焉を提案するよりも前に、僕の中では「最終回はこのテーマにしたい」と決めていました。

それは、15年間のSO企画を通じて僕らが得られた大きなものは

・続けることの難しさ
・"当たり前"のように何かをしてくれる人の尊さ

であって、その存在を感謝とともに"最大のメッセージ"として伝えたいし、少しおこがましいけれど「これからも、それを大切にできる神奈川でいてほしい」と思ったからです。


正直、SOやってて大変なことも沢山ありました。
SOを年末にやってきたのは、年末が中学生から社会人までが揃って何もない、唯一の時期だからです。しかし、殊更社会人になると、11月から12月中旬は、ある意味で最も仕事のピークだったりします。("師走"という言葉があるくらい笑)

僕自身、「なんでそんな時期に、毎週末に埼玉から神奈川に通わなきゃいけないんだろう」とか「なんで本業以外のことで、こんな悩まなきゃいけないんだろう」って思ったことも、正直ありました。
SOは間違いなく僕らにとって「やりたいこと」でしたが、それを実現するために避けて通れない「やるべきこと」が山ほどあって、その量と質に押しつぶされそうな感じでした。

その中で、"SOがラッキーだった"と感じるのは、それらの壁に一緒にぶつかってくれる仲間に恵まれたことでした。
「SO実行委員やりたいです!」とか「SO楽しみにしてます!」とか「神奈川でかるたやって良かったです!」…そんな言葉をかけてくれる人達がいました。
本当に僕らがつらい時は、その言葉にどれだけ励まされて、支えてもらったか分かりません。

たぶん僕達だけだったら、SOは第7回大会あたりで力尽きてたと思います。
毎年僕が閉会式で喋っていた「企画は、仕掛ける人と協力してくれる人と参加者が揃って、初めて良いものになる」という言葉は決して社交辞令とかではなくて、SOを通じて心の底から感じたことでした。

このような状況は僕達のSOに限った話では無く、日常生活の中にもある気がしています。
例えば部活の中でも、エースが勝ち続けてくれること、部長とか雑務担当とかが、部の連絡やイベントの取りまとめをしてくれること。「勝ち計算だから」「部長だから」「係だから」…そんな言葉で片づけてしまうのは簡単ですが、その維持や継続のために、彼らももの凄いエネルギーを使っていると思います。
当人は、「なんで自分ばっかり…」って感じることもあると思うんです。

かく言う僕達も、"当たり前の尊さ"を忘れていて、人知れず支えてくださっていた先輩方や先生方、参加者の皆さんに沢山迷惑をかけたので、あまり偉そうなことを言える立場ではありません。
でもだからこそ、"当たり前に何かをしてくれる人の尊さ"に気付いてあげて欲しい…と、失敗もした僕らだからこそ大切さを伝えたいと、切に願っています。

「いつもありがとうね!」「めっちゃ助かった!」
…その一言で救われる人、気持ちが晴れる人は、実は沢山いる気がします。

繰り返しになりますが、SOの最後ではこのメッセージを伝えたいと、これからもそんな神奈川でいてほしいと思い、この「Nothing Special」をテーマに選びました。


SOはこれで終わり、僕自身も来年の春から日本を離れてしまいます。
でも、そういう形あるものが無くなっても、ふとした瞬間に「あれ、そういや僕らって、なんで仲良くなったんだっけ? あ、SOで喋ったのが最初だったね!」とか「あの人がいたから、あいつと繋がったんだな~」みたいな形で、これまでSOに参加してくださったの日常(Nothing Special)の中に、目に見えない形でSOが残ってくれたら嬉しいです。

本当に、これまで沢山の素敵な神奈川の仲間に囲まれ続けて、やりたいことやらせてもらえて、幸せ者だと思っています。
15年間、ありがとうございました!
これからも宜しくお願いします。

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