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共感という客観

2014-04-09 20:57:48 | Weblog
普段使っている最寄り駅の駐輪場が半自動化されました。
それに伴って管理人が減ったばかりか、運営母体まで変わったようで、メンバーも知らない方になりました。

今までは管理人の殆どと顔見知りで、
自転車を置きがてらくだらない話をしたり、「休日に朝から大変だね」なんて労ってもらったり。。
この半自動化が、「効率化」・「コストダウン」を目的として行われた、運営者にとって重要な改革の1つということは理解できますが、
正直なところちょっと寂しいですね。。


これに限らず、「効率化」「省力化」「コストダウン」の下に自動化が進められている事例は数多くあります(僕の勤務先も然り)。
効率化等を実現して無駄を省き、限りある力を重要な部分へ重点的にかけるのは大事だと思いますが、、
何かと、「効率化等が目的化して、大切なものまで削られていないか」というのが気掛かりだったりします。

この懸念の要因を突き詰めると、僕は"定量化(数値化)できるものとできないものがあるから"…という考えに行き着きます。
先述の「効率化」等は定量化できるものです。
逆に、駐輪場の話で僕が感じた、寂しさや会話・笑いの機会喪失は、定量化できないもの(定性的なもの)です。

定量化の長所の1つは"物事に客観性・具体性を持たせられる点"であり、それ自体は大切なことです。
しかし同時に、定量化によって評価や比較が可能となることが災いすると、それのみに注目が集まって目的化する…というリスクを孕むのです。

これらを踏まえてざっくり纏めると、、
"ある活動のメリット"がその活動の目的に化ける危険があるのは、「メリットが定量的なもので、デメリットが定性的なもの」…という組み合わせのケースで、
逆に、「メリットが定性的なもので、デメリットが定量的なもの」というケースだと、
なかなかその良さが理解されず、"闇に葬られる勿体無い企画"になるリスクがあると思います。


ではもし、自分が後者のケースを企画する場合、
もしくは前者のケースになりそうな流れを(デメリットを指摘して)止めたい場合は…?

いずれの場合においても、「定性的なものをどう客観的に伝えるか」がポイントになるわけで。
その答えが、「相手からの共感」なのかなと思います。
(もっとも、署名活動のような手法で定量化する術もありますが、それはちょっと置いといて。。)

では、「共感」を生むには…?
ある程度の論理性はもちろんですが、それ以上に相手の琴線に触れるような、
(いわゆる「あるある!」とか「なるほど!」という感覚を持ってもらえるような)伝え方をするのが大事に思えます。
それを実現するためには、相手の考えや価値観を知ることが大事。

相手がわかる場合は、その人を深く知るために接触の機会を増やすのが大切な一方で、
相手が初対面ということも想定して、「ある程度普遍的に共感をもらえる伝え方」というのを普段から試行錯誤しておくのが大切…かな。

うーん、、相変わらず上手く纏まらないですが(笑)
やっぱり、視野と人脈を拡げながら「一生勉強」ですね。

そして、(家族も含めて)身の回りに何人かいる
「自分と感覚や波長が似ていて、全部伝えなくても共感してくれる方」は大事にしよう。