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「倍返し!」 ~Another Story of SO2013~

2013-12-25 22:45:26 | スーパー近江予選
流行語的には、専ら"応酬"のニュアンスで使われていますが、嬉しさや情熱を倍返しできる関係は最高だと思います。


スーパー近江予選2013が終わりました。今年の大会は例年以上に、「お陰様で」という言葉抜きには語れません。今年は「これでもか」というくらいに課題山積でした。

建長寺が2日開催になってSOの大会日程に制約ができ、伊勢原が改修で使えないことに端を発して会場もなかなか取れず。本厚木・藤沢・大和・平塚・秦野・茅ヶ崎に加えて都内も探したけれど悉く外れ。
後輩たちが手分けして横浜・逗子・SFC柔道場を当たってくれて、やっと取れたのが逗子でした。

…振り返ってみれば、スーパー近江予選は(その前身の気合会練から)会場確保との戦いでした。ある程度の広さで、防音も効いていて、横浜・藤沢・小田原の3方面からアクセスが良いところ。
その上で、公式団体ではない我々にも貸してくれるところ。。
来年からはN先生のお取り計らいで、神奈川高文連名義で藤沢市の体育館を抑えて頂けることになり、非常に助かっています。
しかし、そんな"会場確保最終回"の今回、過去最高の人区・時間を要する会場確保が待っていました。

その歴史と後輩たちの人知れない努力を刻んでおきたくて、パンフレットの役員一覧の"会場確保係"を今年はいつになく充実して書かせてもらいました。
第10回大会以降は無くなってしまう役職だからこそ、何年か先に今大会のパンフレットを見てくれた方に、それが届いたらいいな…と。


しかしまだハードルは続きます。逗子は取れたものの、ここには面積と時間の両面で制約があり、逆に参加チーム数が16を超える(4試合のトーナメントに収まらなくなり、5試合が必要になる)のが必定という、パラドクスに陥っていました。
チーム数が増えること自体は凄く嬉しいのですが、時間制約・面積の2条件と一緒にすると”16チーム超え”は高いハードルでした。
しかも僕自身が11月に日本におらず、大会方式の決定を引き延ばすこともできないという時間軸の制約も…どこから手をつけて良いか分からない、解けないパズル状態でした。。

何度も、開会式と閉会式を無くそうか・2日間に亘る分割開催にしてしまおうか・学生メンバーに運営を託して平日開催にしようか・3月に延期してしまおうか… あるいは中止しようか。。
そんな、折衷案と名の付く妥協案に負けそうでした。

そんな時に支え、「最後まで糸口を探そう」という気持ちにさせてくれたのが、過去の大会後に参加者がくれた「楽しかった」「またやりたい」「今年も楽しみにしてる」というメッセージ・
先述の会場探しや下準備に必死で協力してくれた直属の後輩たちや、団体登録のために快く頭数になってくれたメンバー達の存在・
「できることをやりたい」と今年のSO役員に立候補してくれた"斜め"の後輩たちの存在・
そして僕やリーさんがいない第3回や第4回大会(しかも人数が減って開催が危なくなった時期)を支え、しっかりSOのバトンを繋いできてくれた少し下の後輩たちの存在でした。
ありきたりなドラマみたいな話ですが、本当に。

僕が安易に妥協して、こんな多くの仲間たちがSOに注いでくれた優しさや情熱を無駄にしたくない…という気持ちだけで、
大会方式を決める打ち合わせの直前まで、"模索"という選択肢を選んでいた自分がいます。

そして、今から考えれば決して斬新なアイディアではないけれど、打ち合わせ直前に今回の「トーナメント・リーグ並存方式(しかもリーグにもメリットあり)」が閃き、
近くにあったファミレスで殴り書きの説明書きを作って打ち合わせに臨み、当日に至ります。自分で言うのも難ですが、奇跡って起きるものだな…って実感。


とはいえ、リーグ並存方式にも不安はありました。"リーグだと無条件で3試合取れる"メリットがあるとはいえ、そもそも「近江予選のようなトーナメント」という触れ込みで参加を募集していたので、
参加表明後にそんなルールを聞かされたら怒るかな…と。
特に今回は初めて参加してくださる面識が無い方も多かったので、その辺りのニュアンスが巧く伝わるか心配でした。

しかしそれは杞憂で、「むしろそっちの方が嬉しい」「団体戦をたくさん取る機会をくださってありがとう」とリーグ立候補のメールが3チームから立て続けにきた時は、安心感と嬉しさで一杯でした。


そんな紆余曲折も経て無事に大会を終えたいま、今年もまた「楽しかった」「またやりたい」というメッセージを頂き、自分が掛けた労力の何倍もの幸せに浸っています。
「高校時代に散々お世話になった神奈川高文連に恩返ししたい」という思いで始めた大会が、逆に高文連の方々に支えられ、
「神奈川に”縦・横・斜めの繋がり”を作りたい」と発信し続けた自分が、その「縦・横・斜め」の仲間達に助けてもらってるんだな…と今改めて感じています。

今年の企画でもそうだったように、そうやって頂いた「倍返し」の無形価値が次の大会への原動力になって、「前年を上回りたい」って気持ちが生まれる。
そこにまた付いてきてくれる”縦・横・斜め”の仲間たちや参加者がいる。
そして、そのチームワークで(恐らく前年以上の)アウトプットが出せる…僕らと役員メンバーと参加者の皆さんの間に、こんな「倍返し」の循環が回っているなら、最高ですよね。

ともかく第10回も、”節目”に相応しいNFプロジェクトにしていきたいと思います。
例年会場確保に割いていた労力で、その分何か大きな企画ができたらいいな…って考えています。
厚かましいようですが、また付いてきてもらえたら嬉しいです。

改めて今大会に協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!
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