安倍晋三元総理が26日の自民党総裁選に立候補するという。昭和29年生まれ、58歳、政治家としては油ののった年頃だが、5年前突然の退陣の際、国民に与えた印象が悪すぎる。立候補にあたって、安倍氏は”この通り元気だ。やり残した仕事をやっりとげ、全身で国難にあたりたい”といった趣旨の抱負を語った。しかし、あの時の”サプライズ”辞任を国民は忘れていない。小ブログも”きれたガキっ子総理”と酷評している。
2007年のちょうど今頃だった。内閣改造して2日目、議会で所信表明をしたばかりだというのに、突然病気を理由に辞任を表明した。国民には、古い流行語借りれば、まさに”あっと驚く為五郎”であった。それよりも、その辞任は福島瑞穂民社党代表ではないが、国民の目にはあまりにも子供ぽく映った。
安倍晋三さんは昔の文学青年みたいに美辞麗句がお好きなようだ。今回も”守るべきものは、家族、ふるさと、祖国”と訴えている。5年前も同じような言葉を聞いた記憶がある。しかし、僕が覚えているのは、就任前に約束していた靖国参拝を総理就任期間中、一度も実施しなかった。これについて安倍氏は昨年産経新聞とのインタービュに答え、次回総理になったら必ず参拝すると答えている。
国家のために命を失った英霊を祀る靖国神社を参拝するのは当然なことだ。しかし、何も8月15日の敗戦記念日にこだわる必要はない。春秋の例大祭に参拝すればよいのである。安倍氏の心情はよく理解できるが、この靖国問題一つをとってみても、安倍さんの政治感覚は、僕ら年寄りからみても古い。もうかえり咲かなくてもよい。ただ僕個人は、安倍氏の教育再生会議に共感する。文科大臣として次期総理をサポートする案はどうだろうか。
2007年のちょうど今頃だった。内閣改造して2日目、議会で所信表明をしたばかりだというのに、突然病気を理由に辞任を表明した。国民には、古い流行語借りれば、まさに”あっと驚く為五郎”であった。それよりも、その辞任は福島瑞穂民社党代表ではないが、国民の目にはあまりにも子供ぽく映った。
安倍晋三さんは昔の文学青年みたいに美辞麗句がお好きなようだ。今回も”守るべきものは、家族、ふるさと、祖国”と訴えている。5年前も同じような言葉を聞いた記憶がある。しかし、僕が覚えているのは、就任前に約束していた靖国参拝を総理就任期間中、一度も実施しなかった。これについて安倍氏は昨年産経新聞とのインタービュに答え、次回総理になったら必ず参拝すると答えている。
国家のために命を失った英霊を祀る靖国神社を参拝するのは当然なことだ。しかし、何も8月15日の敗戦記念日にこだわる必要はない。春秋の例大祭に参拝すればよいのである。安倍氏の心情はよく理解できるが、この靖国問題一つをとってみても、安倍さんの政治感覚は、僕ら年寄りからみても古い。もうかえり咲かなくてもよい。ただ僕個人は、安倍氏の教育再生会議に共感する。文科大臣として次期総理をサポートする案はどうだろうか。