「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         政局混乱 橋下「維新」の無責任発言

2012-09-03 05:59:16 | Weblog
昨日の日曜日、徒然なるままにテレビの政治番組を”つまみ食い”的にみていたら「維新」の橋下徹大阪市長が”いよいよ面白くなりますよ”と他人事のように言っていた。何が面白くなるのか知らないが、国民の大半は今の政治混乱にいい加減厭気がさしている。これが「維新」の国政参入によって、いっそう加速化するのかと思うと、ぞーっとする。

大阪維新の会は9日に大阪市内で政治討論会を開き、合流を希望する国会議員に対して「維新八策」への賛否を確認したうえで、12日にも新党の結党宣言する運びのようだ。これで日本の政党はいくつになるのか数えてみた。国会(衆院、参院)に議席数を有する政党は、議席数順に並べてみると民主党(337)自民党(202)日本の生活が第一(49)公明党(40)みんなの党(16)日本共産党(15)社会民主党(10)新党きづな(9)国民新党(6)新党大地、真民主(5)立ち上がれ日本(5)など議席数1の政党までいれると16もある。これに「維新」が加わるから17になる。日本の国政史上、こんなに政党が林立するのは初めてではないだろうか。

政治のロードマップを見ると、今月中には民主、自民両党とも代表選挙で新代表が選ばれ、この後、野田総理は議会を解散して総選挙ということになろう。「維新」もこれに標的を合わせて国政に参加してきたのだろう。テレビの政治番組では、森喜朗元総理まで登場して、ああだこうだ、と政局をうらなっていた。橋下徹大阪市長からみれば”面白い”かもしれないが、国民はたまったものではない。もうすぐ東日本大震災から1年半になるが”震災復興が第一”と言っていた野田政権は、口先だけでよろよろしている。ここは、何よりも真っ先に民主党政権に退場願うことだ。