「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

                政治家のマナーの悪さ

2012-05-12 06:54:10 | Weblog
民主党の石井一参院予算委員長が大型連休中国会規則に反して8日間もフィリッピンへ渡航していた責任をとって委員長を辞任した。石井氏は昨年の東日本大震災の直後にも党の震災事故対策副本部長の要職にありながら、同僚議員とマニラでゴルフを楽しんでいたことが発覚、副本部長を辞任している。言ってみれば、同じような”前科”がある。何故こういった人物を予算委員長などに選ぶのだろうかー。これは国民の素朴な疑問である。

辞任表明した後の記者会見だろうか石井氏がテレビの画面に大写しされていた。僕はこれを見て石井氏の態度は、まるでヤクザの親分のように見えた。派手な服装はまあ良いとしても、右手をズボンのポケットに突っ込んだまま記者団に応対する姿はギャングの親分にも見えた。戦争中、中学生だった僕らの世代は、学校の規則でズボンのポケットは縫って閉じるよう命じられた。非常時に若者が手をポケットに入れて登校するとは何事かという理由からであった。

クールビズの季節である。国会中継をみると政治家もそれなりに苦労しているように見える。もともとクールビズは環境省が中心となって建物内の室温を規制して服装を簡素化することから始まっている。だから必ずしもネクタイにこだわる必要はないのだが、見ていると若い議員はノータイ、比較的年代の高い議員はきちんとネクタイをしめているようだ。僕はそれはそれでよいと思うが、他人に不快感を与えるようなマナーの悪さは慎んだほうがよいと思う。心のみだれは服装からというが、まさに石井氏の服装はそれであって、ゴルフ場へ行くにはよいが、予算委員長の服装ではない。