民主党の小沢一郎に対する検察審査会裁判で東京地裁が無罪判決を下したことを不服として検察官役3人の弁護士が昨日高裁へ控訴することを決定した。これにより小沢元代表の政治資金規正法違反をめぐる「白」か「黒」かの決着はまた先送りとなった。正直いって国民の大半はこの問題にうんざりしており、政治的な空白が生まれることを望んでいない。
今、日本の政治が前に進まず閉塞状態にある要因の一つは小沢元代表の「存在」である。民主党の常任幹部会は一昨日、この控訴決定にさきだって小沢代表の党員資格停止処分を撤回した。輿石幹事長は”挙党一致で山積する課題を乗り切るため”と処分撤回の理由として挙げている。が、果たしてこれによって党内の融和は図れるのだろうか。
野党は待ち構えたように小沢元代表の国会喚問を蒸し返してこよう。野田総理が政治生命をかけているという消費増税審議にも影響は必至だ。それより、小沢元代表は消費増税に反対しているが、党内融和のため、反対意見をひっこめ同意するのだろうか。
小沢元代表囲碁は大局を見るのが上手だと言われている。今は囲碁を楽しむ心境ではないのかもしれないが、現在の政治的行き詰まりを小沢元代表はどう見ているのか。一説には9月の民主党代表選挙に出馬し、起死回生を図るのではないかという説もある。しかし、もう悪いけれども小沢氏は過去の政治家である。大局を見て小沢氏は、政治家を引退すべきである。そのために周囲も引退への花道つくりをしたほうがよい。
今、日本の政治が前に進まず閉塞状態にある要因の一つは小沢元代表の「存在」である。民主党の常任幹部会は一昨日、この控訴決定にさきだって小沢代表の党員資格停止処分を撤回した。輿石幹事長は”挙党一致で山積する課題を乗り切るため”と処分撤回の理由として挙げている。が、果たしてこれによって党内の融和は図れるのだろうか。
野党は待ち構えたように小沢元代表の国会喚問を蒸し返してこよう。野田総理が政治生命をかけているという消費増税審議にも影響は必至だ。それより、小沢元代表は消費増税に反対しているが、党内融和のため、反対意見をひっこめ同意するのだろうか。
小沢元代表囲碁は大局を見るのが上手だと言われている。今は囲碁を楽しむ心境ではないのかもしれないが、現在の政治的行き詰まりを小沢元代表はどう見ているのか。一説には9月の民主党代表選挙に出馬し、起死回生を図るのではないかという説もある。しかし、もう悪いけれども小沢氏は過去の政治家である。大局を見て小沢氏は、政治家を引退すべきである。そのために周囲も引退への花道つくりをしたほうがよい。