反政府テロ組織RUFは、村の働き盛りの男を拉致しダイヤモンド鉱山で強制採掘させた。
男の子は拉致されたあと、少年兵としてRUFに強制的に加えられた。
そうして採掘されたダイヤモンドは密輸され、その膨大な金額はURFの活動資金となっていく。
国民の宝であるはずの貴重なダイヤモンドという資源が、国民のささやかな幸せを奪ってしまったのだ。
ここにも不幸な父親がいる。
家族を、息子をこよなく愛している父親、ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は、ある日村を襲撃してきたRUFによってダイヤモンド鉱山へと連れ去られる。
離れ離れになってしまった家族を思いながらも、ダイヤモンドを採掘する日々が続く。
最愛の息子がRUFの少年兵にされてることなど知るよしもない。
そんなある日、ソロモンは大きなダイヤモンドを見つける。
めったに採掘されることがないというピンク・ダイヤモンド。
人知れず地中に埋めたはずのダイヤモンドの存在が、実直な漁師だったソロモンを一人の男に引き合わせる。
ダイヤの密売人ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)にとって、そのピンク・ダイヤを手に入れることが人生の転機になるはずだった。
ピンク・ダイヤモンドをめぐって、人がいろいろな思惑で動き出す。
それぞれの真実を、願いを、ピンク・ダイヤモンドが叶えてくれるはずだった。
自然の恵みであるダイヤモンドが採掘され
美しく磨かれ
私たちの前に現れるとき
ほとんどの場合、それは幸せの象徴として現れる。
婚約指輪だったり
愛しい人への贈り物だったり
時には、いつもがんばっている自分へのご褒美だったりするかもしれない。
ダイヤモンドの輝きに胸をときめかせても
その原石が、どこでどのような形で採掘され
どのような経過をたどってここまでたどり着いたのか、
1度として考えたことはなかった。
「紛争ダイヤ」という
幸せとは似ても似つかない呼ばれ方をしているダイヤは
もしかしたら、私の耳にポッチリとかなり控えめに輝いてるダイヤのかけらにまぎれているかもしれない。
アフリカという広い大陸で
貴重な資源が国民を潤すどころか
戦争の道具に変わり、そして先進国がそれを煽って
アフリカの人々はいつも苦しんでいる。
ダイヤモンドの永遠の輝きに
人は何を求めるのか。
それはとても簡単で単純で、誰にでも手が届きそうなものなのに
なかなか手にすることが出来ない。
離れ離れになった家族を探し歩き
少年兵になった息子に、銃を突きつけられる父親の哀しい姿は見たくない。
命が消えかかるそのときに、
やっと自分が見つめる世界の美しさに気がつくような生き方はしたくない。
映画は、息をつく間もないような銃撃戦が続く。
内戦で傷つけあう人々と、その影に隠れてアフリカの資源を食いつぶそうとする先進国の姿が浮かび上がる。
2時間半という長さは、興味がそれるととたんに体のあちこちが痛くなりだすのだが、
この悲惨な事実の前では、その長さを感じる余裕もなかった。
こちらにもTB&コメントありがとうございます。
重いテーマを持った作品でしたけど
ただ重いだけじゃなくて
最後に希望を持たせるような終わり方なので
観ているこちらとしては、かなり救われました。
何度も言いますが(苦笑)
キャスト、それぞれの演技が素晴らしかったです。
もちろん、「カリビアン」も楽しみですが♪(笑)
遅ればせながらの私の観賞した作品を続けざまにみつけてしまい
まとめてのTBになってしまいましたm(__m)
とくにこの作品はキャスト、ストーリー、音楽と全てで、
今のところ一番です!
「カリビアン」も楽しみですが♪
悠雅さんもレオ様(笑)興味がなかったんですか。
私もレオ様人気が良くわからず
わからないまま美少年から「おっさん」に変化してしまって(ファンの方すみません)
今回、やっと魅力を認知いたしました。
遅すぎ?
いやいや、こんな一発逆転があるから映画を観るのが楽しいんですよね。
ジャイモン・フンスーは良かったですね。
ぜひぜひ、過去作品を観たいと思ってます。
レオ様(と呼んだこともないくらい)には
ほとんど興味もなく、それでも何本かは観て来たのですけど、
今回ほど、ずしんと響くものを感じたのは初めてでした。
いちばん期待していたジャイモン・フンスーは
今回もまたかっこいい男を印象的に演じてて、大満足です。
いい作品が多いので、是非、過去の作品もご覧になってくださいませ。
ふたりとも、オスカーを受賞しても何もおかしくなかったですね。
本当に、最近のアフリカを題材にした映画の多さには驚かされます。
どれもこれも自分の無知を思い知らされ
そして、もしかしたら自分自身がその片棒を担いでいるかも知れない事実に呆然とするばかりです。
レオ様。
レオ様、なんていっちゃいけないような演技でした。
うまい役者さんだとは思っていましたが
これほど深く胸に響いたのは初めてです。
紛争ダイヤについても全く知りませんでした。
映画では、戦闘シーンがかなり過激であった為、どの辺が演出なのかな。。。と考えてしまいましたが、少年兵は沢山存在して、皆銃を握っているのかと思うと胸が痛くなりました。
レオの演技は良かったですね。久しぶりにいい演技が観れました。
お!気合!ですか♪
いろんなところに気合が入ってますね(笑)
ルートマップ発見も「気合」の賜物ですね♪
パチパチ
気合です。
あ、シャトルバスのルートマップ見つけました♪結局は、それです。また、メールします。
試写会が続いてますね。
羨ましいです。
最近、アフリカを舞台にした映画が多くて
それはどれも事実を元に作られたもので
その事実の重さに、観終わった後はズシンと重いものが残ります。
でも、それだけではなかったですね。
希望が見える終わり方に救われました。
私も、レオ様の演技力は「ギルバート・グレイプ」で思い知らされたのですが
そこで止まったままだったのですよ。
まさしく①に当てはまるタイプの役者さんです。
②には。。たぶん。。ならないかなぁ。。(笑)
ま、いろんな楽しみ方がありますからね。
映画を観てると
「お気に入り」の俳優さんが増えてきて、
追いかけるのが大変です(笑)
私も、試写会に行ってきました。
こういう作品を観ると、
重い現実に愕然とするばかりです。
でも、人間ドラマとしても、良い作品だと思いました。
私も、レオ様は「タイタニック」以来、一度も観ていませんでした。
「ギルバート・グレイプ」で、彼の演技力を認識しました。
私の好きな俳優さんは2パターン。
①演じる役が魅力的で好きな人
②ビジュアル的に好みにピッタリはまる人
(どなたでもそうですか? 笑)
レオ様は、最近まさに①に当てはまってきました。
もちろん、ジョニーは①と②、両方です!(爆)
コメントありがとうございます。
そうですね。
ガチガチの社会派でもなく
時に立場の違う男同士の友情にほろりとさせられたり、くすっと笑いがこぼれたり。。。
レオ様、演技力は認めながらもいまひとつ興味が持てなかったのですが、なかなか良いですね♪
そして、もしかしたらそれ以上にジャイモン・フンスーが良かったです。
「イン・アメリカ」に出てた人ですよね。
ちょっと過去作品を観てみたくなりました。
こちらこそ貴重な時間を割いていただいてありがとうございました。
初試写会がこんな見応えのある映画で嬉しかったです。
私はダイヤが好きなので
。。なんか誤解をまねきそうな言い方ですが(笑)
ホントに申し訳程度のちっちゃいダイヤのピアスが好きなんですが
自分で働いて気に入ったピアスを見つけて買うときは
かなり幸せな気分になるんですよね。
そのダイヤが
もしかしたら誰かを不幸にしながら
私の元に来たのかもしれない、と思ったとき
小さなピアスを選ぶささやかな楽しみが、
とんでもなく悪いことのように思えました。
なんでも自分の目線でしか
考えられないところが哀しいのですが(苦笑)
自分が知らないうちに
遠い国の争いに加担しているかもしれないとしたら恐ろしいことですよね。。。
さて、
昨日は緊張のあまり
なにか暴言を吐いたり
目に余るような行動をとったりしてないか
ちょっと不安になったりもしてます。
これに懲りずに
またお付き合いしてくださったら嬉しいデス。
この映画、アフリカの抱える問題を
エンターテイメントの形で見せてくれる
見応え十分の作品でした。
ディカプリオの名演も忘れられません。
ありがとうございました。
チョコさんの記事、楽しみにしておりました。
・・・やはりさすがの記事です。
私はダイヤモンドに魅力を感じたことのない人間
なので、ましてこんな事実があるとは考えもしません
でした。
ダイヤの輝きは魅力的ですが、ときに誘惑的で、
その輝きに惑わされ、争いを続ける人間の愚かさと
悲しみが痛烈に胸に迫った作品です。
ダイヤモンドの美しさがもたらすものは。
いつでも幸せと希望だけではない。
そこにまとわりつく痛みと哀しみを・・・これからは
意識するようになるんだろうなと思います。