子供の夢を壊すな!の言葉に負けるな!
子供であるからこそ、善悪の判断を教えるべし。
判断を遅らした結果は、自分に降り掛かってきます。
夕刻の備忘録より転載です。
もう一昔、二昔、いやもっともっと前からであろうか、ひらがな書きに「君」をつけて商品名とする安易極まりない手法が定着したのは。もう終わるだろう、そろそろ飽きただろう、と思われるところから、さらに爆発的に拡がるのが、この種の奇妙なブームである。あの「カラオケ」にしたところで、初期のかなり大きなブームの直後に、「これは終わったな!」と皆が口にする程の低迷期があったのである。
「日本の侵略戦争が全てのはじまり」
長万部町のゆるキャラ「まんべくん」のツイッターに苦情殺到
北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」が、終戦の日を前に短文投稿サイト「ツイッター」で
「日本の侵略戦争が全てのはじまり」などとする書き込みを行い、同町に苦情が相次いでいることが16日、分かった。
同町は書き込みを委託していた業者に注意したといい、
「今後の対応については検討していきたい」としている。
同町によると、書き込みを行ったのは同町出身の会社役員の男性。
男性側からまんべくんのツイッターを始めたいと申し出があり、昨年10月から無償で行っているという。
男性は14日、ツイッターに「明日は終戦記念日だからまんべくん戦争の勉強するねッ!」と書き込み、
その後、「戦争のドキュメンタリー番組を見たッ!当時の日本は北朝鮮状態な件」
「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」「日本の犠牲者三百十万人。
日本がアジア諸国民に与えた被害者数二千万人」などと書き込んだ。
この発言がインターネット上で話題になり、15日から同町には「今回の発言は町の公式見解なのか」
などと苦情や問い合わせの電話が殺到した。
同町は同日、男性に電話で「思想にかかわることは色々な信条があるのでつぶやかないでほしい」と注意。
同町によると、男性は「迷惑をかけるかもしれないが、毒舌キャラで賛否両論があり、
応援してくれている人もいる」と釈明したが、その後「迷惑をかけた」と謝罪したという。
まんべくんのツイッターは毒舌で人気を呼んでおり、フォロワー(読者)は16日朝の時点で9万を超えている。
同町によると、これまでにも発言をめぐってネット上で物議を醸し、町に「暴言ではないか」などと苦情が寄せられることもあった。
同町総務課では「これまでは人気が観光振興につながっていることから、
発言をそれほど問題視してこなかった」と説明している。(2011.8.16 10:44)
テレビ、新聞その他マスコミ各社は、かき入れ時とばかりに一年分の「洗脳番組」をこの時期目掛けて大量投下している。
「この時期だから考えたい!」「今一度考えたい戦争」、「考えたい、考えたい、考えたい」と繰り返しながら、
「国民に何一つ考えさせず謝罪史観に染め上げる」、一筋に洗脳の道へとひた走る様々な企画を立ててくる。
何故「この時期だから考え」ねばならないのか。
この時期だから「祈る」べきなのではないか。
心穏やかに、静かに祈ることがもっとも重要な季節に、大音量で政治プロパガンダを垂れ流す。
言うまでもない、戦争は一国で起こせるものではない。
複数の国家の利害が錯綜する時、その解決の一手段として人類が、いや全ての生物が採用している「力の行使」である。
生物界の頂点に位置すると自ら任ずる人類が、この縛りからなお抜け出せないことを極めて残念に思うが、
必ず「相手がある話」を自国一国だけ切り出して、
その責任を云々するところに、非常ないかがわしさを感じるのである。
★ ★ ★ ★ ★
キャラクターが二次元に留まっている分には、大した影響はない。
しかし、それが着ぐるみとして三次元化し、遂には「ブログ・ツイッター」で語り出すとなると、
これは一個の人格を持った、非常に危険な存在になってくる。
元々このキャラクターを演じていた人物には、「芸風としての暴言」
を越えた相当の問題があったようであるが、
それ以上に深刻なことは、この種のキャラクターが新しい洗脳装置、
画面から抜け出してきた洗脳ロボットとして機能する可能性である。
子供達は、裏で大人がどんな遣り取りをしているのか、そんなことには関係無しに、
「○○くんに会いたい!」とせがむだろう。
そして、仮にこの種の問題発言を繰り返しているキャラクターだと親が知っていても、
せがまれれば連れていくだろう。
今もなお増殖中であるが、「擁護派」と称する人達が湧いてきて、問題をすり替え、
「子供の夢を奪わないで!」と叫ぶのである。
「侵略戦争云々」などと直接的な発言はしなくとも、前後の脈絡に何の関係も無く、
原爆と原発を同一視するような発想で「つぶやく」キャラクターは今後も登場してくるのではないか。
その悪影響は決して無視出来ないレベルにある。
要するに、「ゆるキャラ」は新手の洗脳装置になり得る。
そんな過激なことは言いませんよ、だって「ゆる」キャラだから、
と最初から「アリバイ作りの言い逃れが出来るネーミング」にしてあるのだから、
これは最凶・最悪の手法なのである。
もし仮に、人権救済法と「ゆるキャラ」が結び付けば如何なる事態が生じるか、考えただけでもおぞましい。
「ひこにゃん」がウケれば、次から次へと御当地キャラが作られて、
得られた僅かばかりの成果に興奮する首長が絶えないようである。
これは全て役所の怠慢、発想の貧困が原因である。
本来商店街が行うべき手法を役所が横取りして、町興しも何もあったものではない。
「裁判員制度をPRするため」に作られたという「さいばんインコ」なる着ぐるみには、
見ているこちらの方が絶望的な恥ずかしさを感じさせられたものである。
まさに役人の発想である。
彼等が国民をどう見ているか、どの程度の存在と考えているか、実によく分かる「作品」であった。
親しみ易さ、子供達へのウケの好さなどから、こうした練り込みの無い安易なキャラクターが今後も乱立するのであろう。
いい加減に何処かで歯止めを掛けないと、
毎度お馴染みの連中がこれを利用して双子のゆるキャラ「しゃざいくん」と「ばいしょうくん」を作り出しかねない。
当然その設定は、キムチが好きな仲良し兄弟であろう。
大宅壮一が喝破した「一億総白雉化」は今なお絶賛開催中である。
子供であるからこそ、善悪の判断を教えるべし。
判断を遅らした結果は、自分に降り掛かってきます。
夕刻の備忘録より転載です。
もう一昔、二昔、いやもっともっと前からであろうか、ひらがな書きに「君」をつけて商品名とする安易極まりない手法が定着したのは。もう終わるだろう、そろそろ飽きただろう、と思われるところから、さらに爆発的に拡がるのが、この種の奇妙なブームである。あの「カラオケ」にしたところで、初期のかなり大きなブームの直後に、「これは終わったな!」と皆が口にする程の低迷期があったのである。
「日本の侵略戦争が全てのはじまり」
長万部町のゆるキャラ「まんべくん」のツイッターに苦情殺到
北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」が、終戦の日を前に短文投稿サイト「ツイッター」で
「日本の侵略戦争が全てのはじまり」などとする書き込みを行い、同町に苦情が相次いでいることが16日、分かった。
同町は書き込みを委託していた業者に注意したといい、
「今後の対応については検討していきたい」としている。
同町によると、書き込みを行ったのは同町出身の会社役員の男性。
男性側からまんべくんのツイッターを始めたいと申し出があり、昨年10月から無償で行っているという。
男性は14日、ツイッターに「明日は終戦記念日だからまんべくん戦争の勉強するねッ!」と書き込み、
その後、「戦争のドキュメンタリー番組を見たッ!当時の日本は北朝鮮状態な件」
「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」「日本の犠牲者三百十万人。
日本がアジア諸国民に与えた被害者数二千万人」などと書き込んだ。
この発言がインターネット上で話題になり、15日から同町には「今回の発言は町の公式見解なのか」
などと苦情や問い合わせの電話が殺到した。
同町は同日、男性に電話で「思想にかかわることは色々な信条があるのでつぶやかないでほしい」と注意。
同町によると、男性は「迷惑をかけるかもしれないが、毒舌キャラで賛否両論があり、
応援してくれている人もいる」と釈明したが、その後「迷惑をかけた」と謝罪したという。
まんべくんのツイッターは毒舌で人気を呼んでおり、フォロワー(読者)は16日朝の時点で9万を超えている。
同町によると、これまでにも発言をめぐってネット上で物議を醸し、町に「暴言ではないか」などと苦情が寄せられることもあった。
同町総務課では「これまでは人気が観光振興につながっていることから、
発言をそれほど問題視してこなかった」と説明している。(2011.8.16 10:44)
テレビ、新聞その他マスコミ各社は、かき入れ時とばかりに一年分の「洗脳番組」をこの時期目掛けて大量投下している。
「この時期だから考えたい!」「今一度考えたい戦争」、「考えたい、考えたい、考えたい」と繰り返しながら、
「国民に何一つ考えさせず謝罪史観に染め上げる」、一筋に洗脳の道へとひた走る様々な企画を立ててくる。
何故「この時期だから考え」ねばならないのか。
この時期だから「祈る」べきなのではないか。
心穏やかに、静かに祈ることがもっとも重要な季節に、大音量で政治プロパガンダを垂れ流す。
言うまでもない、戦争は一国で起こせるものではない。
複数の国家の利害が錯綜する時、その解決の一手段として人類が、いや全ての生物が採用している「力の行使」である。
生物界の頂点に位置すると自ら任ずる人類が、この縛りからなお抜け出せないことを極めて残念に思うが、
必ず「相手がある話」を自国一国だけ切り出して、
その責任を云々するところに、非常ないかがわしさを感じるのである。
★ ★ ★ ★ ★
キャラクターが二次元に留まっている分には、大した影響はない。
しかし、それが着ぐるみとして三次元化し、遂には「ブログ・ツイッター」で語り出すとなると、
これは一個の人格を持った、非常に危険な存在になってくる。
元々このキャラクターを演じていた人物には、「芸風としての暴言」
を越えた相当の問題があったようであるが、
それ以上に深刻なことは、この種のキャラクターが新しい洗脳装置、
画面から抜け出してきた洗脳ロボットとして機能する可能性である。
子供達は、裏で大人がどんな遣り取りをしているのか、そんなことには関係無しに、
「○○くんに会いたい!」とせがむだろう。
そして、仮にこの種の問題発言を繰り返しているキャラクターだと親が知っていても、
せがまれれば連れていくだろう。
今もなお増殖中であるが、「擁護派」と称する人達が湧いてきて、問題をすり替え、
「子供の夢を奪わないで!」と叫ぶのである。
「侵略戦争云々」などと直接的な発言はしなくとも、前後の脈絡に何の関係も無く、
原爆と原発を同一視するような発想で「つぶやく」キャラクターは今後も登場してくるのではないか。
その悪影響は決して無視出来ないレベルにある。
要するに、「ゆるキャラ」は新手の洗脳装置になり得る。
そんな過激なことは言いませんよ、だって「ゆる」キャラだから、
と最初から「アリバイ作りの言い逃れが出来るネーミング」にしてあるのだから、
これは最凶・最悪の手法なのである。
もし仮に、人権救済法と「ゆるキャラ」が結び付けば如何なる事態が生じるか、考えただけでもおぞましい。
「ひこにゃん」がウケれば、次から次へと御当地キャラが作られて、
得られた僅かばかりの成果に興奮する首長が絶えないようである。
これは全て役所の怠慢、発想の貧困が原因である。
本来商店街が行うべき手法を役所が横取りして、町興しも何もあったものではない。
「裁判員制度をPRするため」に作られたという「さいばんインコ」なる着ぐるみには、
見ているこちらの方が絶望的な恥ずかしさを感じさせられたものである。
まさに役人の発想である。
彼等が国民をどう見ているか、どの程度の存在と考えているか、実によく分かる「作品」であった。
親しみ易さ、子供達へのウケの好さなどから、こうした練り込みの無い安易なキャラクターが今後も乱立するのであろう。
いい加減に何処かで歯止めを掛けないと、
毎度お馴染みの連中がこれを利用して双子のゆるキャラ「しゃざいくん」と「ばいしょうくん」を作り出しかねない。
当然その設定は、キムチが好きな仲良し兄弟であろう。
大宅壮一が喝破した「一億総白雉化」は今なお絶賛開催中である。