夕刻の備忘録より
世界には二百に及ぶ国があるという。どの国も自国に誇りを持ち、そのことを素直に表現する。
宗教や広く民族の名を以て語る場合もあるが、多くは国名によってその国民を呼ぶ。
「日本人ですか?」と訊けば、「ハイ!」と答える。
「アメリカ人ですか?」と訊けば、「イエス!」と答える。
「フランス人ですか?」と訊けば、「ウイ!」と答える。
「ドイツ人ですか?」と訊けば、「ヤー!」と答える。
ところが、「○○人ですか?」と訊けば、「差別だ!」と吠える。
そんな国が世界に唯一存在する。ただ国名を冠しただけで、民族名を冠しただけで、
通名・俗称の大好きな人々が、何故か大声で合唱する。理解不能の国である。
「自己紹介」の好きな人達は、日々自己紹介に励む。彼等の妄想に休みは無い。
米の「日本海」支持に当惑=与党から反発、外交力に批判も-韓国
【ソウル時事】米国務省が「日本海」単独表記を支持する方針を示したことについて、これまで「東海」の併記を主張してきた韓国政府は、当惑を隠せない様子だ。今後、巻き返しを図る意向だが、与党などからは反発や政府の外交力に対する批判も出ている。
韓国は、「東海」の表記は2000年以上前から使われており、19世紀に確立された「日本海」より歴史が古いとの立場。日本がアジアの強国となり、韓国を植民地支配した19世紀末から20世紀にかけて、国際的に「日本海」の呼称が広がったと主張してきた。
韓国の国歌「愛国歌」は「東海と白頭山が~」の一節で始まる。「東海」は愛国心の象徴であり、日本の支配を受けた国民感情からしても「日本海」の表記が認知されることは容認しがたい。
ただ、韓国が国際会議で「東海」表記を公式に提起したのが1992年の国連加盟後と出遅れたため、単独表記ではなく、併記を求めてきた。
それにもかかわらず近年、中国の公的機関や報道機関が「日本海」を使っていることが判明。さらに今回、同盟国の米国にさえも裏切られた形で、「結局、政府の外交努力が実を結ばなかった」(聯合ニュース)との見方も出ている。
韓国政府は米韓関係への影響を考慮し、表立った反発は控えている。外交通商省副報道官は9日の記者会見で「米国の既存の立場」とする見解を表明。「(外交努力が)失敗したとは言えない。努力を続ければ、われわれの立場が反映される時が来る」と平静を装った。
しかし、与党ハンナラ党の洪準杓代表は同日、スティーブンズ駐韓米大使に「わが国のアイデンティティーに関わる問題であり、必ず併記してほしい」と要請。与党幹部は「驚がくと怒りを禁じ得ない。政府は外交力を集中し、是正させなければならない」と述べると同時に、訪韓中の潘基文・国連事務総長に協力を求める考えを示した。(2011/08/09-17:57)
この記事から明らかなことは、「政府の外交力に対する批判」が出ていること、即ちこれは「事実を争う話」ではなく、政治的裏工作の末に何とか果実を得たいという彼等の思惑を、実に見事に「自己紹介」してくれている。建国百年にも充たない国家が、二千年前から使われていたことを主張するとは、一体何処の誰の話かということである。
そして毎度お馴染みの常套句「是正させなければならない」で結ばれている。あのアメリカに、あの合衆国様に「是正させなければならない」とは、相手の目を見てハッキリと言って貰いたいものである。絶対的な中立が前提であり、そのために「わざわざ途上国から選んでいる国連事務総長」にネジ込もうという辺りが、如何にも香ばしい。
★ ★ ★ ★ ★
ある俳優のつぶやきに端を発した「お台場騒動」は、何が何でも仕事を失いたくない三流芸人の点数稼ぎへと波及して、実に華やかである。訊かれてもいないことを、訊かれてもいない人間がしゃしゃり出てきて答える様子は実に滑稽である。
しかし、何時まで経っても洋行帰りしか自慢するものがない似非学者は、卑劣にも内外でその発言を使い分けている。聞けば、有志が「お台場を批判」し、でっち上げられた「○○ブーム」を糾弾するのは「人種差別」だそうである。それは国名を口にしただけで、「差別だ!」と騒ぐ連中と全く同じ発想である。
また、こうした発言を内に向いては言わず、英文で海外向けに流しているというのだから、本当に質が悪い。差別を声高に叫ぶ者ほど、差別的であることの典型例であろう。
未見の人に対しては紙上で精一杯に毒づいて見せる。そして、本人に会えば、まるで別人のように媚びを売る。これを基本戦略として、今日の地位を築いたらしい。大学にも所属せず、如何にも気軽に中身の無い話をする軽装の「小太り」中年。本人は自由人を気取っているつもりだろうが、これがまた本物の「御用学者」だから始末に悪い。
御用学者とは権力に媚び、世に阿る「曲学阿世の輩」を言う。所属や身なりの問題ではない。マスコミが、三権の外の追加の一つ、「第四権力」だと自称して久しい。そう、我が国においてはマスコミは権力なのである。しからばそのマスコミに棲み、右顧左眄する様は実に御用学者の鑑ではないか。
その愚かさは僅か一本の動画で明らかである。
これ以上の説明は無用であろう。
世界には二百に及ぶ国があるという。どの国も自国に誇りを持ち、そのことを素直に表現する。
宗教や広く民族の名を以て語る場合もあるが、多くは国名によってその国民を呼ぶ。
「日本人ですか?」と訊けば、「ハイ!」と答える。
「アメリカ人ですか?」と訊けば、「イエス!」と答える。
「フランス人ですか?」と訊けば、「ウイ!」と答える。
「ドイツ人ですか?」と訊けば、「ヤー!」と答える。
ところが、「○○人ですか?」と訊けば、「差別だ!」と吠える。
そんな国が世界に唯一存在する。ただ国名を冠しただけで、民族名を冠しただけで、
通名・俗称の大好きな人々が、何故か大声で合唱する。理解不能の国である。
「自己紹介」の好きな人達は、日々自己紹介に励む。彼等の妄想に休みは無い。
米の「日本海」支持に当惑=与党から反発、外交力に批判も-韓国
【ソウル時事】米国務省が「日本海」単独表記を支持する方針を示したことについて、これまで「東海」の併記を主張してきた韓国政府は、当惑を隠せない様子だ。今後、巻き返しを図る意向だが、与党などからは反発や政府の外交力に対する批判も出ている。
韓国は、「東海」の表記は2000年以上前から使われており、19世紀に確立された「日本海」より歴史が古いとの立場。日本がアジアの強国となり、韓国を植民地支配した19世紀末から20世紀にかけて、国際的に「日本海」の呼称が広がったと主張してきた。
韓国の国歌「愛国歌」は「東海と白頭山が~」の一節で始まる。「東海」は愛国心の象徴であり、日本の支配を受けた国民感情からしても「日本海」の表記が認知されることは容認しがたい。
ただ、韓国が国際会議で「東海」表記を公式に提起したのが1992年の国連加盟後と出遅れたため、単独表記ではなく、併記を求めてきた。
それにもかかわらず近年、中国の公的機関や報道機関が「日本海」を使っていることが判明。さらに今回、同盟国の米国にさえも裏切られた形で、「結局、政府の外交努力が実を結ばなかった」(聯合ニュース)との見方も出ている。
韓国政府は米韓関係への影響を考慮し、表立った反発は控えている。外交通商省副報道官は9日の記者会見で「米国の既存の立場」とする見解を表明。「(外交努力が)失敗したとは言えない。努力を続ければ、われわれの立場が反映される時が来る」と平静を装った。
しかし、与党ハンナラ党の洪準杓代表は同日、スティーブンズ駐韓米大使に「わが国のアイデンティティーに関わる問題であり、必ず併記してほしい」と要請。与党幹部は「驚がくと怒りを禁じ得ない。政府は外交力を集中し、是正させなければならない」と述べると同時に、訪韓中の潘基文・国連事務総長に協力を求める考えを示した。(2011/08/09-17:57)
この記事から明らかなことは、「政府の外交力に対する批判」が出ていること、即ちこれは「事実を争う話」ではなく、政治的裏工作の末に何とか果実を得たいという彼等の思惑を、実に見事に「自己紹介」してくれている。建国百年にも充たない国家が、二千年前から使われていたことを主張するとは、一体何処の誰の話かということである。
そして毎度お馴染みの常套句「是正させなければならない」で結ばれている。あのアメリカに、あの合衆国様に「是正させなければならない」とは、相手の目を見てハッキリと言って貰いたいものである。絶対的な中立が前提であり、そのために「わざわざ途上国から選んでいる国連事務総長」にネジ込もうという辺りが、如何にも香ばしい。
★ ★ ★ ★ ★
ある俳優のつぶやきに端を発した「お台場騒動」は、何が何でも仕事を失いたくない三流芸人の点数稼ぎへと波及して、実に華やかである。訊かれてもいないことを、訊かれてもいない人間がしゃしゃり出てきて答える様子は実に滑稽である。
しかし、何時まで経っても洋行帰りしか自慢するものがない似非学者は、卑劣にも内外でその発言を使い分けている。聞けば、有志が「お台場を批判」し、でっち上げられた「○○ブーム」を糾弾するのは「人種差別」だそうである。それは国名を口にしただけで、「差別だ!」と騒ぐ連中と全く同じ発想である。
また、こうした発言を内に向いては言わず、英文で海外向けに流しているというのだから、本当に質が悪い。差別を声高に叫ぶ者ほど、差別的であることの典型例であろう。
未見の人に対しては紙上で精一杯に毒づいて見せる。そして、本人に会えば、まるで別人のように媚びを売る。これを基本戦略として、今日の地位を築いたらしい。大学にも所属せず、如何にも気軽に中身の無い話をする軽装の「小太り」中年。本人は自由人を気取っているつもりだろうが、これがまた本物の「御用学者」だから始末に悪い。
御用学者とは権力に媚び、世に阿る「曲学阿世の輩」を言う。所属や身なりの問題ではない。マスコミが、三権の外の追加の一つ、「第四権力」だと自称して久しい。そう、我が国においてはマスコミは権力なのである。しからばそのマスコミに棲み、右顧左眄する様は実に御用学者の鑑ではないか。
その愚かさは僅か一本の動画で明らかである。
これ以上の説明は無用であろう。