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memorandum&curiosity

新内閣発足

2005年11月01日 19時27分41秒 | legal
いよいよ特別国会を経て、マスコミ注目の新内閣が発表されました。次期総理大臣の予想もいろいろな情報ソースをもとにたくさんの仮説を立ててみたりと、実質的な中身には触れていないように感じました。

今回自分が注目したのは、閣議後に法務大臣である杉浦法相が、死刑の執行命令に署名しないと発言したことです。
この発言の1時間後に発言を撤回したようですが、死刑制度のあり方を考えさせられました。

杉浦法相は、「他人の命を奪うということは、理由を問わず許すべからざることだ」という気持ちが根底にはあると述べ、現職の大臣が発言したことは、是非を問うまでもありませんが、この問題は非常に難しいことで、近代文明国家では死刑制度廃止の方向で進められているのも事実です。

杉浦法相の発言によると、トルコなどはEU(欧州連合)に加盟するために死刑制度を廃止しているほどだそうです。

前々から思っていたことですが、死刑と無期懲役のあいだには、大きいひらきがあって、被害者遺族の感情などを考えても軽率に死刑廃止という結論にはなり難いのも事実です。本当に難しい問題です。

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