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memorandum&curiosity

昨日の党首討論

2005年10月20日 07時00分17秒 | politics
昨日は、衆院選後初の党首討論がありました。今朝見た番組では、レベルが低い党首討論だったと辛辣な意見が出ていましたが、僕個人としては、好感の持てる内容だった気がします。(なぜマスコミが落第点を出すのか、真意はわかりませんが・・・)

以前から、民主党の前原さんが安全保障問題を得意分野にしていることは多方面の資料などで知ることはできていましたが、日米安保を軽視していないところは、今までの民主党党首と一味違うように見えました。(日本国民に目を向けている姿勢に安堵感をおぼえました)

さて、党首討論の内容ですが、中国が日米分断作戦を図っている節があるという、びっくりするような内容が飛び出てきました。この中国の動きをどう見るのか、小泉さんに見解を求めたことに対して、小泉さんは、「中国に日米関係を離間させようという動きがあることは承知している。私は、日米関係が良いほど、中国ともより良い環境を維持できると考えており、日米関係を多少損なっても他国との関係で補うという考えはとっていない」という見解を述べていました。(これを聞いて、へぇ~なるほど・・・と思いました)

さらに、付け加えて、「日米離間策に乗ってはいけないということを、前原代表もわきまえて欲しい」とも述べていました。この党首討論はNHKで放送されて、全国の国民も見ています・・・ということは、その党首の人となりも見え隠れするわけで、今回の前原さんの人となりも見られたわけで、自己アピールの場でもあると思いました。そういう意味では、前原さんに良い印象を持ちましたし、全国紙の社説などにも、画期的だったなどと、ポジティブな意見も見られました。

討論の割合は(全部で45分でした)、日中問題に7分、靖国問題に7分、残りの時間は日米同盟の重要性や、安全保障問題でした。個人的にも、安全保障問題を意識していたので、注意深く聞き入っていました。
よくよく聞いていると、安全保障政策については、共通の認識を持っているようで、野党第一党と安全保障政策が共通なのは、画期的だと言えます。