今度は、算数の話。
算数で、その概念を本当に理解しているかどうかは、子どもに文章題を作問させてみるととてもよくわかります。
たとえば、割り算なら…
28このあめがあります。
28÷4の式になる問題を2種類作りなさい。
この問題で2種類の作問がパッパッとできる子は、割り算の概念をしっかり理解していると言えるでしよう。
掛け算 → 「1あたり量」 × 「いくつぶん」 = 「ぜんぶの量」
この逆算が割り算です。
したがって…
「1あたり量」がわからない場合
「 ? 」 × 「いくつぶん」 = 「ぜんぶの量」
「いくつぶん」がわからない場合
「1あたり量」 × 「 ? 」 = 「ぜんぶの量」
の2パターンの問題が作れるはずです。
の解答例
28このあめを4人で同じ数ずつ分けると、1人分は何こですか。
「1あたり量」を聞いています。
これを「等分除」と言います。
の解答例
28このあめを1人に4こずつ分けると、何人に分けられますか。
「いくつぶん」を聞いています。
これは「包含除」と言います。
誤答例
× 28このあめを4こに分けると、何人になりますか。
「いくつずつ」=「1あたり量」ということがわかっていないです。
× 28このあめを4人で分けると何こになりますか。
惜しいですが、「同じ数ずつ」と「1人分は」が抜けています。
× 28このあめを4こずつに分けると、1人分は何こになりますか。
ここまでくると支離滅裂です。
単純に「国語力」「作文力」の無さで文章題が作れない子もたくさんいます。
が、それ以前にきちんとした「概念」を理解していない子が多いように思います。
開智では、掛け算の時と同様「1あたり量」「いくつぶん」「ぜんぶの量」を表にし、何がわかっていて今何を求めるのかを明確にして繰り返し教えているようです。
四則演算では、導入段階での「概念」理解が非常に大切。
「アルゴリズム」さえ身につければ、計算など後でいくらでもできます。
「アルゴリズム」とは、「同じ種類の計算や問題を解くときに,いつも使うことのできる計算方法や手順」のこと。
28÷4=7という「数の操作」がどんなにスムーズにできても、割り算の意味自体がわかっていなければ、何の意味もないのです。
ちなみに、小学校受験でも「等分除」「包含除」が出ます。
先日もあるママから質問があったので、まとめてみると…
10このあめを5人で同じ数ずつ分けると、1人分は何こですか。
その数だけ○を書きましょう。
「等分除」です。
でも、もちろん、幼児は10÷5の割り算なんて知りません。
そこで、トランプを全員に同じ数ずつ配るとき1人に1枚ずつ配りながら何巡かしますが、あの方法で解かせます。
あめを1人1つずつ、配っては消し配っては消しをして2巡すれば、1人分は2こになることがわかります。
10このあめを1人に2こずつ分けると、何人に分けられますか。
その数だけ○を書きましょう。
今度は「1人に2こずつ」とわかっているので、2こずつ円で囲んでいけば5人分とれることがわかります。
これが「包含除」です。
「お受験」の勉強は、こうして小学校の四則演算へとつながるのです。
算数で、その概念を本当に理解しているかどうかは、子どもに文章題を作問させてみるととてもよくわかります。
たとえば、割り算なら…
28このあめがあります。
28÷4の式になる問題を2種類作りなさい。
この問題で2種類の作問がパッパッとできる子は、割り算の概念をしっかり理解していると言えるでしよう。
掛け算 → 「1あたり量」 × 「いくつぶん」 = 「ぜんぶの量」
この逆算が割り算です。
したがって…
「1あたり量」がわからない場合
「 ? 」 × 「いくつぶん」 = 「ぜんぶの量」
「いくつぶん」がわからない場合
「1あたり量」 × 「 ? 」 = 「ぜんぶの量」
の2パターンの問題が作れるはずです。
の解答例
28このあめを4人で同じ数ずつ分けると、1人分は何こですか。
「1あたり量」を聞いています。
これを「等分除」と言います。
の解答例
28このあめを1人に4こずつ分けると、何人に分けられますか。
「いくつぶん」を聞いています。
これは「包含除」と言います。
誤答例
× 28このあめを4こに分けると、何人になりますか。
「いくつずつ」=「1あたり量」ということがわかっていないです。
× 28このあめを4人で分けると何こになりますか。
惜しいですが、「同じ数ずつ」と「1人分は」が抜けています。
× 28このあめを4こずつに分けると、1人分は何こになりますか。
ここまでくると支離滅裂です。
単純に「国語力」「作文力」の無さで文章題が作れない子もたくさんいます。
が、それ以前にきちんとした「概念」を理解していない子が多いように思います。
開智では、掛け算の時と同様「1あたり量」「いくつぶん」「ぜんぶの量」を表にし、何がわかっていて今何を求めるのかを明確にして繰り返し教えているようです。
四則演算では、導入段階での「概念」理解が非常に大切。
「アルゴリズム」さえ身につければ、計算など後でいくらでもできます。
「アルゴリズム」とは、「同じ種類の計算や問題を解くときに,いつも使うことのできる計算方法や手順」のこと。
28÷4=7という「数の操作」がどんなにスムーズにできても、割り算の意味自体がわかっていなければ、何の意味もないのです。
ちなみに、小学校受験でも「等分除」「包含除」が出ます。
先日もあるママから質問があったので、まとめてみると…
10このあめを5人で同じ数ずつ分けると、1人分は何こですか。
その数だけ○を書きましょう。
「等分除」です。
でも、もちろん、幼児は10÷5の割り算なんて知りません。
そこで、トランプを全員に同じ数ずつ配るとき1人に1枚ずつ配りながら何巡かしますが、あの方法で解かせます。
あめを1人1つずつ、配っては消し配っては消しをして2巡すれば、1人分は2こになることがわかります。
10このあめを1人に2こずつ分けると、何人に分けられますか。
その数だけ○を書きましょう。
今度は「1人に2こずつ」とわかっているので、2こずつ円で囲んでいけば5人分とれることがわかります。
これが「包含除」です。
「お受験」の勉強は、こうして小学校の四則演算へとつながるのです。