プログラムは、ものごとを順序立てて進めていくために整理されたことがらです。
紙に印刷されている演劇や音楽会のプログラムは、書かれている中身がだいじなので、折りたたまれた、あるいは綴じられた紙は、プログラムと呼ばれてもその本体ではありません。
コンピューター・プログラムも、記憶されている順序に従ってコンピューターを動かすので、その手順こそがプログラムだと考えることもできます。
しかし、手順にも、ことの運びの順序だけでない何かがあるでしょう。
書かれるときの共通の約束ごとや方法があって、それから外れていれば動いてくれず、外れていなくても遠回りの余計なことをさせていれば、速さが命のコンピューター・プログラムには不適格ということになります。
そんなこんなをひっくるめて、プログラムをモノ、オブジェクトの集まりと考えておくと都合が好さそう、そうしようというのが「オブジェクト指向」なのかなあという気がしてきました。