うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

tTeNanda Club :13 オブジェクト指向

2019年04月24日 | ソフトいろいろ

パソコンのプログラムは、つい何年か前まではCDという形の見えるものに入れて売られていました。
CDの前はFD、フロッピーディスクと呼ばれる円盤が固い板に挟まれていました。
ガチガチの板が防護用ジャケットと気づくまでは、これがなぜフロッピーディスクなのか、なぜヘロヘロに柔らかい円盤と名付けられているのか、変な名前と思っていました。
時代をもう一つさかのぼると、名前の由来が見えてきます。
固いジャケットに収まるまでは、もうすこし径の大きい1.42倍のもの、さらに一代前は、その1.6倍の径のものが薄いプラスチックのジャケットに入っていて、総体が名前どおりフロッピーだったのです。

いまではCDに入ったプログラムはもう旧式で、番号の入ったカードの形で売られています。
ネット販売でカードの形さえないものもあります。

そういうプログラムを買った場合、形はなくてもやはりモノを買った気分になれるかどうか、カードの形さえないのならそれはもうモノではなく「利用権」という権利を買っているのだという見方もできるでしょう。

では、プログラムを自分で作った場合はどうでしょうか。
自分で作ったものには利用権などいりません。
プログラム売買を利用権売買と決めつけてしまうと、このあたりで話が合わなくなります。

そうなるとプログラムはやはりモノだなあという気分になります。
そんなことで、プログラムをモノとして考えてみようというのがオブジェクト指向の入り口で、いいやモノではないと頑張っていると、オブジェクト指向のプログラム作法を会得することが難しくなりそうな気がします。

 

 

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