昨日は夕方から今帰仁村祭りを見に行った。会場は今帰仁村役場の近くで「道の駅」の裏にある広場だが、私が小学校の頃は北部製糖工場の池があって、時々釣りをして遊んだ場所である。守衛に見つかると怒られるので、こっそり工場の敷地内に入り、巡回に来ないか注意しながら釣るのはスリルがあった。池にはドラム缶を連結した筏が浮かんでいて、それに乗って竹竿で押し、池を移動するのも楽しかった。まわりは木麻黄で囲まれてい . . . 本文を読む
本書には昨年行われた9・29県民大会のことが、ほんの少しだけ出てくる。本書で議論されている内容からして、もっと論じられてもよさそうだが、参加者は2万人だった、といういつものデマで小林がケチツケしている程度だ。ただ、一点集中的に取り上げられているのが、県民大会での二人の高校生の発言である。
沖大教授の宮城能彦は、「あとがき」でこの高校生の発言を取り上げ、自分の日記に書いたという〈稚拙な詩〉を載せ . . . 本文を読む
「風流無談」第13回 2008年7月5日付「琉球新報」朝刊掲載
十年ほど前に父から、南京陥落を祝う提灯行列に参加した話を聞いたことがある。小学校の一年生で祖父に手を引かれて参加したそうだが、途中で祖父とはぐれて迷子になってしまい、そのために余計にその日のことが記憶に残っていると話していた。ヤンバルの今帰仁でも行われたくらいだから、当時は沖縄の各地域で提灯行列が行われ、南京陥落を祝う行事がくり . . . 本文を読む