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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

ゲート前の座り込み抗議とK4護岸工事の状況

2018-07-05 23:56:13 | 米軍・自衛隊・基地問題

 5日(木)は朝から強い風雨で海が荒れ、海上行動は中止となったので、ゲート前に行き1回目の資材搬入に対する座り込み抗議行動に参加した。雨のなか80人ほどの市民が座り込んだが、機動隊に強制排除され、砕石を積んだダンプカーや生コン車がゲートに入っていった。

 昨日4日はゲート前と並行して本部町の塩川港でも抗議行動が取り組まれ、ガット船にいつもの3分の1程度の砕石しか積み込ませなかったとのこと。K4護岸とN3護岸がもうすぐつながろうとしている今、砕石を搬入させない行動がよりいっそう重要となっている。

 機動隊と一体となって、今日も市民弾圧に加担しているのがアルソック(綜合警備保障)だ。歩道で抗議する市民を囲い込み、機動隊の代わりを果たしている。新基地建設の利権に群がるこういうヤマトゥ企業の増長を許してはならない。黙っていればどんどん付け上がって、当たり前のように市民を規制してくる。

 ゲートの向かいにある監視カメラの視界を確保するため、その前の樹木がバッサリと切られている。市民弾圧のためなら自然破壊など気にしないのが沖縄防衛局や米軍の憲兵隊だ。

 沖縄県警・機動隊の弾圧が厳しいなかで、精一杯の抗議を続けている皆さんには頭が下がる。2014年7月にゲート前の抗議行動が始まってから4年が過ぎた。ゲート前でも海でも行動を持続するのは並大抵の苦労と努力ではない。

 午前11時過ぎにK4護岸の工事の様子を見に行った。松田ぬ浜に近い側では、コンクリートブロックを運んできて設置する作業が行われていた。クレーンの吊り下げ方からして被覆ブロックではない。どういう工事なのか遠目には細かいところが分からなかった。

 K4護岸の辺野古岬側では、被覆ブロックの設置が行われていた。

 他の箇所ではショベルカーが天端の整備を行っていた。

 来週最接近する台風8号は、6、7号よりも勢力が強くなる予報だ。その前にできるだけ工事を進めようと、沖縄防衛局は作業員に無理をさせているようだ。海が荒れてカヌーや船が海に出られないのをいいことに、さらに杜撰な形で工事を進めかねない。要注意だ。


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