海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

7月1日の高江の様子

2013-07-01 21:40:58 | 米軍・自衛隊・基地問題

 沖縄防衛局はノグチゲラなど希少鳥類の営巣期間である3~6月は、ヘリパッド建設工事を行わないとしてきた。今日7月1日から工事が再開されることを警戒して、県内外から多数の人が監視行動に集まった。前日6月30日には「高江座り込み6周年集会」が開かれていて、集会参加後高江に泊まりこみ、早朝から駆けつけた人も多かった。

http://www.qab.co.jp/news/2013070144418.html

 N4、メインゲート、N1と3カ所に分かれて監視行動にあたった。午後、雷とともに俄雨が降ったが、沖縄の日差しは強い。行動に参加される皆さんは、暑さ対策はもちろんのこと、ブヨなどの虫刺されにも注意した方がいい。

 この日、沖縄防衛局や作業員は表立った動きを見せなかった。今日は多くの参加者があることを沖縄防衛局は当然予想している。明日以降、人が減るのを見越して押しかけてくるつもりだろう。今回はN1とN4の2カ所で工事が予定されており、監視行動にもそれだけ人手が必要です。反対運動の力を割いて工事を強行しようとする沖縄防衛局の狙いを許さないためにも、高江での監視・阻止行動にご参集を!

 監視行動の合間に少し高江の森を歩いた。小さな沢の斜面にコバノミヤマノボタンが10株ほど花を咲かせていた。沖縄島北部の固有種で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。世界でもやんばるの森でしか見られない可憐な花である。ヘリパッド建設によってこういう貴重な植物が失われていく。植物を愛する皆さん、高江のヘリパッド建設に反対しましょう。

 


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