海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

台風一過の辺野古の海

2014-10-07 18:41:40 | 米軍・自衛隊・基地問題

 7日は1週間ぶりに辺野古の海をカヌーで漕いだ。台風一過で日が差すと温かいが、濡れると肌寒さを感じる季節となった。いつも援助してくれる船は陸揚げされたままなので、リーフ内での練習となり、6番航路標識をまわって平島に向かった。沖への潮の流れが速く、初めて平島を目ざすメンバーは苦労していたが、それでも全員が平島まで無事到着した。

 平島では潮に流されたメンバーに、海上での位置の確認の仕方(山立て)が指導されていた。カヌー隊全体の力量を高めるために、カヌーの漕ぎ方や辺野古の海の状況などを互いに学び合っている。しばらく休憩をとってから、辺野古の浜に戻った。

 帰りはフロート沿いに辺野古の浜を目ざした。途中、パドルが底の砂に着くほど潮が引いていた。1ヶ月前、連日スパッド台船に抗議行動を行っていたことを思い出す。深場での海底ボーリング調査に抗議するためには、浅場以上に漕ぐ力が必要となる。1艇でも多くのカヌーが大浦湾で行動できるように、日々の練習に参加してほしい。

 7日は新しい軽トラックがテント村2に届いた。カヌーの搬送に使用する軽トラックが増えて、準備や片づけも時間が短縮される。全国の皆さんの支援によるもので、深く感謝したい。

 

 


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