海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

炎天下、進められるK4護岸工事に抗議。

2018-06-27 23:34:29 | 米軍・自衛隊・基地問題

 27日(水)は午前がカヌー6艇、午後が7艇、抗議船は終日2隻で海上行動を行った。ほかにカヌー2艇で初心者練習を行った。

 全体は午前、午後とK4護岸の辺野古岬側の工事に対し、オイルフェンスを越えて抗議した。私の方は午前中、初心者と一緒に航路付近や豊原の浜、K3護岸近くの浅瀬など広範囲を漕いで回った。ある程度基本的なことを学んだら、量をこなさないといけない。カヌーは漕いだ分しかうまくならない。

 旧暦の5月14日で、潮が引くとK3護岸近くの浅瀬はカヌーでもやっと漕げるくらい。海草の間にナマコやヒトデが点在するが、このような海草・藻場が護岸で閉めきられようとしている海域にも広がっている。ジュゴンの餌場であり、多くの生き物の棲息地である海の草原が日々破壊されているのである。

 K4護岸の松田ぬ浜側では、間を50メートル開けた状態にし、両側から護岸を伸ばすのを一時中断している。今日は向かって右側の先端部に根固め用袋材が設置され、捨て石を投下した部分を保護していた。その後は天端の鉄板を敷き直し、砂利を敷く作業などを行っていた。向かって左側では、被覆ブロックの設置が行われていた。

 午前中、K2護岸の真ん中あたりで、排水用のパイプ・ホースを設置しているらしい作業も行われていた。海水を循環させて護岸内部の稀少サンゴを保護するという。四方を護岸で囲っておきながら、欺瞞もはなはだしい。これが沖縄防衛局のいつものやり方だ。

 K4護岸の辺野古岬側では、午前中は捨て石の投下、午後は被覆ブロックの設置が行われていた。今日は暑さが厳しく、炎天下、N3護岸に向かってK4護岸を伸ばす工事が進められた。

 今日は25日の海上座り込みの際に上げられた決議文を持って、ヘリ基地反対協が沖縄県に申入れと激励を行った。そのために那覇に行ったメンバーもいて、海上に出たカヌーメンバーは少なかったが、何度もオイルフェンスを越えて抗議の意思を示した。

 


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