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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上監視活動/津波警報で工事も止まる

2024-04-03 22:58:51 | 米軍・自衛隊・基地問題

 4日(水)はカヌー3艇と抗議船1隻(平和丸)で海上から工事の様子を監視した。

 午前8時2分頃、カヌーで松田ぬ浜を出発した。平和丸に乗るため航路近くまで漕いだが、沖の方を米軍ヘリ4機が低空で訓練していた。

 波が高いので大浦湾に出るのはやめて、辺野古崎付近でK6護岸建設の様子を監視した。

 この日は午前8時30分頃、ガット船4隻が大浦湾に入った。

 天端の鉄板をはずして投下した砕石をバックホー叩き、均していた。クローラークレーンの足場を造り直しているようだった。

 その作業がまだ続きそうで、風も強くなってきたので半時間ほど様子を見て引き上げた。

 午前9時頃、カヌー3艇が松田ぬ浜に戻った直後、サイレンが鳴り響き津波警報が発令された。

 沖縄島では午前10時頃に3メートルの津波が来る、とのことで急いでカヌーと船を片づけ高台に避難した。

 午前10時42分頃、豊原の高台から見た辺野古側埋立工区の様子。

 さすがに工事も止まり、人の姿は見えなかった。

 辺野古新基地建設では、3・11東日本大震災のあと、護岸の高さがL字型擁壁も入れて8メートルまで引き上げられている。

 しかし、大浦湾側の滑走路建設予定地下に辺野古断層、埋め立て地の外縁そばに楚久断層と、二つの断層が伸びている。

 能登半島地震のニュースの中で、海底の活断層はほとんど調査されていない、との記事が報じられていた。

 軟弱地盤に活断層という、本来は造るべきでない場所で新基地建設が強行されている。

 その予算は私たちの血税から出ている。これから10数年、予算と時間を浪費しても普天間基地が返還される保証はない。

 滑走路が短い辺野古新基地は固定翼の輸送機が使えず、普天間基地の「代替施設」にはなり得ないのだ。

 ゼネコンと軍需産業を儲けさせ、普天間基地の長期使用を図る辺野古新基地建設というまやかしを、1日も早く終わらせないといけない。

 


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