海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

雨で午前中のみの海上行動となる。

2016-01-08 23:56:20 | 米軍・自衛隊・基地問題

 8日は朝、カヌー10艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船は平和丸1号と辺野古に基地をつくらせないぶるーの船の2隻が出港した。

 大浦湾ではスパッド台船とクレーン付き台船で引き続き海底ボーリング調査がおこなわれている。

 この日は長島の近くまで来てからすぐにフロート内に入り、スパッド台船に対して抗議行動をおこなった。辺野古側から入ったメンバーは、海保のゴムボートが対応できず、全艇が長島の先を越えて大浦湾側に回った。そこから先はスパッド台船の前にオイルフェンスがあり、海保のゴムボートが待ち構えていて、飛び込んだ海上保安官に途中で拘束された。

 松田ぬ浜まで海保のゴムボートで運ばれたあと、抗議船に乗って長島近くに戻った。この日は午後から雨の天気予報で、午前中で海上行動を終えた。この季節、雨に濡れて長時間カヌーに乗るのは、体調を崩しかねないのでやむを得ない。

 島の岩場ではジャーナ(苦菜)の花が満開で、雨雲に覆われた冬景色に黄色が鮮やかだった。花と台船の様子を見ながら昼食をとり、抗議船に乗って浜に帰った。

  雨の降る寒い1日にもかかわらず、ゲート前でも海でも多くの人が見返りを求めず、献身的に抗議行動を支えている。ゲート前のテントで宿泊当番をしている皆さんをはじめ、早朝から夜間まで活動している人たちに感謝したい。

 


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