写真は4月28日に撮影したものである。第4ゲートから辺野古弾薬庫周辺で進められていた森林伐採が、第2ゲート方向に向けても進められている。
第2ゲートから第4ゲートにかけて木々が伐採されている丘の裏側は、美謝川切り替えの新たな水路が造られる所だ。歩道側からは様子が見えないが、これから第2ゲート周辺の木々もすべて伐採され、美謝川切り替え工事に向けた準備が進められるのだろう。
辺野古弾薬庫側の谷間には単管が大規模に組まれ、新ゲート(商業用ゲート)建設の工事が進められている。
2月中旬の工事開始時期と比べ、景観が一変している。大量の木々が伐採され、見るも無残な状態となっている。
歩道沿いでは金網のフェンス設置が続けられていた。
現在、国道329号線沿いでは高圧電線の地中化工事が進められているが、その現場近くには以前から辺野古弾薬庫のゲートがある。そこまで木々の伐採が行われ、工事用の仮設道路が造られつつある。
辺野古弾薬庫にはかつて核兵器が貯蔵されていた。現在は撤去されたことになっているが、沖縄の施政権返還時に「核持ち込み」の密約が日米間で交わされている。
すべては米軍優先の沖縄で、改修工事が行われた辺野古弾薬庫に将来、核兵器貯蔵の動きが顕在化するかもしれない。
ここでも「復帰」50年の醜悪な光景が露出している。