海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

トーィユー、ウミピヨシ、レイシなど

2021-06-05 23:38:09 | 生活・文化

 実家の池には白と紫の2種類のスイレンが咲いているのだが、白い方は午前中で花が閉じてしまう。暑くなり池ではトーィユーが活発に動き回っている。

 トーィユーは子どもの頃から飼ってきた。家の近くにマーハーという泉があり、そこで捕ってきたきたトーィユーをマヨネーズの瓶や水槽に入れて楽しんでいた。

 以前、韓国に行ったときに聞いたら、韓国でも生息しているとのこと。日本ではタイワンキンギョという名称で売られているが、台湾、沖縄、韓国と東アジアの子どもたちに親しまれてきた魚なのだろう。

 庭でウミピヨシ(イソヒヨドリ)のメスが、カニベンサ(カナブン)を何度も地面に叩きつけてバラバラにしてから食べていた。嘴に黄色い部分が残っていて、巣立って間もない鳥かと思った。カニベンサも子どもの頃、よく捕まえて遊んでいた。

 カラスにだいぶやられてしまったが、枝に残ったレイシを収穫して作業の合間に食べている。楊貴妃が好んだことで知られている果実で、沖縄では昔からよく食べられてきた。亜熱帯の自然の豊かさの証だ。

 


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