海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

『眼の奥の森』刊行

2009-05-25 23:55:59 | 生活・文化
 『季刊 前夜』に連載した「眼の奥の森」が一冊にまとめられ、影書房から刊行された。第1回は除いて、第2回から12回までで一つの作品にしている。値段は1800円。ご一読いただけると有り難い。
 なお、詳しい問い合わせは影書房へお願いしたい。
 

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2 コメント

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お礼 (京の京太郎)
2009-06-15 17:43:02
プロのライターの方の文章を、ブログで読ませてもらっているばかりではと、十日ほど前に四條に出る用事がありましたのでジュンク堂により購入し読ませて頂きました。店の奥の本棚の中の陳列ではありましたが、背表紙を見せての陳列ではなく、表紙を表にして何冊も前後に重ねて置いてありました。手前に空間がありましたのですでに何冊かはその日の陳列分でも売れていたようです。
普段、小説を読む趣味を持つ者ではありませんが、一気に読んでしまいました。うちなあ口の語り口のイントネーションが、私には読みとれないのが残念です。今帰仁言葉で書かれてあるのでしょうか?
 忘れていた事がわさわさと心のなかに舞い上がってしまいました。小説を読むということはこういう事なのかと思いつつ、過去の自分の中の悪意を反復する日々を過ごしています。
 
 今後とも、益々のご活躍、ご健康を願っております。
 
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沖縄文学って (ある大学生)
2010-02-07 19:11:20
学校の文学リテラシーみたいな授業のレポートでこの本が課題図書になったことから読みました。

戦時下の沖縄の様子を忘れまいと人々の声を拾う活動は確かに尊いのですが、それとともに一人の証言のなかにどれほど個人の想像や価値観が記憶を作り上げているかということがありありとわかりました。

そういった意味で、複数の視点から共通の事実を描き出し事実の性格既存の調査活動の死角をも埋めてくれる、文学の可能性を発見した気持ちです。
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