海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古新基地建設を許さない!ゲート前で続く市民の座り込みと抵抗

2019-04-10 23:45:23 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10日は風が強く、海が時化ていたので海上行動は中止となった。カヌーチームは手分けして地域に衆議院3区補選のチラシ配布を行った。その合間にキャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。

 水曜日は安和の琉球セメント桟橋で、土砂積み込みに対する大行動が取り組まれる。そのためゲート前の参加者が少なくなってしまうが、埋め立てを少しでも止めようと、市民の粘り強い抵抗が続いている。

 3月からゲート前の警備担当がアルソックからテイケイに替わった。テイケイは高江や安和でも警備を担当し、沖縄の基地利権に群がる日本の大手企業の一つだ。

 顔を見れば一目でみなヤマトゥンチューだと分かる。自分が金を儲けさえすればれば、ウチナンチューは基地の犠牲になってもかまわない。そういうヤマトゥンチューが海でも陸でもうじゃうじゃいる。くさりむんぬちゃーが。生活のためと言い訳する者が多いが、生活のない人間がいるか。

 

 被覆ブロックや消波ブロックを制作するための生コン車や、K8護岸の捨て石に使用される砕石を積んだ車両が列をなして入っていく。工事車両が集中するために一般車両を巻き込んで渋滞が発生する。

 ゲート前から排除されたあとは、沿道で抗議が続いた。安和の琉球セメント桟橋も海が荒れ、ガット船が接岸できなかったということで、安和に行っていたメンバーがゲート前に移動してきた。車による抗議も加わって、工事車両の出入りが簡単にできなくなった。

 抗議行動が行われている間も米軍の演習が行われている。国道下のトンネルを通って、海兵隊員たちが射撃訓練場に歩いていく。辺野古や豊原、久志の集落に射撃音が鳴り響いた。

 午前10時50分頃、豊原の高台から辺野古側の埋め立て工事の様子を見た。②-1工区では大型クレーンで消波ブロックの設置作業が行われていたが、雷の音がしたのでブームを下ろしていた。

 瀬嵩の海岸から見ると、K8護岸でも被覆ブロックの設置を一時やめてクレーン車のブームを下ろしていた。

 午後は雷雨の予報だったが、思ったよりも天気は崩れなかったので、消波ブロックや被覆ブロックの設置が再開された。K8護岸の被覆ブロックは上段が36個積まれている。1個が約2・5メートルとして、被覆ブロックの部分だけで約90メートルまで伸びた。

 K9護岸では午前11時頃に土砂を積んだランプウェイ台船の入れ替えが行われたようだった。

 午後1時半過ぎから豊原の高台や瀬嵩の海岸から埋め立て工事の様子を見た。K9護岸で陸揚げされた土砂が②-1工区と②工区に運ばれて海に投入されていた。

 ②工区では仮設道路側の投入場所では埋め立て作業が行われていたが、K1護岸の投入場所では今日も埋め立て作業はなかった。

 大浦湾には航安丸とmarumasa3号の2隻のガット船が停泊していた。marumasa3号は座礁事故を起こしたあと、ずっと同じ場所で停泊している。

 K9護岸に接岸しているほかにランプウェイ台船は2隻待機しているが、1隻は半分ほど土砂が積まれ、もう1隻は空の状態だった。

 

 

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