晴耕雨読で住まいを造ろう

都会を離れ農的暮らしをしながら、日々住まいについて考え、家造りを家族と共にDIYで実現させた日記・・その後

室内の通風

2006年02月24日 |  設計の仕事
 しばらく話題が遠のいたので、再び建築系の話題に戻すことにしよう。

と言っても自宅の設計は仕事の合間にやっつけているため進んでいないので、過去に私がやってきた、いわゆる施工実績(?)などを紹介していこうと思う。まぁたいした事はやってないが、多少なりともアイデア集くらいにはなるか・・ナ?

欄間を押しだした状態 通常はこの状態で扉を開け閉めする

 この写真は工事途上の生々しい写真だが、1階の居間と玄関ホール(階段室と同じ空間)にある建具。室内の通風を良くするために出入口扉の上部を同一材で天井まで作り欄間としている。
(左が欄間を開けた状態で右が通常の閉じた状態)

通常なら無目材が扉と欄間の間にあるのだが、これをなくしてすっきりしたデザインで納めてある。縦枠に金物を仕込み欄間の下端を手で動かすことで飛行機のフラップのように動き隙間ができる。つまり扉を閉めた状態で通風が確保されるので寝室などのプライベートルームにも使える。

街中に建つ家の1階は防犯も考えなきゃだめだしプライバシーも確保したいというので、意外と窓がとりにくい。今回の家も同じ理由から階段の上の小窓から自然光を落し、居間側からも光が届くように扉の両脇にガラススクリーンを設けた。こうしておくと夜中でもむやみに電灯をつけずとも階段の上がり降りはできる。ガラスはフイルムをサンドイッチした合わせガラス(既製品がある)を使い、もしもの事故に少しでも被害が少なくなるように考えてある。あいにく竣工写真はお見せできないが。。

 なお、この建物を建てたときは24時間換気は義務付けされていなかった。気密も大切だが通気を基本とすれば、そうむやみやたらと機械に頼らずとも、春や秋の季節であれば十分住みやすくなるとの考えで設計した家だった。


 また突然話が変るけど。
 荒川さん、金メダル! おめでとう。よかったね。表彰台で君が代を口ずさんでいるのがとっても良かった。と、小沢昭一的におじさんは手放しで喜ぶのであった。



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コメント
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