コメリでストーブを26日(土曜日)に購入する時はお店の男性が二人掛かりで軽トラ車に積んでくれました。
他にもストーブ台にするための煉瓦やステンレスの煙突も購入、これに伴いお店の軽トラを借りたのですが、家に戻ってからが大変。
私と細い妻の腕ではとても持ち出せるものではない(こうなることは予想はできたけど)。
そこで車の荷台の上で鋳物ストーブを分解して運び降ろしました。
同梱されている取扱説明書では、もともと半分くらいは自分で組みたてるような事が書いてありますが、実際は組み立て完成品。もしかしたら店頭に並べるために組上げてあったのかもしれない。
翌日ウッドデッキの上で組立てをしました。
その過程で、このストーブの仕組みを説明してみます。
これは底板とロストル・・実はロストルの向きが反対。後で気がつき二度も組み直すというドジな事をしてしまいました。
それと解体する時ロストルがどうしても外れず不思議に思ったのですが、二度組み直してみて、ようやく単独で外せることが分かりました。
だってそうでしょう。保守のためにロストルを外すのに、底板まで外さないとダメなんて、絶対におかしいと考えるのが普通でしょう。
でも、その外せる位置関係は微妙で、それを知るまでは知恵の輪クラスの難しさでした。
内部正面見えるのがバッフルボードと呼ぶエアーチャンバー部。もちろん底板とグラスファイバーロープ(白い横一文時の線)で密封されます(すこしアバウトな感じではあるが)。
上の方の小さな穴から空気が供給され、炎の不完全燃焼を防止する仕組み、と同時に背面の外部温度を下げる効果もあると思われます。
分かります?
このストーブは壁面設置を前提にしている品物なので、四方八方に熱を放射するのではなく、壁面側温度を少しとはいえ下げる工夫があるのです。
幾つかに分割された鋳物はワッシャーとボルトで締め付けます。への字に曲げたスプリング式のワッシャーなので、きつく締めあげる必要はないと思われます。と言うのは火を入れた場合の熱膨張に対応させるのが良いのではないかと・・、この事について取扱説明書には書いてありませんでした。
でも使い始めの 慣らし運転 の手順は書いてあり、なかなかの対応だと思いました。
この写真はロストルをパズルのように内部に入れ、その下に灰受け皿をセットするところ。
まぁ、これっぽっちの灰受けですから・・ねぇ
そうそう、底部には予め砂か灰を入れなさいと書いてあります。
昔、母が夏の終わりにストーブを設置するとき、ストーブの底に砂を入れていたのを思い出しました。冬場でも煙突の掃除、薪運びなど、北海度ならではの日課だったのが今じゃ灯油ストーブ(FF方式)ですから、スイッチ一つ、灯油も無くなりかけたら電話一本で配達でしょう。。。。
人間って利便性を貪欲に求めて生きていく動物なんですねぇ~。
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